【海外留学も視野に】子どもの英語教育はいつから? – 高校&大学進学の準備 –

近年海外留学に行く人の年齢層が、年々低年齢化している傾向にあります。
「小学生、中学生の時に海外留学を経験している」、というお子さんを持つご家庭も増えてきているのではないでしょうか?
早いうちから英語を学ぶことに本当にメリットがあるのかを、高校留学、海外大学(院)進学に精通している留学会社の視点よりご紹介いたします。

こどもの英語教育の適切なタイミングは?効果的なスタート時期

英語はできるだけ早く始めたほうがいいと言われるのが一般的ですが、実際には子どもの成長に合わせた適切なタイミングがあります。
年齢ごとの最適な学習方法や、留学・英会話のベストなスタート時期について解説いたします。

【0〜3歳】音に敏感なゴールデンタイム – 英語の音に慣れる「黄金期」

  • 赤ちゃんの耳は、母語・第二言語問わず「音」に敏感な時期。
  • 英語の歌や絵本、アニメなどを活用して「英語の音」に触れさせるのが効果的。
  • 発語を強制するのではなく、英語を聞く環境を作ることを意識する。

おすすめの学び方
英語の歌やアニメ、英語の絵本の読み聞かせ等で、英語のリズムに触れさせることがおすすめです。
英語を、意味ではなく「音」として楽しむことができる環境づくりを意識しましょう。

オンライン英会話の効果はある?

3歳以下のお子さんの場合、画面越しのやりとりに興味を示さなかったり、じっと座っていられず集中力が続かないことを考えると、一般的なオンライン英会話レッスンは難しいです。

ですが、0〜3歳は親のリアクションにとても敏感な時期。
親が一緒に楽しんでいる姿を見せることで、お子さんも興味を持ちやすくなる傾向があります。
お子さんに「継続的に英語に触れられる日常習慣」を与えたい、という場合は、「学ぶ」より 「感じる・楽しむ」ことに重点を置いたレッスンを親子で受講すると効果的です。

4~6歳】遊びながら英語を楽しむ時期 – 言語の土台を作る「吸収期」

  • 母語と並行して、第二言語も自然に吸収しやすい時期。
  • 簡単な英語のフレーズをリズムに乗せて覚えることができるようになる。
  • 体験型の英語学習(英語での遊び、オンライン英会話など)を開始するタイミング。
  • 「英語」=「楽しい」と感じさせることが重要。

おすすめの学び方
英語で遊ぶ(歌・ダンス・簡単な会話)機会があれば、積極的に参加させてあげましょう。
(ネイティブとの会話の機会があれば◎!)
自宅では、英語の絵本読み聞かせなども活用し、親子で楽しみながら学習をスタートすると良いでしょう。

オンライン英会話の効果はある?

4〜6歳は、発音やリズムなど「耳からの言語習得」に非常に優れている時期であり、恥ずかしさが少なく、間違いを恐れずに発話できるので、オンライン英会話がかなり効果的になってくる年齢です。

個人差はあるものの、10〜20分くらいなら画面を通じた会話にも集中できる時期。
最初は短めのレッスン時間(15〜25分)を受講し、集中力が持つ時間内に収めることで成功体験がを増やしましょう。

その際、親のサポートは「軽め」でOKです。
お子さんが自分で先生とやりとりできるように徐々に促し、「英語を聞くこと」「英語を話すこと」に抵抗がなくなることを目的とするのが重要です。

【6~12歳(小学生)】会話力を伸ばす絶好のタイミング – 論理的思考が芽生え始める「言語の発展期」

  • 文字の読み書きができるようになり、フォニックス学習(英語の文字と音を学び、英語のつづりと発音を結びつけて正しく読むことができるようになるための学習法)に適した時期。
  • 短期留学やサマーキャンプなどの「実践的な体験」が効果的。
  • 日本語の基礎がしっかりしているので、バイリンガルの素地を作りやすい。
  • 読み書き・語彙力・文法的な理解が育つ。

おすすめの学び方
フォニックス学習やリーディング学習をスタートしましょう。
英語を実践する機会(夏休みの短期留学等)で、他国の子どもたちと楽しく交流ができるよう、英語での簡単なやり取り・自己表現を練習すると良いでしょう。
英語教室や、オンライン英会話で本格的に英語を学ぶのもおすすめです。

オンライン英会話の効果はある?

