【カナダ 高校留学】バンクーバー:バーナビー教育学区

子供が長期留学に行きたいと言い出したら・・

子供の意思を尊重し、保護者としてできるだけサポートしてあげたいと考えますよね。

でもこの円安が続く中、費用がどれくらいかかるのか気になる方も多いと思います。

今回のブログでは留学させたいけれど費用をできるだけ抑えたいという場合の選択肢のひとつ、カナダの公立校留学についてご紹介します。

カナダの公立校

公立校が95%を占めると言われるカナダには多くのSchool Board (教育学区/委員会)が存在し、それぞれの学区に複数の公立校が所属しています。日本と違い高校卒業までが義務教育のカナダでは住んでいる場所の学区にある公立校に通学するのが一般的です。そのため公立校には様々な生徒が在籍することになり、卒業後に就職を目指す生徒向けのより実践的な科目からAPと呼ばれるカレッジレベルのコースまで幅広い科目の選択肢が用意されています。

滞在はホームステイとなり、滞在先である家族の一員としてルールを守りながら生活することが期待されます。カナダは様々なバックグラウンドを持つ人々が住む多様性に満ちた多文化国家です。一般家庭に滞在する機会を多いに活用し、ホストファミリーとたくさんコミュニケーションを取ることでカナダの文化や習慣を学べるだけでなく、英語力向上にもつながります。

バーナビー教育学区

今回ご紹介するバンクーバーは日本から直行便で約9時間半とアクセスもよく、カナダの中では温暖な気候で留学先として人気のある地域です。

バンクーバー空港から30分ほどのBurnaby 地区には8つの公立高校があり、生徒数は900~1900名と学校によって規模が異なり、それぞれの学校に約8~12%の留学生が在籍しています。

高いアカデミック・スタンダードを誇るバーナビーにはカナダでも最大規模のフレキシブルなAPコースが提供されている他、2年間に渡ってリサーチを行うAPキャップストーンと呼ばれるプログラムもあります。またビジュアル・アーツやパフォーミング・アーツ、更にはアウトドア教育やスペースサイエンスなど、生徒の知的好奇心を満足させる様々な選択肢が用意されています。またバーナビーでは留学生を対象に3つのレベルに分かれて英語のサポートを提供しているほか、学校開始前のオリエンテーションを実施しています。

バーナビーはどんなところ?

★街と自然が融合した住みやすいエリア

★バンクーバー空港から約30分とアクセスが良く、スカイトレインも走っていて利便性が高い地域

★過ごしやすい気候:冬は零下になることはほとんどなく、夏も30度を超えることはまれ

バーナビー教育学区概要

地域バンクーバー、バーナビー
ホームページhttps://studyinburnaby.ca/secondary-program-8-12/
 留学生向けの英語サポート               あり
対象学年8~12年生(中学2年~高校3年)
費用CA$18,375(10か月)/ CA$9,313(5か月)
留学開始時期9月または1月末
留学期間1セメスター(5か月)、1年、高校卒業まで
費用に含まれるもの出願料、授業料、医療保険
費用に含まれないもの航空券、アフィニティサポート費用、海外送金手数料、学生ビザ申請費用、その他ビザ申請にかかる費用、お小遣いや通学にかかる個人的な費用
備考バーナビー教育学区ではホームステイの手配は行っていないため、個別に外部の専門機関を通じて申込みを行います。
ホームステイ費用の目安:CA$17,000~(10か月)
            CA$9,000~ (5か月)
※上記費用に含まれるもの:ホームステイ手配料、ホームステイ滞在費、食費、ガーディアンシップ費用
※学費、およびホームステイ費用について、予告なく変更となる可能性があります。

スポーツ&クラブ

スポーツは、サッカーやフットボール、テニスや陸上など3つのシーズンに分かれて提供されていますが、バスケットボールやアイスホッケーなど特定のスポーツ・アカデミーに属してプレーすることも可能です。また週に1~2回の頻度で集まる生徒主導のクラブは各学校に多く存在し、気軽に参加できるものも多く生徒同士のつながりを深め、交友関係も広がります。さらに校内のイベントや下級生のサポートを行う、地域の奉仕活動に参加するなど、リーダーシップの機会も豊富にあるため進学にもプラスとなる貴重な経験となるでしょう。

一日の流れ(平日)

08:00~09:20Aブロック
09:25~10:45Bブロック
10:55~12:15Cブロック
12:15~12:55ランチ
12:55~14:15Dブロック
14:20~15:40Eブロック

こんな生徒に向いている!

✔ 留学生活を通じて、カナダの多様性や異文化理解を深めたい

✔ 学校生活で提供される様々な機会を活用し、これまで取り組んだことのない活動にチャレンジしたい

✔ ホストファミリーと日々のコミュニケーションを通じてカナダの文化や生活習慣を学びたい

ギャラリー

まとめ

短期留学と違い中高生の長期留学には大きな勇気と覚悟が必要となりますが、留学生活を通して得られる語学力や行動力、自立性はその後の進学やキャリアに大きな影響を与えます。また様々な文化的背景を持つ人々の中に身を置くことで、日本人としてのアイデンティティーや異文化理解の重要性を深く考える機会にもなり、国際社会で生きる上で重要視されるソフトスキルが自然と身につくことも留学で得られる貴重な財産となるでしょう。

「長期留学をしたい/させたいけれど、どんな選択肢があるのかわからない」、「どんな手続きや書類が必要なのか知りたい」という方はぜひお気軽にお問合せください!

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PROFILEこの記事をかいた留学カウンセラー

イギリス留学を経て英語系出版社の留学部門でカウンセラーに。 長年、主に小中高生の短期留学や公立・ボーディングスクールの出願・サポートに携わってきました。 英語力ゼロの子供たちが留学で自信をつけ、試練を乗り越え成長する過程を見守ることに誇りとやりがいを感じています。 「もし自分が送り出す側/留学する側なら?」と当事者目線を大切に、目的や希望を丁寧に伺い、留学という大きな決断をサポートします。