【体験談】カナダ高校留学 『毎日バカンス!』 ~ラングレー教育学区~

カナダのブリティッシュコロンビア州にあるラングレーにて、約10ヶ月の高校留学をされたYさん(高校2年生)の体験談をご紹介します。 ラングレーはバンクーバーから東へ45キロ程に位置し、人口は約13万人程です。非常に治安が良く自然が広がるエリアで、住民の多くがネイティブカナディアンということもあり、カナダ文化に触れながら英語力を伸ばせる理想的な環境です。

全てをポジティブに捉え、柔軟に受入れていくYさんのお人柄や明るさがあったからこそ、『毎日バカンス!』という充実した楽しい留学になりました!!

皆様、どうぞご一読下さい!

■留学先について

国、地域: カナダ
都市: ラングレー
出発日: 2023年8月26日
留学期間: 10ヶ月(9月~6月)
留学カテゴリ:高校留学

■なぜこの留学先を選びましたか?

選択肢がなかったから

⇒学校の選択肢という意味で、補足させていただきますね。 カナダ公立高校への留学の場合、現地校の選定は各教育委員会が行います。各国からの留学生の受入れ状況、生徒さんご本人の成績や興味のあることなどを踏まえ教育委員会が決めてくださいます。各教育委員会にも多少の差はありますが、事前にリクエストとして希望を聞いて下さるところもございます。 必ずしも希望する学校になるとは限りませんが、事前に学校の情報を確認し、第3希望程度までは通ってみたい学校を決めておくと良いですね。

Yさんが通学された学校(D.W. Poppy Secondary)では、世界各国から毎年70名程の生徒が留学生として学んでいます。日本人留学生は少ない環境で、6~7割は主に中国籍の留学生が多かったと教えてくれました。

■留学してみて新たに発見した習慣や文化はありますか?

・カナダ高校の規則はかなり緩く、生徒達は自由に過ごしていること
・食事に重きを置いていないこと
 アジア人は食事を楽しむものとして捉えているがカナダ人の家庭では食事の量とバリエーションが少ないため、ただお腹を満たすものと捉えているように思えた
・親戚に定期的に会う、家族や親族をとても大事にしている
・英語には敬語がないため、年齢関係なく仲良くなりやすいと感じた

■学校/コースについて

学校名 :​​D.W. Poppy Secondary
コース名 :​高校留学 10ヶ月

学校の評価

クラスの雰囲気:やや満足
教師の質:満足
コース内容:満足
学校の設備:ふつう
周りの環境:やや満足
スタッフの対応:満足
総評:満足
1クラスあたりの生徒数:16人以上
1クラスの日本人の割合:1人
参加してよかったアクティビティ:バスケットボール部、バドミントン部

印象に残った授業内容/学習方法

『Environment Science』

エコシステムを縮小し目視可能にしたラボ / 1コマ全て歩くだけの授業

⇒Yさんが選択していた科目の一つがEnvironment Science です。授業の中でも、工作のように2Lのペットボトルを切ったり繋げたり、土・水・小さな魚を使って、ペットボトルの中で自然環境を再現した授業は印象深いものだったようです。

また、生徒たちが疲れていた日は、先生の提案で急遽、学校近くの森へ出向き、森の中の散策を行うこともあったそうです。植物や爬虫類を捕まえ、先生が解説して下さるといった形で、森の中を歩き回るだけの授業は楽しかったと教えて下さいました。先生方も自由な発想で授業を行っていらっしゃるのは、印象的ですし楽しそうですね。

『Food Study』

⇒パートナーとなった生徒と一緒に、様々な料理を作ったそうです。カナダの有名な料理やお菓子、クリスマスにはジンジャーブレッドも作ったそうです。 英語で書かれたレシピを読み込むことで、日常生活で使う英語学習にも役立ったそうです。

■滞在先について

滞在方法:ホームステイ
通学方法:徒歩
通学時間:11分〜20分

滞在先の評価

周りの環境:ふつう
設備:満足
通学路:ふつう
ファミリーの対応:やや満足
総評:満足

滞在先/ホストファミリーとの思い出

ラスベガス旅行
スキー
キャンピング
キャビンに留まる
オーロラ観察

⇒ホストファミリーと一緒に様々な経験をされたYさんですが、なんと!ホームステイ先のお庭からオーロラ観測が出来たそうです。ラングレーに長年暮らしていらっしゃるホストファミリーにとっても初めての出来事だったそうで、そんな貴重な機会に出くわしたYさんはラッキーですね! 庭にあるトランポリンにホストファミリーと一緒に寝転がってオーロラを眺めたそうです。素敵な思い出の一つですね。

>ホームステイ先の庭から眺めたオーロラ!

■留学前に不安に思っていたことは?

