アフィニティでは2023年より、留学費用に対して一部奨学金を支給しています。
選考試験(面談)に合格し、『アフィニティアンバサダー』としてドイツへ留学された、高校生のHさんに体験談をいただきました。
ドイツのハイデルベルクにて、語学学校のドイツ語コースプログラムに参加されたHさんですが、留学前からしっかりと渡航準備をされ、とても素敵な留学生活を過ごされました!
現地ではどのような体験をされたのか、ぜひ御覧ください。
目次
留学先について
国、地域:ドイツ
都市:ハイデルベルク
出発日:2024年7月28日
留学期間:2週間
留学カテゴリ:語学学校
なぜこの留学先を選びましたか?
ドイツの歴史や文化を自分の目で見て体験したいと思い留学を決めました。
特に輸送、交通の観点からドイツと日本を比較して常に複雑怪奇な欧州情勢に置かれたドイツの有事への強さを調べたいとも考えていました。
また、日本は明治以降ドイツを参考にしてきたところが大きく、歴史上の偉人たちの足跡を辿ることで自分の将来を決める手がかりを得られるかも?とも。
留学してみて新たに発見した習慣や文化はありますか?
ドイツでは(おそらくドイツ以外の欧米諸国でも)親戚や友人を招いてホームパーティーをよくするとホストファミリーから聞き、日本ではあまり頻繁には行わないということに驚いていました。
実際ホストファミリーの親戚が家に来てバーベキューパーティーをしたり、一緒にワイナリーにも行きました。
みんなフレンドリーですぐに打ち解けました。
ドイツでの休暇は大人も子供も日本より長く、十分な休養をとれるそうです。
また知っていたとはいえ、鉄道に改札がないのは新鮮でした。
アクティビティで動物園に向かうバスで、一度だけチケットを確認されました。
現地の人たちは過度にスリなどを警戒しているわけではなくトラムで音楽を聴いたり、荷物をドサッと床においたりしていたことは意外でした。
留学生は狙われると思い、自分は必要以上にずっと警戒していました。
しかし治安は日本と大して変わらないように見えました。
日本と異なる点、変わらない点をたくさん発見されたHさん!
知識としては既に知っていたことでも、現地で実際に体験することで、新たな学びがあったことと思います。
学校/コースについて
学校名 :ACADEMY OF LANGUAGES by F+U International Heidelberg
コース名 :ジュニアプログラムドイツ語コース
学校の評価
クラスの雰囲気:ふつう
教師の質:満足
コース内容:満足
学校の設備:満足
周りの環境:満足
スタッフの対応:満足
総評:満足
1クラスあたりの生徒数:5人未満
1クラスの日本人の割合:4人中3人
参加してよかったアクティビティ:ハイデルベルク城ツアー
印象に残った授業内容/学習方法
授業はすべてドイツ語で書かれた教科書とワークブックに沿って進められました。
楽しくてユーモアがある先生で、英語でも説明してくれます。
教科書の内容によって日本ではどうなのかと質問されたり、昔通っていた英会話教室のように生徒を順番にあてていく授業形式で生徒数が3,4人と少なかったので活発に発言できました。
ジュニアプログラムの初級コースだったためあまり事前知識がなくても授業についていくことができて、宿題も少なく簡単でした。
しかし、驚くべきことに12歳~15歳のコースなのに授業が1コマ90分もありました。
これはなかなかきつかったです。
午前中だけでへとへとでした。
それも今となってはいい思い出です。
滞在先について
滞在先:ホームステイ
通学方法:その他
通学時間:21分〜30分
滞在先の評価
周りの環境:やや満足
周りの環境:満足
設備:満足
通学路:満足
ファミリーの対応:満足
総評:満足
滞在先 / ホストファミリーとの思い出
日本の伝統文化を紹介したかったので浴衣を男女4組分、合わせて8着持って行きました。
ホームパーティーの時にホストファミリーと親戚に着てもらいましたがとても盛り上がって喜ばれました。
今度のハロウィンパーティーの仮装で着てくれるそうです。
そして金継ぎ体験もして、日本のわびさびを知ってもらいました。
リビングで過ごす時間が多くてホストファミリーとたくさん話ができました。
ドイツでは学生の時に、1年間親の援助を受けて旅をしたりして、いろいろな文化を学び将来を考える時間をとるという話が心に残りました。
ディナーの後にはホストファミリーとルドーというボードゲームをしました。
ドイツ人はボードゲームが好きなようで、タンスの中にたくさん入っていました。
ホストブラザーと一緒に作ろうと思ってガンプラを持っていきましたが意外なことにドイツでガンプラはあまり有名でありませんでした。
しかし、初めてのプラモデル作りを楽しんでくれました。
浴衣の着付け体験に金継ぎ体験と、日本の文化をたくさん紹介してくださいましたね!
外国で日本の文化を伝えるには、まず自分がその文化を理解していなければできません。Hさんはしっかりとご準備をされていたので、現地の方にも楽しんで頂けたのだと思います。すばらしい経験をされましたね。
留学前に不安に思っていたことは?
