こんにちは。
イギリス担当、British Council認定カウンセラーの中里です。
この記事では、現在(2024年7月)もイギリスで活躍するYMSの先輩からのリアルな声をお届けします。
インタビューでは30近い質問に答えていただきました。
ご協力、ありがとうございます。
- YMSに挑戦したキッカケ
- ロンドンでのトラブル・治安問題
- 留学保険は必要?医療アクセスについて
- 仕事探しのアドバイス
- 家探しの注意点
- ロンドン生活、お金のリアル
- 現地での様々な出会い
- 語学学校について
- 現地で感じた日本との違い
- 週末の過ごし方、日帰りヨーロッパ旅行
- 渡英予定の方へ、経験者からのアドバイス
- e.t.c…
H.Hさんからお話を伺い、「人の数だけストーリーがある」そんな事を感じるインタビューでした。
海外生活のキラキラした印象だけではなく、イギリスYMSのリアルが見える、そんな体験談です。
これからイギリスにYMSで渡航予定の方、YMS又は他国の語学留学・ワーキングホリデーを迷われている方、既に海外に滞在されている方にとって、きっとなにか参考になる気付きがあるはずです。
今後、第二弾、第三弾と他のYMSのお客様にもインタビューをお願いする予定です。
記事を掲載したタイミングで Xでも情報を発信していきます。
気になる方は是非、公式X(旧Twitter)をフォローしてください。
目次
H.Hさん(26歳女性)について
初めに簡単な自己紹介をお願いします。
(イギリスを目指されたキッカケや、渡英前のお仕事や英語力など、差し支えない範囲で教えてください。)
大学卒業後に新卒で大手旅行代理店の営業として勤務していました。
仕事で英語を使うこともありましたし、自分で勉強もしていたので、英会話力は周りの日本人よりは上だったと思います。
2022年夏、24歳のとき初めてのYMS応募で運良く当選し、2023年の年明け、25歳で渡英しました。
両親や同僚をはじめとした周囲の人達の多くが長期留学やワーホリ経験者だったこともあり、日頃から留学やワーホリに興味がありました。
コロナの影響で、会社の営業成績が不振だったので、スキルアップを目指し、思い切って退社して、YMSに挑戦してみました。
過去に留学や他国でのワーホリ経験はありますか?
高校時と大学時にそれぞれ1ヶ月程度の短期での海外留学はあります。(アメリカ、オーストラリア)
ただ、長期の留学やワーホリ経験は無し、今回が初めての長期海外滞在です。
現在、在英歴はどのくらいですか?よければ都市も教えてください。
2023年2月から在英しており、Londonに住み続けて1年5ヶ月が経とうとしています。
実際にイギリスYMSを経験して思うこと
実際にイギリスYMSを経験されて、渡英前に感じていた不安と、実際に挑戦して今感じることになにか違いはありますか?
渡英前は、自分の英語力で通用するのか、という語学面に関しての不安を漠然と抱いていました。
「イギリス=英語力がカギ」だと思ってしまっていた節があったのです。
ですが実際イギリスに来て働いてみて思うのは、たしかに英語力は有るに越したことは無いですが、1番大事なのは「自分から積極的に行動を起こす力」です。
YMSは長いようで短く、2年間しかありません。
自分の殻に閉じこもってうじうじと迷っている暇は無いのです。
仕事を探すにしても、サイトやアプリを使うだけではなく、CVを使って勇気を出して片っ端から配り歩いたり、「自分は仕事を探している」ということを大々的にホストファミリーや語学学校の先生、近所の人等の周りの人にとにかく言ってみたり、誰かを紹介してもらったり、そういうことの一つ一つが意外と成功への近道だったりしますよ!
積極的に人に話しかけて友達を作りにいったり、色んな集まりに参加したり、気になったことは積極的に調べて勉強してみたり、1人旅してみたりetc….そんな行動力がある人が、YMSの2年を楽しく充実したものにできると強く思っています。
渡英後に一番苦労されたことや、日本との文化の違いで悩まれたこと、辛いなと感じる事はありますか?
