「ラスト20代のイギリス生活」|イギリスYMS|現地(ブライトン)からリアルな声をお届け|Takuさん(28歳男性)

こんにちは。
イギリス担当、British Council認定カウンセラーの中里です。

この記事では、現在(2024年7月)もイギリスで活躍するYMSの先輩からのリアルな声、第二弾をお届けします。

第一弾のH.Hさんはロンドン在住でしたが、今回インタビューにご協力いただいたTakuさんはブライトン在住です。

ブライトンはロンドンから電車で約1時間、イギリスを代表するビーチリゾートです。
大都会は苦手、でも田舎過ぎるのも厳しいかも・・・と言う方にピッタリなサイズ感の都市ですよ。
地方都市での留学を検討されている方にとって、参考になる情報が多いと思います。

今回、Takuさんにもたくさんの質問に答えていただきました。
ご協力、誠にありがとうございました。

  • ブライトンの治安
  • 仕事探し、家探しのアドバイス
  • 家探しの注意点
  • ブライトン生活、お金のリアル
  • 現地での様々な出会い
  • 語学学校について
  • 現地で感じた日本との違い
  • 週末の過ごし方
  • 渡英予定の方へ、経験者からのアドバイス
  • e.t.c…

これからイギリスにYMSで渡航予定の方、YMS又は他国の語学留学・ワーキングホリデーに挑戦するかどうかを迷われている方、既に海外に滞在されている方にとって、きっとなにか参考になる気付きがあるはずです。

今後も少しずつ、YMSのお客様にもインタビューをお願いする予定です。
記事を掲載したタイミングで Xでも情報を発信していきます。
気になる方は是非、公式X(旧Twitter)をフォローしてください。

Takuさんについて

初めにTakuさんの簡単な自己紹介をお願いします。

(イギリスを目指されたキッカケや、渡英前のお仕事や英語力など、差し支えない範囲で教えてください。)

2024年1月からymsでイギリス生活中のTakuと申します。
現在は、ロンドンから南に電車で1時間程離れたブライトンで生活しています。
大学卒業後は、一般企業に一度就職しましたが海外で生活したい思いが強く「このまま行かなかった事を後悔したくない」と思い退職を決意しました。

そして、ニュージーランドへワーホリで行きましたが、コロナにより予定していた1年より短い8ヶ月で帰国することとなりました。

日本帰国後は、再就職しコロナが緩和する間の約4年間勤めていました。
そして、2023年度の2回目のymsビザ抽選でようやく当選したので渡英を決断しました。

英語力は、日常会話レベルです。(語学学校のクラスB1)

現在、在英歴はどのくらいですか?よければ都市も教えてください。

2024年1月からイギリス ブライトンでの生活がスタートしたので、ちょうど6ヶ月になります。

実際にイギリスYMSを経験して思うこと

実際にイギリスYMSを経験されて、渡英前に感じていた不安と、実際に挑戦して今感じることになにか違いはありますか?

渡英前に感じていた不安は、天気(雨が多い)、食事(美味しくない)、物価が高い、治安が悪いです。

実際に生活してみて感じることは、天気は確かに雨の日は多いです。
ですが、一時的な雨が多く一日中雨が降るということは少ないので想像していた雨よりは少ないです。
あとは、曇りの日も多いので天気の良い日にはできるだけビーチで太陽を浴びるようにしてます!笑

食事は、個人的な感想ですが渡英前に想像していたよりは普通に美味しいです。
今の職場ではイングリッシュブレックファーストを賄いで食べる事もあるのですが具沢山で、焼きトマトにハマってます。

そして、最近食べた中で最も感動したのが「サンデーロースト」です。
6ヶ月目にして初めて食べたのですが、とてもボリューミーで野菜やお肉がグリルしてあるのでサクッと香ばしくとても美味しかったです。
豚肉もナイフで簡単に切れるくらいトロトロ(角煮のよう)でした。

サンデーロースト
サンデーロースト

物価は、正直日本円換算にすると高いです。
バスは約400円、水は約200円。
でも、ジムは日本より安かったり、携帯の通信費も日本と同じか少し安いくらいに感じてます。

治安は、ブライトンに関しては良いと思います。
街もゴミが少なく思ったより清潔です。

渡英後に一番苦労されたことや、日本との文化の違いで悩まれたこと、辛いなと感じる事はありますか?