一番の心配は初めて一人で入国審査を受けなければいけないこととフランクフルト空港でドライバーさんとちゃんと会えるかということでした。
これは思った以上に簡単にクリアできました。
入国審査はパスポートにスタンプをドンッと押されるだけであっけなかったです。
また、2週間の滞在でホストファミリーとうまくなじめるか不安でしたが、入国審査でトラブルが起きるという不安に比べれば、楽に思えました。
実際、あったその日のうちに馴染めたと思います。
学校初日はホストファザーがトラムの乗り方を教えてくれたので通学の不安はなかったです。
授業やレジでの会計も意外に身構える必要はなかったです。
留学して身についた力を教えてください
問題解決能力です。
初日に、空港でピックアップしてくれるドライバーの到着が遅かったので電話をかけました。
到着早々にいきなり大きなミッションがやってきたと思いました。
英語でしかも電話で会話するので踏み出す勇気が必要です。
学校初日に学食の場所がわからなかった時には同じクラスの人を誘って受付に聞きに行きました。
また、語学学校で日本文化を紹介するワークショップをやりたいと思っていたのですが、実現できそうになかったのでとっさにホームパーティーでやることを提案し実行しました。
結果的にみんなに喜んでもらえてより仲良くなれました。
語学力に関係なく行動することが重要なのだとあらためてよくわかりました。
もちろん、英語で会話をすることによって生きた英語に触れ、ドイツ語とともに自身の英語力を向上させることができました。
留学中の一番の思い出
週末にホストファミリーの車に乗って市内の丘へ行きました。
そこには市内を一望できる、いかにも古そうなレンガ造りの塔があり、ほとんどすべて朽ち果てた1070年に建てられた教会、そしてシングシュテッテという有名な野外劇場もあって非常に興味深かったです。
その丘を登る道は車が通るにしては少し急でした。
そしてこれらの史跡がある丘の上は思ったより人気なようで、何組かの家族がいました。
塔からの景色はとても素晴らしかったです。ホストファザーが史跡の説明をしてくれました。
学校以外や週末の過ごし方
ホストファミリーと会話したり、一緒に出掛けたりしました。
丘に行ったこととワイナリーに行ったこと以外では犬の散歩について行ってラズベリーアイスクリームを買ってもらいました。
これがすごくおいしかった!
他にはハイデルベルクを流れるネッカー川に沿って車でドライブをしました。
また、駅まで行ってICEを撮影したり、ホストファミリーと卓球やテニスをしました。
ドイツでできた友達とはお土産を探しに店を巡ったりしました。
模型店もにも訪れ、目的の一つである市場調査もできました。
短い期間ながらやりたいことすべてが実現できたので充実していたと思います。
あなたの留学にタイトルをつけるなら
欲張りなドイツ留学を実現!
留学生へのアドバイス/どんな留学を勧めますか?
まず、留学では想定外のことが必ず起きるので、明確な目的を持った活動を現地でしたい場合は留学期間に合わせてこれだけは必ずする!と設定するといいと思います。
最初からあまり欲張らずに少なめに目標設定し、余裕があれば他にもしたかったことをすればいいでしょう。
そして、ホストファミリーや学校の人たちとの会話に困らないように日本の現在の流行と伝統文化など知識を深め、自分の興味のあることを現地の言語で話せるようにしておいたほうがいいです。
自分から積極的に他者と関わろうとするとたいてい相手も同じくらいの熱量をこちらに返してくるので事前準備は念入りに。
しかし、だいたいみんな優しく接し、理解しようとしてくれると思うのでそこまで緊張してガチガチで行く必要はないでしょう。
1ヶ月の生活費はどのくらいでしたか?(食費/交通費/通信費/交際費・・・)
60ユーロ
現地でのお写真
アフィニティについて
サポート満足度:満足
アフィニティへひとこと
不安なことや気になることをこちらから聞く前にオリエンテーションや面談で情報をたくさんもらえたことで安心して出発することができました。
行けば何とかなると思えましたし、実際だいたいうまくいきました。
学校との連絡も完ぺきで最後までトラブルなく留学を終えられたのはカウンセラーさんのおかげです。ありがとうございました。
担当カウンセラーからひとこと
2週間という期間で、非常に内容の濃い留学生活をされましたね。
たくさん挑戦し、学び、楽しまれたご様子が体験談から伝わってきました。
留学中には問題解決力を身につけられたということですが、Hさんの「語学力に関係なく行動することが重要」という言葉がとても心に残りました。
母国語が通じないマイノリティな環境のなかで、自分の力で行動を起こすことの大切さに気づけたHさんは、とても大きな成長を遂げられたことと思います。
また、留学では、事前にしっかりと計画していても、予想していなかったことが起こることで計画が頓挫してしまうこともあります。
サポートしてくれる保護者様がいない環境で、「どうしよう」という状況になってしまうこともたくさんあります。
しかし今回Hさんは、そのような状況下でも、「当初の計画とは違うけれど、違う方法で試してみよう」と機転を利かせることで、素晴らしい結果を得ることができるのだと証明してくださいました。
Hさんからのアドバイスにある「明確な目的を持った活動を現地でしたい場合は、留学期間に合わせてこれだけは必ずする!と設定するといいと思います。」という言葉を、これから留学される方々にもお伝えして参ります。
Hさん、素敵な体験談をありがとうございました。
今回の留学経験を活かして、次のステージへ進まれてもがんばってください。