驚いたことは、ロンドンは想像以上に多国籍(他人種)な街であるということです。
アフリカ系、インド系、中国系、他の欧州系etc….本当に様々な人種の人間で溢れています。
渡英前は、てっきり白人のイギリス人ばかりなのかと思っていましたが、ロンドンに限っては全く違いました。
ここはどの国なんだろう?と思ってしまうくらいに他人種です。
Central Londonでは、イギリス出身者を見つける方が大変だと思います。
辛いのは、アジア人に冷たくしてくる人が未だに多く、銀行や駅、 飲食店など、日常の様々な場面で嫌な思いをすることも多かったことです。
アジアンな見た目だけで損をするという経験は初めてなので、多くの日本人にとってショッキングだと思います。
でもそれがリアルです。
日本との違いに関しては、西洋では個人主義の考えが根強いです。
我々東洋人の集団主義とは全く違う考えをみんな持っています。
同僚の中にも、平気で仕事をドタキャンしたりホリデーからいつまでも帰ってこなかったり、他人に迷惑かけても謝らない人も多いです。
日本人の目から見るとそれが「自己中」に思えてしまいますが、西洋では意外とそうでもなかったりします。
日本の「常識」は、一歩日本の外に出ると「非常識」にすらなり得ます。
それでも外国で「よそ者」として扱われることで、初めて日本という国や日本人である自分を客観的に見ることができます。
毎日傷付くことは多いけど、考えさせられる場面は多く、同時に学ぶことも多いなと感じる日々です。
渡英してよかった!と感じる出来事、イギリスでの暮らしは楽しいな!充実しているな!と感じるのはどんな時ですか?
語学学校で必死で勉強し、Cambridge ExamのB2(FCE)に合格できたとき、勉強頑張って良かったなととても感じました。
また、飲食店で仕事をしている時にお客さんと英語での会話を楽しめたり、ちょっと時間が空いた時にハリーポッターのロケ地を片っ端から回れたりるのも楽しいです!
仕事の休みを取って近隣のヨーロッパ諸国を沢山旅行できるので、日本に住んでいては絶対に経験出来ない充実した時間です。
サッカーが好きな友人は、Premier Leagueの試合を観に行ったり、Matchの日にはBritish Pubで、集まった大勢のサポーターたちとワイワイテレビで試合を観戦していて、それも楽しそうだなと思って見ています!
語学学校について
語学学校には通われましたか?学校名と実際に通われた感想を教えてください。英語力は伸びましたか?通ってよかった?
St.Giles London Central校に7ヶ月通いました。
授業や課題はもちろん、私は毎日英語を必死で自主学習したので英語力は大変伸びました。
Cambridge Exam B2レベル(FCE)にも渡英4ヶ月で合格できましたよ!
個人的な感想としては、語学学校に通っていても、自主学習の時間を取る人と取らない人とでは大きな差が開きます。
英語力を本気で伸ばしたければ、毎日の授業に参加するのはもちろんのこと、ベタですが、机に向かってとにかく毎日コツコツと集中して勉強することが必要不可欠です。
私は毎日5時間ほど自主学習していました。
その日授業で習ったことの復習や、FCE受験対策用のWriting、Reading、 Grammar等をメインに勉強していました。
また、下級クラスには日本人ばかりで、あまり外国人の友達と関わる機会を持てないのがリアルです。
せっかくイギリスに来たのに、関わる友達が日本人というのも、ちょっとつまらない話です。
せっかくなら多国籍な友達を作りたいですよね。
ですので、日本にいるうちからとにかく英語を勉強しておいて、少しでも上のクラスに配属されるように努力しておくべきだと思います。
英語の教材は何でも良いと思います。
私は、①基礎〜ビジネスレベルの英単語帳、②TOEICのテキスト、③イギリス映画を英音声で視聴、等の勉強法でした。
友人はIELTSのテキストを使って勉強していました。
とにかく英語の語彙を増やす、英文を読むのに慣れる、英語を聞くのに慣れる、等の基礎固めをしておく必要があると思います。
私のおすすめイギリス映画(イギリスが舞台の映画)は、「Paddington / パディントン」、「A Royal Night Out/ ロイヤル・ナイト」、「The King’s Speech/ 英国王のスピーチ」、「The Other Boleyn/ ブーリン家の姉妹」、「Peter Rabbit, Peter Rab2/ ピーターラビット1,2」、「Christopher Robin/ パート大人になった僕」、「A Christmas Carol/ クリスマスキャロル」です。
それぞれ俳優さんたちのイギリス英語が美しいので勉強になると思います。
イギリスでの出会いについて
新しい出会い、お友達はできましたか?また、出会いのキッカケはどこが多かったですか?やはり語学学校やアルバイト先ですか?