1番苦労したことは、仕事探しです。
前回のワーホリ(ニュージーランド)ではアジア系のお店で働いていたので、今回はイギリスのカフェ又は、レストランで働く事が目標だったのですが、なかなか面接に辿り着かずトータルで1ヶ月ほど仕事探しをしました。

店頭に直接CVを配ったり、オンライン応募も合わせると50以上は余裕で応募したと思います。
ですが、最終的にはイギリスのレストランで働く事ができました。

渡英してよかった!と感じる出来事、イギリスでの暮らしは楽しいな!充実しているな!と感じるのはどんな時ですか?

イギリスのレストランで働けた事が、イギリスに来てよかったな!イギリスで暮らしてるな!と感じます。

イギリス人の方が多いのでもちろんイギリス英語に囲まれて働けますし、他にもイギリスのホットな話題や、TV番組、スポーツ、おすすめのお店など幅広くイギリスについて知ることができるのはとても楽しいです。

語学学校について

TakuさんはニュージーランドでのWH経験、日常会話レベルの英語力がありましたが、語学学校には通われましたか?学校名と実際に通われた感想を教えてください。英語力は伸びましたか?通ってよかった?

3ヶ月「Bayswater Brighton語学学校」へ通いました。
語学学校へ行こうと思った理由は、日常会話レベルから仕事で使える英語レベルを習得したいと思ったからです。

そして、3ヶ月通った結果はもちろん通う前に比べると英語力は上がりましたが思い描いていた仕事で使える英語レベルには到底達しませんでした。

語学学校終了後の英語学習は、職場と自己学習をしているのですが実際にネイティブが口にする英語を聞いたり、インプットした英語を職場でアウトプットしたりしてます。

私個人的な感想としては、語学学校に通って授業形式で学ぶより、実際に働きながら英語を学ぶ方が合っているなと感じています。

イギリスでの出会いについて

新しい出会い、お友達はできましたか?また、出会いのキッカケはどこが多かったですか?やはり語学学校やアルバイト先ですか?

出会いのきっかけは、語学学校と職場です。

語学学校は年齢層が若く、歳の差が少しあったので定期的に遊ぶ人は正直少なかったですが、仕事を始めてからは職場の人とは休みの日や仕事終わりにpubかカフェに行く友達ができました!

実際に世界中の友達ができたと思います。その中で何か感じたこと、価値観が変わったことはありますか?

大きく変わったことはないですが、日本はとても生活環境が整ってる国ということはよく感じます。

逆に、イギリスに限らずですが海外で生活している時は何が起きてもOKと思える心でいようと心がけています。

電車、バスが遅れる、ストライキで飛行機がキャンセルになる、シャワーが止まる、物が壊れやすいなど…

イギリス人について

渡英後に知った、感じた、何かイギリス人について思うことがあったら教えてください。

フットボールがとにかく好き。

(中里:H.Hさんも同じことを仰っていました。フットボールの知識と、自分の国、日本について勉強してから渡英は重要そうですね!)

お仕事について

現在はどんなお仕事・アルバイトをされていますか?簡単な業務内容を教えてください。

カクテル、コーヒーを作っています。

仕事探しやお仕事に、英語力は必要だと感じますか?