⇒友達が出来るかどうかや英語力についての多少の不安はあったが、あまり大きな不安ではなく、どうにかなる!と思っていたそうです。 新学期スタート前の留学生向けのオリエンテーションで、自然に留学生同士友達になれたそうです。『R』の発音が通じにくかったYさんに、ドイツからの留学生がコツを教えてくれたりしたそうで、英語を学習する生徒同士の助け合える友達が出来たことは心強かったのではないでしょうか。

■留学して身についた力を教えてください

柔軟な適応力
異文化を受け入れる

⇒乗車予定のバスが急に運航中止になったり、予測できない事態が起こることも日常的にあったそうで、そんな時はすぐに感情を切り替え、違う方法を考えたり、解決する方法を見つけなければならなかったそうです。 様々な局面を通して、柔軟に対応する力が身に付いたことを教えてくれました。柔軟性や対応力に加え、問題解決力、行動力などなど様々な力を身に付けられたのではないでしょうか。

また、仲良く接してくれていたクラスメイトに急に無視されるようになった経験も教えてくれました。原因は分からなかったけれど、まあいいやという気持ちで、その事象に囚われ過ぎることなく自分のペースで過ごすことが出来たそうです。

⇒多民族国家のカナダでは、世界各国の文化に触れる機会があり、日本との違いを『面白い!』と受け止め、自然と受入れて尊重出来ている自分に気づかれたそうです。素晴らしいですね! ちなみに、イタリアでは誕生日を迎えた人の耳たぶを年の数だけひっぱるという風習があることをYさんに教えてもらいました^^

■留学中の一番の思い出

オーロラ観察旅行

⇒冒頭に掲載させていただいた写真がその時撮影したオーロラのお写真です。その後、ホームステイ先のお庭でも見てるとは思っていなかったですよね^^ どちらのオーロラも綺麗ですね。

■学校以外や週末の過ごし方

⇒友達と外出することが多かったそうです。 初めはバンクーバーでショッピングをすることも多かったそうですが、後半はせっかくだからと、湖やカナダの自然を満喫できる場所やホワイトロックへも訪れたそうです。

■あなたの留学にタイトルをつけるなら

『毎日バカンス!』

⇒こちらのタイトルの意味をお尋ねしたところ、日本の高校生活では月曜から土曜日まで、びっしりと予定が詰まっており忙しい日々だったが、ホームステイ先から学校までは徒歩5分の距離で、帰宅後や週末も自由に過ごせる時間が多く、毎日がバカンスのようだったと教えてくれました^^

■留学生へのアドバイス/どんな留学を勧めますか?

とりあえずなんでも参加、挑戦すること
普段あまり交流のないヨーロッパやもちろんカナダの人と友達になること

⇒Yさんの場合、出発前からスポーツのクラブに参加する!と決めていらっしゃったそうです。 留学生は各国の生徒同士で固まってしまいがちですが、授業以外のクラブ活動への参加は現地カナダの生徒達との交流が持てるチャンスです! Yさんもカナダ人の生徒と友達になれたと教えてくれました。

クラブで出来た友達は、関係も深くなり長く友達になれるので、絶対に参加した方が良いと勧めてくださいました!

■1ヶ月の生活費はどのくらいでしたか?(食費/交通費/通信費/交際費・・・)

800ドル

■アフィニティについて

サポート満足度:満足

アフィニティへひとこと(サポートの感想や、相談してみて良かったことなど何でも結構です!)

こまめに連絡してくださり、本当に助かりました。
LINEを繋げてくださり、簡単に相談できる場を設けてくださりありがとうございます。

■担当カウンセラーからひとこと

留学中は小さなことから大きなことまで、様々な問題が結構出てくるが、悩み過ぎず 『どうにかなる!』と楽観的になることが大事だったと教えてくれました。そうすることで、悩む時間も少なくなり、問題に囚われ過ぎずに楽になったとお話してくださいました。 ご出発前から、Yさんには素直で明るく前向きな方という印象を持っていましたが、留学中もそのご自身の強みを発揮し、そしてその在り方は日々ご自身で努力されていたことも感じました。本当に素晴らしいです。

充実した留学となられたことを本当に嬉しく思いますし、英語力だけでなく様々な力を身に付けたYさんが、今回の留学経験をどのように活かして次のステージへ進まれるのか、楽しみにしています!

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PROFILEこの記事をかいた留学カウンセラー

オーストラリアの小中高校で日本語教師のアシスタントとして勤務。オーストラリアでの指導経験は、海外の外国語教育の現場を知るとても良い経験になりました。帰国後は旅行会社にて約10年間、海外への修学旅行・グループ旅行の手配業務や個人旅行手配に関わったのち、ニュージーランド専門の留学会社では、6年間に約500名の留学生をニュージーランドに送り出しました。現在は、学校、塾などの法人担当もしながら株式会社アフィニティにて留学アドバイザーを行う他、文部科学省が展開する「トビタテ!留学JAPAN」の申請サポート業務も担当しています。