私は長期で語学学校に滞在していたので、やはり語学学校での出会いが大きかったです。
様々な国出身の人たちと仲良くなれました。
先生方とも友人のように親しくなることが出来ましたよ!
一緒に買い物やカフェ、飲みに行く仲です笑
私の場合は日頃の勉強が功を奏して、上級クラスで学ぶことができたので、クラスメイトはスイス、イタリア、ドイツなど、ヨーロッパ出身者がほとんどでした。
いまだに時々彼ら彼女らを訪ねに旅行に行ったりしますし、彼らもロンドンに私を訪ねに来てくれたりもします!嬉しいですよね。
学校を卒業してからも交友関係はまだまだ続いていますよ!一生続くと思っています。
それ以外だと、自分の働く飲食店に偶然来店したYMSの日本人と仲良くなれることもありました!
共にイギリスで頑張る同志を見つけられたときは、本当に嬉しかったですね。
今でもよく集まって、互いを叱咤激励し合います。
とても大事な「戦友」です。
Londonほんとに過酷で辛辣なので…。
支え合い助け合う仲間は必要です。
今のイギリス人Boyfriendとも、彼が働く飲食店に私がお客さんとして来店したのが出会いでした(笑)
日常の色んなところに、素敵な出会いは転がっているものですよ!
実際に世界中の友達ができたと思います。その中で何か感じたこと、価値観が変わったことはありますか?
語学学校で仲良くなった他国の学生たちはみんな、日本人よりもずっとずっと英語が上手いのはもちろんのこと、精神的に大人でした。
年齢的に日本でいう高校生や大学生くらいの人が多かったのですが、自分でビジネスをやっている人、3〜4ヶ国語を操るマルチリンガル、ギャップイヤーで1年間外国で1人で暮らす人etc….本当に多くの人に出会いました。
みんな若いのに、詳細に自己分析が出来ていて、自分の夢や目標をしっかりと持ち、それを英語で詳しく説明出来ていました。
授業内でのディベート等で感じたのは、彼らは自国や世界の政治・社会情勢にも敏感で、自分なりの意見を創造してそれらを英語でしっかりと説明出来ていたということです。
あらゆる場面で、とにかく「大人だなぁ」と思わされました。
西洋の個人主義は自己中に見えることも多いけど、本当の意味での「自立」を重んじる考えなのかも知れません。
彼らに学ぶことは本当に多かったです。
日本人はとにかく、集団の中での自分の役割を全うすることばかり意識しすぎていたり、安定を求めすぎていたり、レールから外れることを躊躇したりする傾向がありますが、それはもしかしたら「自分で考える訓練をしていないのかも」、「自分の可能性を狭める勿体ない行動なのかも」と思わされました。
多才なヨーロピアンズ、サウスアメリカンズに沢山知り合えたことは私の財産で、いつでも彼らから刺激をもらい、多くのことを学ばせてもらいました。
私は今でも彼らを尊敬しています。
自分の私が彼らと同じ年齢の時は、そこまで自分の将来設計を出来ていなかったし、自分の夢を英語で説明することも出来なかったからです。
イギリス人について
渡英後に知った、感じた、何かイギリス人について思うことがあったら教えてください。
イギリス人はとにかく喋る喋る…!!