話せなくても、理解できる英語力は必要に感じます。

トレーニング期間でも、構わずどんどん実践をさせてもらいましたが、もちろんアジア人だからゆっくり話すとかは無く説明のスピードがとても早くて必死に聞き取りました。

仕事探しは順調でしたか?また、これからYMSする方に向けて、仕事探しや面接のアドバイス、何か日本との違いを感じる部分があったら教えてください。

2月に仕事探しをしたのですが、閑散期で求人を出してるお店が少なかったのでなかなか苦労しました。

仕事の探し方は、直接CVを渡したり、オンラインで応募したりしました。

私が住んでるブライトンでは夏が特に観光シーズンになるので、夏に合わせて求人の募集をかけるとこが多く、実際CVを渡すと5月6月ごろから探す予定と言われました。

なので、場所によっては渡英する時期も仕事探しにはキーになると思います。

オンラインは、現地の人もindeedを使っているようです。

まわりの日本人の方は、どんなお仕事・アルバイトをされてる方が多いですか?また、お仕事・アルバイトの内定をもらうのに何社位に応募をされている印象ですか?

アジア系のレストランで働いてる方が多いです。

運が良ければ数社で仕事が決まった人もいますが、10社以上応募されてる方がほとんどだと思います。

休日の過ごし方、旅行について

お休みは週何日ですか?また、お休みの日はどんな風に過ごされていますか?

2〜3日です。

海でのんびり過ごしたり、pubや日本食レストラン、ジムや趣味に時間を使ってます!

イギリスで一番好きな都市・場所はどこですか?

私が今住んでいるブライトンです。

ブライトンを選んだ理由はいくつかありますが、NZでワーホリをしていた時にはオークランドから車で3時間ほど離れた海に面した街に住んでいました。

その時の海が近くにある暮らしと、自然に囲まれたのんびりした暮らしが好きだったのでイギリスで近しい場所がないか調べていました。

中里さんにも最初相談させていただいた時に「海に近い」「街が大きすぎない」ところが良いですと言ったこともあり、ブライトンを提案いただいたと思います。

実際に生活してみて、思っていた海に面したのんびりした街とのギャップはないですし、夏には海に入ったり天気の良い日にはビーチで寝転がったり、onとoffを切り替えながら生活しています。

個人的には、ニュージーランドやオーストラリアのワーホリ後にイギリスを考えられている方にはおすすめの街です。

現地でのお金事情について

旅行代やお小遣い、お休みの日のお出かけなど、現地の仕事・アルバイトの収入だけで生活費を回すことは可能ですか?

十分に可能です。

イギリスYMSで貯金をすることは可能だと思いますか?

可能だと思います。
外食を減らすなど普段の出費をできるだけ抑えれば貯金できます。

ブライトンでシェアハウスに滞在する場合に、1ヶ月間の家賃や生活費の目安は最低いくら位必要だと思いますか?

私の実体験を元に申しますと、1ヶ月最低でも£1000(家賃、食費、携帯、交通費、ジム、外食など含む)が必要でした。

詳しい内訳は、インスタグラムに月毎の生活費を投稿してるので見ていただけたらと思います。

また、渡英後の1ヶ月目はホテル代(家が決まるまで)、移動費、敷金(家賃1ヶ月のところが多い)などで£500~£800ほどプラスでかかります。

家探しについて

家探しは順調でしたか?また、家探しで注意した方が良いと思うことなど、経験者からのアドバイスありましたら是非教えてください。

家探しで、そこまで苦労した経験はイギリスではまだありません。

ロンドン市内ですと、「mixB」で家を見つけた話を聞きますが、私が住んでいるブライトンにはほとんど物件がないので「spareroom」というサイトで家を探しました。

私たちのように家を探すこともできますし、逆に貸す(家主)側に向けて希望条件などをあらかじめ登録しておけばオファーが来るので上手く使えばスムーズに家が見つかると思います。

経験者としてのアドバイアス

賄ご飯

これから渡英予定の方へ、経験者として何かアドバイスがありましたら是非教えてください。

食べれる時にたくさん食べて栄養を蓄えてください。笑
私は渡英後数日間のホテル暮らしはスーパーや外食が中心になりました。
とは言え、最初は物価の高さに驚き外食は高過ぎてできないし、スーパーではフルーツやセール品を買って生活していました。

通学や家探し、仕事探しなど体調を壊すと元も子もないのでフルーツやサンドウィッチ、テイクアウト弁当など可能な限りたくさん食べることがおすすめです。

(中里:動画で見るTakuさんの賄いご飯、いつも美味しそうです!)