この年齢は「聞く・話す」だけでなく、「読み・書き」も伸ばしやすい時期のため、オンライン英会話はかなり効果的です。

小学生になると、言語のルール(文法・語順・時制など)を理解できるようになり、「なぜ英語ではそう言うのか」という説明に対し納得して吸収できるようになります。
また、英検やTOEIC、学校の成績など、目に見える目標を設定する機会が増えるため、自発的に英語学習に取り組むお子さんも多いです。
ただ、お子さんが無理やりやらされている感を持つと逆効果となるため、親が見守りつつ、「本人の自主性に任せる」スタンスがベストです。

小学校に通いはじめると、学校行事や習い事で忙しくなりますが、オンライン英会話の場合、スケジュールが柔軟であることが多いため、気軽に英語を習慣化できたり、国際感覚を身につけることができます。

【13歳(中学生)以降】本格的な英語力を養う時期

  • 文法理解が進み、長文の読解やスピーキング力を鍛えられる。
  • 海外留学や、現地校体験がスムーズにできる。
  • 海外インターンシップやボランティア活動で、実践の場を増やすのも有効。

おすすめの学び方
学校では、読み書きや文法知識の習得が多くなる傾向にあります。
リスニングやスピーキングなどの実践英語力を補完するために、英語塾やオンライン英会話教室などを利用するのもおすすめです。

学年学び方
中1〜中2英語に「慣れる」+英語で自己紹介・日常会話に挑戦
中3〜高1英検・入試対策を意識しつつ、会話表現の幅を広げる
高2〜高3進学やキャリアを見据えた実践英会話に挑戦
オンライン英会話の効果はある?

学校の英語授業だけでは、アウトプットが足りない傾向があります。
(中学・高校の英語学習は、試験対策重視になることが多く、実践的な練習が不足しがちです。授業の進行によっては、1人の生徒が1回も話さず授業が終わることも。)
英語を話せるようになるには、「科目」として捉えるのではなく、「コミュニケーションの手段」としての意識を持つ事が重要です。

その点、オンライン英会話では、1対1でたっぷり話すことができるため、発音、イントネーション、表現のフィードバックがリアルタイムで受けられ、学校ではできない実践的な英会話が経験できます。
「英語が通じた」という体験が、学習意欲や英語に対する自信を育てることにもなるので、学校の英語授業の補完として、オンライン英会話を取り入れるのは非常に効果があります。

▲子供から大人まで受講可能。マンツーマンのオンライン英会話です。(1レッスン=25分)

留学は何歳から?留学目的によって留学方法を見極める

海外留学と一口に言っても、じつは様々な留学方法があることをご存知でしょうか?
お子さんの経験値、個性、語学⼒によって、ベストな留学方法は異なります。
どのステージの留学プログラムへ挑戦するかを考えることは、⾮常に重要になってきます。

STEP 1語学の習得・異文化交流
語学留学 | 教師宅ホームステイ | ジュニアホリデープログラム…etc

語学の習得、海外生活の中での自己成長、外国人とのコミュニケーションを通して
自己表現の大切さを学びます。
STEP 2語学をツールにしたプラスアルファの学び
正規留学 | 現地校体験入学

アカデミックな教科を学ぶための基礎的な語学力が求められます。
将来の方向性を見極めながら、目標に向かって突き進む力や主体性を習得します。
STEP 3専門知識・リーダーシップスキルを会得
大学・大学院・インターンシップ
グローバルな環境で専門知識を深め、多様な価値観や文化を理解し、幅広い知識や
柔軟な考え方を身に付けます。
多様性のある環境で、リーダーシップを発揮できる人材を目指します。

《 語学留学 | 教師宅ホームステイ 》特徴・おすすめの年齢

語学留学 | 教師宅ホームステイとは?
語学留学とは、海外にある語学学校で語学習得を目的としたプログラムです。
自分の好きな時期、期間で留学することができる王道の留学方法。
日本の夏休み期間、春休み期間や、在籍校を休学し長期の留学をすることも可能です。
語学学校により、ジュニアコースや、大人と一緒に授業を受ける一般英語コースなどもあります。

教師宅ホームステイとは、教師の家で英語の個別レッスンを受けながらホームステイ滞在をするプログラムです。
朝食から就寝まで1日の時間を先生とその家族と一緒に過ごします。
ご自身のペースで英語を学び、苦手分野にフォーカスしたレッスンが受けられるのも魅⼒。
レッスン後は、ローカルアクティビティもあり、先生と一緒にその国の文化体験もできます。