お喋り大好き、ビールが大好き、みんなサッカーに夢中!という感じですね。
仕事に関して言うと、良い意味で怠け者です笑
定時以降は絶対に仕事をしません笑
基本的に良い人が多い印象ですが、ちょっと自己中だなと思うことはよくありますし、さすがイギリス人、プライドがとにかく高い笑
自分の間違いを認めない人が多いですね笑
イギリスには階級制度があります。
階級によって、人々が使うイギリス英語や暮らしぶり、生活圏のエリアが全く違います。
それによっても大きな差が出ると思いますから、イギリス人をひとくくりにするのは難しいかもしれません。
お仕事について
現在はどんなお仕事・アルバイトをされていますか?簡単な業務内容を教えてください。
現地のレストランのウェイトレス、小学生へのピアノの家庭教師、日本語の家庭教師等を掛け持ちしています。
仕事探しやお仕事に、英語力は必要だと感じますか?
英語力が有るに越したことはありません。
非常に重要だと感じています。
職種にもよりますが、英語力のレベルが大きな採用の合否の分かれ目となり得ます。
また、同じ職場でも、自分の英語力によって、任される仕事が変わってきたりします。
英語がある程度できると、色んなチャンスを掴めますよ!
仕事探しは順調でしたか?また、これからYMSする方に向けて、仕事探しや面接のアドバイス、何か日本との違いを感じる部分があったら教えてください。
私はCambridge Exam B2レベル(FCE)の資格を持った上で仕事探し出来たので、英語力に関して困ることは特段はありませんでした。
CVを英語版と日本語版の両方を作っておくと良いと思います。
MixbやIndeedなど、とにかく求人サイトを駆使すること、実際にCVを配って回ること、周りに仕事を探していると伝えることが大事です。
日本にいるうちからMixbやIndeedで、どんな仕事が求人を行っているのか調べておくべきだと思います。
まわりの日本人の方は、どんなお仕事・アルバイトをされてる方が多いですか?また、お仕事・アルバイトの内定をもらうのに何社位に応募をされている印象ですか?
フルタイムで会社に就職した方は、テレビ局、映画配給会社、花屋、アパレル、美容師、不動産etc
みなさん様々ですが最低でも10社ほど、多い方は20社ほど応募していたそうです。
休日の過ごし方、国内旅行・海外旅行について
お休みは週何日ですか?また、お休みの日はどんな風に過ごされていますか?
私の場合は半休が多いので、丸一日休みなのは週1のみですが、申請すればもっと多くとることはできます。
休みの日はOxford、Cambridge、Yorkなど、Englandの他の街に足を伸ばします。
博物館や美術館も無料で入場出来るので、何度も通っています。
それ以外だと友人とPubに飲みに行ったり、レストランでAfternoon Teaを楽しんだり、毎週日曜日には色んなPubでSunday Roastを食べ比べています!
今の時期(夏)はEnglish Gardenが美しいので、色んなGardenや宮殿に足を運んでバラの花を観に行っています!綺麗ですよ〜!
どこか旅行に行かれましたか?
(また、その中でも思い出の旅や国があったら教えてください。よければ是非お勧めの旅行プランとアドバイスもお願いします。)
ベルギー,オランダ、デンマーク、アイルランドなどは日帰りで行けてしまいます!
オランダのチューリップ、ドイツのクリスマスマーケットは本当におすすめです!
何回も行きたいくらいです!
フランスは治安が悪いと聞いていたので心配でしたが、気を付けていたので無事でした!
ヨーロッパはやはり日本と比べて治安がかなり悪いので、注意して旅行してくださいね。
ロンドンは空港が沢山あるので、自分の家から近い空港を選んだりもできますし、簡単にヨーロッパ諸国を旅できちゃいますよ!
イギリスで一番好きな都市・場所はどこですか?