今後の目標について

実際に渡英して今思う、今後のイギリスでの夢や目標、何か将来の展望がありましたら教えてください。

この2年間「リアルなイギリス生活」を継続して発信することです。

2024年から、ymsビザの発給数が増え以前よりイギリスへの渡航が容易になったと思います。

一方で、私がymsを使ってイギリスへ行くことを決断した際に、他国のオーストラリアやニュージーランド、カナダに比べて圧倒的にイギリスに関する情報量やsnsなどで発信している人が少ないと感じました。

私が渡英前に調べてて感じた正直なイギリスのイメージは、天気が悪い、ご飯が美味しくない、物価が高い….ネガティブなイメージばかりでした。

実際にイギリスブライトンで半年生活してみて「思っていた程ではないな」と感じることも多々あります。

その辺りも含め、イギリス生活が始まる前から渡英後、実際のイギリス生活の中で私自身が経験した事や疑問に思ったことなどをリアルに残し、これからymsでイギリスに来る方や留学に来る方の少しでも役に立ちたいと思いsnsを始めました。

なので、私自身の「イギリスでのリアルな生活」の発信を通して少しでもイギリスへの不安がなくなれば嬉しいです。

アフィニティについて

留学エージェント探しの経緯、アフィニティで申込みをされた理由や担当カウンセラーに何かコメントがありましたら是非教えてください。

今回の渡英が初めてのイギリスで、それどころかヨーロッパにも来たことがなかったので土地の雰囲気や、気候、語学学校に関して全くの知識がありませんでした。
なので、留学エージェントの方に相談させていただく中で当時の自分が思う理想の場所を見つけようと数社問い合わせをしました。

その中でも、アフィニティ中里さんには初めてお話しした時から親身に話を聞いてくださり、時には1時間以上も話しをしてくださりたくさんの情報やアドバイスをご丁寧に教えてくださったので最終的に納得して住む場所を決めることができたので大変感謝しております。

カウンセラーから一言

Takuさんは、ニュージーランドワーキングホリデーに続く、二度目の長期海外滞在。

初めてお話をお伺いしたときから、既にご自身の中でイギリスYMSに求めるイメージをしっかり持っていらっしゃる印象がありました。

それもそのはず、ご自身の中で、“「リアルなイギリス生活」を継続して発信する”と言う、明確な目的をもって準備されていたのですね。

TakuさんはインスタグラムやYoutubeを使い、イギリスYMSの日常を毎日発信されています。

インスタグラムTaku[ワーホリ2カ国目/イギリス生活🇬🇧]

Youtube Taku [決して裕福でないイギリス生活]

特にインスタグラムでは、現地での銀行口座の開設方法や生活費の目安、シェアハウスの探し方など、YMSの方にとって必ずに参考になる情報が満載です。

もしかすると、イギリスYMS情報を探された時に、TakuさんのSNSを見かけたことがある方も多いのでは?

私も拝見していて勉強になることが多く、是非みなさんもインスタフォロー、Youtubeのチャンネル登録をして、リアルなイギリス情報チェックをしてみてください。

ちなみに最近は、ブライトンでBBQも開催されているそうです。
イギリスでのコミュニティ、仲間づくりに是非参加されてみては。

この記事の内容に興味をお持ちですか?留学のことなら何でもお気軽にお問合せ下さい。

PROFILEこの記事をかいた留学カウンセラー

大学で建築・デザインを学ぶ。オーストラリアへの休学留学を経て、卒業後にはイギリスでの就学を経験。英語圏、仏を中心に約10年間カウンセラー業務に従事。毎年複数の国を訪問。リアルな情報を基に3000名以上のお客様にカウンセリング業務を行う。