参考:
語学留学も教師宅ホームステイも親子留学OK!
お子さんが、語学学校のジュニアコースに参加している間、保護者様は一般英語コースを受けて頂き、放課後は一緒に観光を楽しんでいただくことも可能です。
(親子で教師宅ホームステイの場合、どちらかの英語レベルにあわせて、一緒に授業を受けていただきます。)
留学期間
1週間〜長期可(国によってビザ要件が異なります)
留学時期
通年開講(土日祝を除く)
入学条件
特になし
おすすめの年齢
引率付きのプログラムの場合:6歳前後〜
引率なしのプログラムの場合:13歳〜
*アフィニティのジュニア留学サポートのお引き受けは、13歳以上とさせていただいております。(単独留学の場合)

《 ジュニアホリデープログラム 》特徴・おすすめの年齢

ジュニアホリデープログラムとは?
ジュニアホリデープログラムとは、春休み・夏休み・冬休み等の長期の休暇の時期に合わせて、18歳以下のジュニア向けに期間限定で実施される留学プログラムです。
世界中から集まる同世代の学生と一緒に、英語学習やアクティビティを行うことで、実践的に英語を使いながら異文化交流を行うことが目的となります。
滞在方法は、各プログラムによって異なりますが、ホームステイや学生寮での滞在が一般的です。
留学期間
1週間〜(期間限定)
留学時期
春休み、夏休み、冬休み
入学条件
特になし
おすすめの年齢
引率付きのプログラムの場合:6歳前後〜
引率なしのプログラムの場合:13歳〜
*アフィニティのジュニア留学サポートのお引き受けは、13歳以上とさせていただいております。(単独留学の場合)

《 現地高校体験 》特徴・おすすめの年齢

現地高校体験とは?
現地高校体験とは、現地の生徒と一緒に、現地の高校の授業を受けることができる体験プログラムです。
英語をツールに、現地の生徒との交流を行ったり、海外での生活体験をすることが目的となります。
現地校の授業では、日本の学校にはない教科の授業を受けることもあるため、短期留学の場合でも有意義な時間を過ごして頂けます。
放課後は現地校のクラブ活動に参加をしたり、ホストファミリーとの時間を過ごします。
留学期間
2週間〜24週間(国によって異なります)
留学時期
現地校のアカデミックカレンダーに準ずる
(国によって異なりますのでご相談ください)
入学条件
・英語能力試験
・在籍校の成績評価や出席率
おすすめの年齢
13歳〜
※現地校体験の受け入れは、一般的にセカンダリースクール(Secondary School:中学や高校にあたる中等教育機関)となります。
*アフィニティのジュニア留学サポートのお引き受けは、13歳以上とさせていただいております。(単独留学の場合)

《 現地高校への正規留学 》特徴・おすすめの年齢

現地高校への正規留学とは?
現地高校への正規留学とは、現地生徒と同様に、教科・科目の授業内評価、学内試験を通して単位を取得する留学です。
現地の高校を卒業後、そのまま海外大学進学を希望される方も多いです。
正規留学中は、現地の学校生活で良い成績を収めることはもちろん、周囲の友達と交友関係を築くことも重要なポイントとなります。
親元を離れて生活をすることになるため、お子さんには自立心が求められ、保護者様のも過剰なサポートをしすぎないよう、事前の心構えが大切になってきます。
留学期間
1ターム(学期)〜卒業まで
留学時期
現地校のアカデミックカレンダーに準ずる
(国によって異なりますのでご相談ください)
入学条件
・英語能力試験
・在籍校の成績評価や出席率
おすすめの年齢
13歳〜
※現地校体験の受け入れは、一般的にセカンダリースクール(Secondary School:中学や高校にあたる中等教育機関)となります。
*アフィニティのジュニア留学サポートのお引き受けは、13歳以上とさせていただいております。(単独留学の場合)

《 大学(院)進学 》特徴・おすすめの年齢

大学(院)進学とは?
大学(院)進学とは、海外の大学に進学し卒業を目指す留学です。
留学期間
3年前後(国や学部によって異なる)
留学時期
現地校のアカデミックカレンダーに準ずる
(国によって異なりますのでご相談ください)
入学条件
・高校卒業資格
・成績証明書
・英語力証明書
・志望動機書、推薦状、エッセイ等
(国や学部によって異なる)
おすすめの年齢
18歳〜
▲海外大学進学に関する詳細はこちらからご覧いただけます