イギリス北部の湖水地方が好きです。
有名なイギリス作品:ピーターラビットの舞台となったあの湖水地方です。
オープントップバスの2階席から大きな湖を眺めながら走ったり、湖周遊フェリーに乗ったり、美しい自然を満喫出来ました!
夏に行ったのですが、雄大で美しい自然に見惚れてしまいました。
ロンドンで忙しい日々を送っている私にとって、かけがえのない息抜きになりました。
現地でのお金事情について
旅行代やお小遣い、お休みの日のお出かけなど、現地の仕事・アルバイトの収入だけで生活費を回すことは可能ですか?
フルタイム、またはそれに準じるくらいの時間で毎日働いていれば生活費を回すことは可能です。
ですがロンドンは本当に物価が高く、税金も保険料も高すぎて毎日カツカツです……。
おまけに円安なので、日本でコツコツと貯金していたお金もすぐに消えてしまいます…。
渡英前になるべく貯めておくことを強く強くお勧めします…‼︎
イギリスYMSで貯金をすることは可能だと思いますか?
フルタイムか、それに準じるくらい働いていれば貯金することも可能だとは思います。
ただ毎月、フラットシェアの狭い部屋に家賃£700〜900、光熱費に£50〜100、交通費に£50〜120、食費に£300、Taxに£300〜400くらい最低でもかかります。
せっかく稼いでもすぐにこれらの固定費に消えてしまうのが現状です。
あまり貯金をすることを目標にしないほうがいいかも知れません。
女性なら美容費にもお金を使うでしょうし、お友達ができたなら交際費に使うこともあるでしょう。
そこでケチケチするのは、Londonを楽しめないような気もします。
最初はまず自分の生活を回していくことに集中するべきかなとも思います。
ロンドンでシェアハウスに滞在する場合に、1ヶ月間の家賃や生活費の目安は最低いくら位必要だと思いますか?
Londonでフラットシェアの場合、家賃£700〜900、光熱費に£50〜100、交通費に£50〜120、食費に£300 なので、必要最低限でも1ヶ月に£1,300〜1,500ほど必要です。
それ以外にも稼いだ金額に応じで20%の税金が取られるので、本当にお金がありません。
日本の物価の安さが懐かしいなぁ………泣
家探しについて
家探しは順調でしたか?また、家探しで注意した方が良いと思うことなど、経験者からのアドバイスありましたら是非教えてください。
私はSpareRoomというアプリを使いました。
家探しは順調だったと思います。
3〜4軒ほど内見をして、ホストマザーや語学学校の先生方にも意見をもらったりして決めました。
みなさん家賃の安さばかりを考えがちですが、やはり治安の良さが第一です。
ここは日本ではありません。
治安の悪さのレベルが違います。
安すぎるのは治安が悪いから、過去に事件が多く起きていた場所だから、ということがあるので注意です⚠️
複数の家を内見し、そのそれぞれでビデオや写真を細かく撮影し、よく比べてから決めることが重要です。
分からないことがあれば、信頼できる人にビデオを見せながら相談しましょう。
不動産屋に言いくるめられてはいけません、即決せずに、不安があるなら周りの意見も聞きながらよく考えて決めましょう。
経験者としてのアドバイアス
これから渡英予定の方へ、経験者として何かアドバイスがありましたら是非教えてください。
英語の勉強や貯金はもちろんのこと、あらかじめ簡単にでもMixbやIndeedで仕事を調べておくのが良いかと思います。
自分の興味のある仕事や、日本では珍しい仕事が募集されていたりします。
CVも英語版と日本語版でそれぞれデータ、紙媒体で持っておくと便利です。
ホストファミリー、語学学校の先生や友人、フラットメイト、近所のカフェやレストランの店員さん、色んな人ととにかく仲良くなることが、リアルな海外生活への第一歩です。
多くの人と触れ合うことが勉強になります。
時には合う合わないを痛感したり、文化の違い、価値観の違いに傷付いたりすることもありますが、それすらも糧になります。
また、イギリス人との繋がりも大事ですが、現地で働く日本人の輪は本当に大事です、知り合いが多くて困ることはないと思うので、人脈を作るために、何か現地で日本人サークルに入ったりするのも良いかもしれません。
今後の目標について
実際に渡英して今思う、今後のイギリスでの夢や目標、何か将来の展望がありましたら教えてください。
私は将来的にはイギリスの大学院を出たいと考えています。
Writingが得意なので、多くのEssayを書き、今から勉強をしています。
