こんにちは。
前回の記事、私の海外体験記〈カナダ経験談&失敗談〉に続き、今回はイギリス(ロンドン)についてお話したいと思います。
カナダ出国前に、経由地であるアメリカの入国ができないかもしれない・・・というピンチをなんとか脱した森山は、2016年9月にイギリスのヒースロー空港に降り立ちます。
以前にも渡英経験はあったため、「なんとかなるやろー」の精神で入国審査を終え、空港内のCAFFE NEROでまったり茶しばき。
ヒースロー空港内、早朝7時、これから始まるイギリス生活にワクワクしていました。
この後色々な失敗を犯すことも知らずに。(笑)
起動しないSIMカード
留学にしろワーキングホリデーにしろ旅行にしろ、まず空港に降り立ったら次の目的地に移動しますよね。
地元の空港であればネット環境などなくても家に帰ることは出来ますが、外国の空港から行った事もない滞在先に向かうわけですから、やはりインターネットは使えるようにしておきたいところ。
空港から離れてしまうと、Wi-Fi難民になることはわかっていたので、ヒースロー空港内の自動販売機で売っているSIMカードを購入することにしました。
日本から持参したスマートフォンのSIMロックを解除していれば、海外のSIMカードを差し込むとで、簡単に電話やインターネットを使うことができます。
とても便利な時代ですね。
※SIMカードによって、プリペイド式の物や使い捨ての物、電話番号が有るもの無いもの等の違いがあります。購入前には各自確認するようにしてください。
私は入念に下調べしていましたので、今後のことを考えTop up(積み増し)ができる電話番号付きの物(Three)で購入しました。
しかし、SIMカードを差し込み、しばらく放置しても、まったく使える気配がありません。
本体の設定を変えないと使えない、等の情報も得ていたので色々試してみましたがどうにもならず・・・(涙)
結局ヒースロー空港内で、Google Mapのスクリーンショットを撮りまくり、滞在先まで向かうこととしました。
※その後、ロンドン市内の電子機器を取り扱っている路面店にて、£5払い、SIMカードは使えるようになりましたが、その際、店員の中年男性に店の奥に連れていかれそうになったので、あわてて店を飛び出しました。正規販売店以外を利用する際はお気を付けください。
途方もない家探し
私は、以前イギリスにて語学留学をした経験があります。
ホームステイも学生用シェアフラットも経験したことがあったので、自力で家探しは出来ると思い、語学学校を予約せずに、安めのホテルを1週間だけ予約しました。
感想としては、とても大変でした。
こんなことなら、ホームステイ付の語学学校を1、2週間でも予約した方が良かったと思いました。
なぜならば、新生活を始めるということは何かと準備が必要だからです。
なかでも、
・BRPカード受取り
・NI Numberの取得
・銀行開設
等は必須です。
また、実際に行った、短期での家探しの苦労としては、
・家の情報が多すぎて絞り込みが大変
・家賃相場の正当性判別や比較が意外と大変
・ビューイング(内覧)の予約をオーナーさんと調整する必要がある
・オーナーさんの都合と移動の時間を考えると1日に複数個所回れないこともある
・写真で見てたより家が汚い&古い(臭い)
・日系代理店に頼んでみたけど、担当者が変な人だった(実体験)
・家賃1ヶ月分のデポジット(頭金)+1ヶ月分の家賃をキャッシュで要求されることがある
(個人で家を貸している人はクレジットカードでの支払いができないことがほとんどです。到着後すぐにキャッシュで約£600~£1200準備できますか?銀行はまだ開設していませんよね?口座があったとしてもATMで1日に引き出せる金額に上限があるのはご存知ですか?)
家が見つからずに焦った私は、予約していたホテルのチェックアウト前日に、あるオーナーの家に3ヶ月住む契約を行いました。
そのオーナーが、日本人と再婚を狙う中年男性で、日本語を理解していないにも関わらず怪しい日本の宗教を信仰している人だったということを知らずに・・・・・。
家探しは焦らず、慎重に行ってください!