結局どの方法が英語学習に効果的?メリット&デメリット

英語学習には様々な方法がありますが、家庭学習で基礎を作りつつ、英会話スクールやオンライン英会話等でアウトプットの機会を増やすのが理想的です。

学習方法メリットデメリット
家庭学習
(英語の絵本・動画・アプリ)
・自宅で気軽に始められる
・費用が安い
・実践の場が少ない
・発音チェックが難しい
英会話スクール
オンライン英会話
・先生と会話できる
・正しくアウトプット(実践)できる
・費用がかかる
・スケジュール調整や通学などの手間がある
短期留学
ホリデープログラム
・現地の文化と英語に触れられる
・英語力に対するモチベーションが上がる
・費用がかかる
・短期間とはいえ、アクティビティ等によっては高額になることも
現地校体験(短期)・本格的な英語環境に入れる
・短期間でも大きな成長を実感できる
・費用がかかる(学費や滞在費等)
・短期の場合、現地に馴染んだ頃に留学終了となることも
現地高校への正規留学(長期)・本格的な英語環境に入れる
・大学進学への選択肢が増える(日本の名門大学へ帰国子女枠で進学も選択肢の一つ)
・費用が高額になる(学費、制服代、滞在費等)
・自立心や高い英語力が求められる

語学留学に関しては、「留学先で英語を学ぶ」ということも重要ですが、留学という経験は「英語を使うことの楽しさを実感する体験」であり、「数々の成功体験を身につける場である」、ということも大切にしていただきたいです。

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早くから英語を学ぶメリット「高校卒業後の選択肢がグッと広がる」

早くから英語を学ぶことには様々なメリットがありますが、やはり進学時の選択肢が広がるというのが、お子さんにとっては非常に大きなポイントになるのではないでしょうか?

何歳から英語学習を始めても、” 遅すぎる “ということはありませんが、こと進学に関しては「もっと早く知っていたら違う選択肢が選べたのに」という後悔の声を聞くことも多くあります。

高校留学:英語が得意なお子さんでも言語の壁にぶつかることも

中学校では英語の成績もよく、生徒本人も英語が好きだったものの、いざ日本人生徒が全くいない海外の高校に進学したところ、現地生徒たちの会話のスピードについていけず、落ち込んでしまうというケースがあります。
数週間で慣れてくる方もいれば、学校に行けなくなってしまい帰国を検討する方もいらっしゃいます。
せっかくの海外経験が、辛く悲しいものになってしまうのは本当に残念です。
「幼少期から英語に慣れておく」「早いうちからグローバルなマインドを身に着けておく」というのはとても重要なことです。

日本の高校→海外大学進学(留学):英語ができれば英語圏以外への進学の選択肢も

英語圏以外の大学でも、一部、英語で履修可能な学部があります。
そのため、日本国内大学と英語圏+非英語圏の海外大学を併願する、グローバル併願をされる方も増えてきました。
大学の授業を聴講できる英語力があれば、日本国内に限らず、海外大学も視野にいれることができます。
*あわせて、英語力だけではなく、履修科目やGPA等、海外大学に出願する際に必要な要件も、早くから意識しておくことをおすすめいたします。
( 例:ドイツの国立大学を希望する場合、共通テストの受験結果が非常に重要となってまいります。インターナショナルバカロレアコースで学ばれている場合は共通テストの代わりとなる要件があります。)

海外の高校(留学)→日本で大学進学:海外の高校を卒業後、日本の名門大学の帰国子女枠も夢じゃない?!

海外の高校を卒業されたあと、日本の大学進学を希望される方もいらっしゃいます。
その場合、「帰国子女枠」での入学ができる場合があり、一般入試とは別の試験内容(英語のエッセイや面接、小論文など)で受験することができます。
英語力を活かせる入試であることが多く、一般入試に比べて受験者数が少なく、倍率が低い大学もあります。(競争相手が少ない)
単に学力だけでなく、海外での生活経験や考え方の多様性などが加点要素になることもあります。
(注:帰国子女枠の定義は大学によって異なります。すべての大学がこの制度を設けているわけではありません。)

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