世界最高峰の教育機関、イギリスの大学で学び、修士号を獲得出来たら、それを活かしてまたイギリスで働いてみたいなと思っています。
まだまだ私は若いので笑 挑戦してみたいな、と。
アフィニティについて
留学エージェント探しの経緯、アフィニティで申込みをされた理由や担当カウンセラーに何かコメントがありましたら是非教えてください。
インターネットでYMSについて調べていたら、アフィニティさんを見つけたと記憶しております。
私はアフィニティさんの他に2〜3社エージェントのカウンセリングに参加し、それぞれを比較して最終的にアフィニティさんに決めました。
留学エージェントは自分で実際にカウンセリングに行って比べるべきだと思います。
エージェントによっては、実績があまりにも少ない、担当者が短期の海外留学経験者しかいない、VISAの申請代行(高額な有料プラン)を強要してくる、紹介できる語学学校があまりにも少ない、などという、いわゆる「悪徳エージェント」も存在します。
留学やワーホリにとって、エージェント選びは、費用や充実度、安心感に大きく影響する重要な点だと考えています。
自分にとってどのエージェントが1番信頼できるのか、自分でよく考えましょう。
私は熟考の末、アフィニティさんが最も信頼できると判断し、申し込みさせていただきました。
【番外編:これからYMS渡航予定の方からのご質問】
SNSに寄せられた、今後YMSで渡航予定の方からのご質問に、H.Hさんに経験者としてお答えいただきました。
Q:ロンドンで女性が夜一人で過ごすことの危険性について教えてください!
日本では24時頃に帰宅することが多いのですが、ロンドンの治安や、そもそも文化として夜遅くまで出かける事が浸透していないかなど、体験談や気を付けていることがあったらぜひ教えてください!
A:エリアにもよりますがLondonは治安が悪いです。
夜の女性の独り歩きはもってのほか、やめましょう。
厳しいことを言うようですが、イギリスは日本ではありませんよ。
私は昼間なのに、Finsbury Park駅前の街で知らない男に強く頭を叩かれました。
また、日本人の男性の友人は同駅周辺でひったくりに襲われて腕時計とカバンを盗まれそうになりました。
同僚たちは過去にCentral Londonでスマホ、時計、財布等を盗まれました。
昼間だろうと、安全なエリアであろうと、自分が男性であろうと、油断大敵です。
念には念を入れすぎるくらいが、日々のトラブル回避に繋がります。
日本人は平和ボケしすぎていると感じます、だからスリやひったくりの標的にされるのです。
夜に出歩かない、お金があることを見せびらかすようなファッションをしない、歩きスマホをしない、徹底しましょう。
トラブルが起こってからでは遅いのです。
もう一度言います、イギリスは日本ではありませんよ。
Q:海外留学保険に加入するかどうか悩んでいます。IHSだけでも大丈夫でしょうか?NHSの病院に掛かるのに1ヶ月程度かかるという話も聞き、市販薬だけで乗り越えている方もいると聞き気になりました。
A:海外旅行保険は一応安いものに加入しておくべきだと思います。
私はたびほの最安プラン(16万円程度)に最初の1年間加入していました。
私は特に大きな病気や怪我に見舞われる機会は無かったのですが、それでも雨ばかりのロンドンで何度も風邪を引きました。
ある友人は中耳炎にかかり、NHSは待たされすぎたので痺れを切らしてPrivateで受信したら£1,000以上かかったと話していました。
そんな時、海外旅行保険に入っていれば、もっとマシだったのでしょう。
イギリスは冬場は毎日雨ばかりで日照時間も短く、食べ物も不味いので、とにかく体調崩します。
水も気候も日本とは全く違いますよ。
それ以外にも、自転車で転倒しての怪我、自分の所持品の盗難等、日常の色んなところで怪我や病気、トラブルの危険が潜んでいます。
病気や怪我以外の、盗難等によるトラブルも保険でカバーできたりします。
たびほのように安い海外保険なら1年間で20万円程度のものもありますし、月額で15,000円程度なら安いと感じます。
海外ではどんなトラブルが起こるか分かりません。
想像もしないようなトラブルが沢山起こりますよ、それがリアルです。
後から大きな出費になるよりかは、いま日本で頑張って貯金して安い保険に加入するのも手かなと思います。
Q:渡英前にやっておいてよかったこと、やればよかったと後悔したことがあれば教えてください!
