イタリア語はどこで学べるの？

イタリア国内のほか、スイスのイタリア語圏でもイタリア語の習得は可能です。
イタリアは南北に長く、地方によって若干の訛りや方言もありますが、外国人にイタリア語を教える語学学校では標準語を習いますので、そこまで心配はいらないでしょう。

イタリア語の検定試験

イタリア語の検定試験として日本で一番知名度があるのはイタリア語検定。
ただし、イタリア語検定は日本以外の国ではまったく知られておらず認知度もありません。

イタリアや海外でも認知度の高い検定試験はシエナ外国人大学(Universita’ per Stranieri di Siena)が実施している「CILS（チルスと発音）Certificazione di Italiano come Lingua Straniera)」で、イタリア政府が認定する試験の中で最も有名な試験と言われています。

CILSはイタリア外務省から公式に認定されており、多くのイタリアの大学では、入学の際CILS認定証（B2レベル）が必要です。
受験資格は特にないので、誰でも挑戦することができます。
学歴証書や学位証明書を提出する必要もありませんし、また高いレベルの受験を申請する際に、それより下のレベルのCILS合格証明を取得している必要もなく、日本でも受験が可能です。

イタリア語を学べる町は？

地方色の強いイタリアは都市によって町の性格が大きく変わります。ご希望の留学スタイルや現地で学びたいことなどによって、おすすめの都市を案内することが可能です。

ローマ Roma

イタリア北西部に位置する「永遠の都」ローマ。
イタリアの首都であるこの町にはローマ大帝国の歴史が市内の至るところに残ります。独立国であるバチカン市国にはカトリック教会の総本山、サンピエトロ大聖堂がそびえ、歴史や文化の中心として発展を続けています。
市内にはメトロが2本通るほか、バスやトラムが町中を走ります。

見所：コロッセオ、バチカン市国、スペイン広場、ナボーナ広場、テベレ川
名物：カルボナーラ、ピッツァ・アッラ・ロマーナ

フィレンツェ Firenze

イタリア北西部のトスカーナ地方に位置するフィレンツェ。
ルネッサンス発祥の地としても知られ、町の至るところにルネッサンスの影響を垣間見ることができます。
町のランドマーク、サンタマリアデルフィオーレ大聖堂（通称ドゥオーモ）を始めとする赤レンガ造りの町並みは花の都の名にふさわしい上品さを感じます。

見所：サンタマリアデルフィオーレ大聖堂、ヴェッキオ橋、ウフィッツィ美術館、ジオットの鐘楼
名物：ビステッカフィオレンティーナ、キャンティワイン、トリッパアラフィオレンティーナ

シエナ Siena

トスカーナ州の南東部、フィレンツェからは南へ約50kmのところにあるシエナは中世の姿をとどめる旧市街が「シエナ歴史地区」として世界遺産に登録されています。
シエナの人は訛りのないピュアなイタリア語を話すと言われていることから、きれいは発音を学ぶためにシエナヘ語学を勉強しに来る方もいるそうです。

見所：カンポ広場、プッブリコ宮殿、シエナのドゥオーモ、パリオ
名物：手打ちパスタピーチ、トスカーナワイン

ミラノ Milano

イタリア北部に位置するミラノはイタリアの工業、商業、金融そしてモードの中心地でもあります。
ゴシック建築の代表作であるドゥオーモやレオナルド・ダ・ヴィンチによる「最後の晩餐」が残るサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会などの歴史を感じつつ洗礼されたファッションの聖地でも有るこの都市はモダンと歴史が融合した魅力を感じます。

見所：ドゥオーモ、ガレリア、スカラ座
名物：ミラノ風カツレツ、パンツェロッティ（揚げピザ）、ミラノ風リゾット

ベネチア Venezia

イタリア北部に位置する海上都市ベネチア。水の都と呼ばれるこの都市はアドリア海に面した湾にできた入り江の上に築かれています。島内には車や自転車、バイクの乗り入れができないので、交通機関は水上バスや水上タクシーという独特の生活スタイルを持ちます。

見所：サンマルコ広場、ドゥカーレ宮殿、リアルト橋、ゴンドラ
名物：イカ墨パスタ、魚介のフライ

トリノ Torino

2006年冬季オリンピックが開催された都市として有名なイタリア北西部に位置するトリノ。
イタリア統一後最初の首都、そしてフィアットの城下町としても知られてています。またトリノがあるピエモンテ州はスローフード発祥の地としても有名で、料理やワインの勉強をしに来るかたも多くいます。

見所：モーレ・アントネリアーナ、自動車博物館、国立映画博物館、エジプト博物館
名物：ヘーゼルナッツ、アルバの白トリュフ、ビチェリン、タヤリン（パスタ）

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