ロンドンでの仕事探しは簡単で大変
仕事探しは簡単で大変って矛盾していますよね。
私が言いたいのは、仕事探しは、
「仕事を選ばなければ、到着したその日にでも見つかります。」と、いう事です。
*日本食レストラン等
しかし、専門職やオフィスでの仕事となると、面接を受けたり、ポストに空きが出るまで待つ必要が出てきます。
私自身、国家公務員歴約10年というガッチガチの事務職経験者でしたが、
せっかくのワーホリだから今までとは違うことをしたいと思い、
・飲食
・販売
・不動産
・金融
・保険
・教育
等、様々な業種に挑戦しました(もちろん面接で落ちたものもあります)
海外だからこそ、日本人が重宝されるという恩恵にあやかることもありましたし、
万国共通であるうまい話には裏があるという経験もしました。
生活の基盤を一人で固めることに必死になっていた私は、焦りや不安に駆られながら仕事探しに奮闘していました。
学校に通いながら味方(先生や友達)がいる状況であれば、私の仕事探しはもっとリラックスしたものだっただろうなぁ・・・と今だからこそ思います。
必死に頑張って苦しかったあの頃を後悔はしていませんが、同じ気持ちを他の人が味わう必要はないので、私の反省が誰かの参考になればと思います。
遠距離恋愛を終え国際恋愛に!
私には当時お付き合いしていた日本人の男性がいました。
私がカナダに行き、そのままイギリスに行くとなると2年以上の遠距離恋愛になってしまいますし、まぁ色々ありましてお別れしました。(←ざっくり。笑)
そこから私は国際恋愛というものを体験します。
・日本人は海外でモテるらしいよ!日本でパッとしない人(平安顔)もモテるらしいから大丈夫だよ!
・海外では一重のぽっちゃり日本人が人気らしいよ!やったね!
等と、悪意のある応援を頂きながら海外での恋愛を楽しんで参りました。(笑)
日本人女性が海外でモテるという事に関しては、賛否両論ではないでしょうか。
確かに、
・大和撫子と言われる日本人女性に憧れる
・日本人女性は優しく面倒見がいい
という、妄想に近い憧れを抱いている男性は多くいました。
また、日本人に興味がなかった殿方と数回お食事をした後に、
「僕は今まで日本人女性のすばらしさを知らなかったよ!これからは日本人女性ともっと出会いたい!!」
と言われたこともあります。
自己主張をはっきりと行う西洋の女性と比べ、日本人女性は自分の意見を胸に秘め、相手を思いやる能力に長けているからではないでしょうか。(意見を強く言わないため、何を考えているか分からないと思われるケースもあります。)
もちろん、おもてなしの精神や、細やかな気遣いを高評価してもらえているというのも事実です。
例えば私の知人の日本人女性は、イギリスでのホームパーティに呼ばれた際、
「そろそろ旦那さんが帰ってくるから、夜ご飯を作りに帰るわね。」と言ったところ、ホームパーティに参加していた男性陣に大変感動されたそうです。
「聞いたかい?彼女は旦那の食事の為に家に帰るんだぞ?なんて優しいんだ!やっぱり日本人の女性だな・・・!」
と。
日本でモテる人は、海外でもモテる!日本でモテないからといって、海外でうつむく必要は全くない!!(調子に乗る必要もない。笑)
ロンドンのように移民の都市では、見た目でとやかく言うことの方がばかげています。
恋愛面においてだけではなく、自信を持って交友関係を広げていきましょう!
※日本人というだけで近づいてくる怪しい人にはご注意ください。自分の身は自分で守ることが大切です。
ご質問&ご相談承ります
私はたくさん失敗を重ねてきましたが、自身のワーホリを後悔したことはありません。
仕事を辞めたことも、退職金と貯金があっというまに無くなってしまったことも、恋愛に傷ついたことも、全て今の自分の為に必要なものだったと思っています。