A:後悔でいうと、渡英前からMixbで仕事を見ておけば良かったと後悔しています。
事前に調べておくのとおかないのでは、仕事探しのスタートダッシュがかなり違うような気がします。
YMSはVISAの残存期間が長ければ長いほど採用されやすくなるのが現状です。
VISAの残存期間を1日でも無駄にしないために、早め早めの行動が鍵になります!
また、私はサッカーを全く知らなかったので、もっと調べておくべきだったと後悔しています。
Premier Leagueについて詳しければ、Football大好きなイギリス人たちともっと簡単に仲良くなれたかもなぁと思っています。
すでによく知っている人は、ラッキーですね!!
現地の熱狂的なサポたちとFootballの会話を楽しんでください!
やっておいて良かったことは、映画や書籍でイギリスの歴史や文化を勉強しておいたことです。
それを知っているだけで、現地のイギリス人との会話の弾み方、仲良くなり易さに大きな差が出ます。
観光地を訪れた際にも歴史的な背景に精通している方がより楽しめたりします。
英語だけでなく、「イギリス」について色んな角度から自分から調べることが大切です。
Q:渡英時に日本の住民票は抜きましたか?残っていますか?また、そうされた理由があれば教えてください。
(カウンセラーから一言:1年以上海外に滞在する場合、海外転出届けを提出し住民票を抜く必要があります。その事で、住民税や健康保険料の支払い義務がなくなり金銭的な不安が軽減されますよ。)
A:住民票は抜きました。住民税も健康保険料も払いたくなかったので笑
イギリスに払うTaxと保険料がものすごく高いので、自分が住まない日本に払うのは無駄かなぁと思います。
YMSの方々は住民票みんな抜いて出てきていますよ。
Q:ロンドンで生活する際、自炊をされることもあるかと思います。どういったものをよく料理して食べていますか?もし料理をされる方でしたら、お勧めの簡単な料理やイギリスの食材、節約術などがあれば教えてください!
A:飲食店で賄いが出るのであまり自炊をする必要はありませんが、家で食べる際はトマト、キウイ、バナナ、ぶどう等のフルーツをよく食べます。
チキンが安いので玉ねぎ、キノコ、卵と共に炒めて親子丼にしたりもします。周りにはパスタを作っている人が多いかなという印象です。
安いスーパーマーケット沢山あるので、自炊には困らないかなと思います。
物価がとにかく高いからそこだけがネックですが………
カウンセラーから一言
いつも笑顔で前向きなH.Hさん、今回インタビューにご協力をいただいたことで、あの笑顔の裏には、たくさんの努力と苦労があったのだなと、しみじみと感じました。
海外留学やワーキングホリデー、どうしてもネットやSNSではキラキラとした面ばかりにフォーカスされがちですが、こういったリアルな体験談は、留学経験者としても共感、グッとくるものがありました。
これからYMS、留学、他国のワーホリを検討されている方に、是非届いて欲しい体験談です。
H.Hさん、改めまして、インタビューへのご協力誠にありがとうございました。
残りのイギリスYMS生活、H.Hさんのご活躍をお祈りしております。