コロナ禍で海外留学を延期にされている方も多いかと思います。
行きたくても気軽に海外に行けない今だからこそ、しっかりとご学力の基礎を身につけて憧れの海外生活に備えてみてはいかがでしょうか?

渡航前に英語力をあげていきましょう！とお伝えすると、「海外留学に行くのは英語を学びに行くためなのに、日本で英語力を身につけていかないと行けないの?」と思われるかもしれません。しかし実際のところ、多くの留学生が『留学前にもう少し英語力を身につけてくればよかった』という感想を口にします。
英語を学びに行くのに事前に英語力を身に付けた方がいい理由は何故でしょうか?そしてどのように事前に英語力を身に付けていったらよいのかをご紹介いたします。

自己主張が控えめでアウトプットが苦手な日本人の特性

空気を読み、周囲の雰囲気を配慮した言動を行うことができるというのは日本人ならでは。
我慢が美徳とされていたり、調和を重んじるという日本人の特性は世界に誇れる素晴らしい特性だと思います。
しかしながら海外で周囲の顔色を伺いすぎたり、相手がこちらの意図に気づいてくれるのをぼーっと待っていてたりしては、自己主張がなく何を考えているのか分からないと思われてしまいます。
また日本人は、英語の筆記試験は得意だが会話は苦手・・・という方が多いですね。
試験のスコアが良い方に多いのが、「筆記はそこそこできるし、ゆっくり時間をかければ意思疎通はできる！今の英語力で十分大丈夫！」と思い、スピーキング力を鍛えないまま留学してしまうパターンです。この場合、語学学校の授業では他のクラスメイトの会話スピードや勢いに負けて全然会話の輪に入っていけない・・・ということになりかねません。
ただでさえ他国に比べ自己主張が強くはない民族の環境で生まれ育っているのですから、最低限自分が伝えたいことはすぐに言葉が出てくるように英語力（+会話力と自信）をしっかりと身に付けてから留学を行うと良いでしょう。

英語力によって授業内容もクラスメイトも違う

語学学校では、一般的に入校初日にレベル分けテストが行われ、そこで自分のレベルにあったクラスに振り分けられます。
筆記と会話の両方のテストを行う学校が多いので、筆記試験の結果が良くてもスピーキングが不十分とみなされると、自分で思っていたよりも下のクラスに振り分けられてしまうことも・・・。
初級のクラスになるとどうしてもアジア人が多くなり多国籍の友人を作る機会が減ってしまいますし、過去に何度も習って既に理解している簡単な文法の授業を受けなければならないことにもなります。
結果、「想像していた留学とは違った・・・」という残念な結果になってしまうこともあるのです。
いくら日本語で英語の文法を理解し、単語の意味を知っていたとしても、英語が話せなければ上のクラスにはいけません。いつもと違う環境で英語を勉強して楽しむだけならそれでも良いかもしれませんが、語学力が伸びた！という実感は湧かないと思います。

英語ができれば楽しめることも挑戦できることも増える

「現地に行ったら自然と英語も話せるようになる！」と思われる方もいらしゃると思います。確かに長く英語環境に身置いて、英語しか聞かない・話さないという環境になれば嫌でも少しは英語ができるようになるでしょう。しかし語学留学での現地滞在の期間は無限ではなく、短い人だと数週間、長い方でも1年前後となります。貴重な時間とお金を使って留学するのに、学ぶのは英語だけでよいのでしょうか?
留学先では様々な出会いがあります。同じ学校の留学生からの様々な刺激により新たな目標ができたり、学びたいことが増えることも！趣味がある方は留学先で現地コミュニティに参加することでステップアップできたり、ビジネスチャンスを探している方は新たなパートナーシップを結ぶこともできるかもしれませんね。
自分で行動すれば可能性は無限大ですが、「英語を学んでいる最中で、まだ話せないから・・・」と学校と滞在先の往復をしていては色んなチャンスを逃してしまうことになります。
現地で様々なことに挑戦するためにもある程度の英語力を身に付けておくべきと言えます。

社会人ならなおのこと事前の英語習得に励むべき

学生の方の場合、現在進行形で英語を学んでいる方も思います。しかし社会人となると、最後にきちんと英語を学んだのは何年前?という方も多いのが現状です。
専門性を身につけたい方が目指すカナダのCO-OPやアメリカ大学進学等であれば一定の英語力を示すためにIELTSやTOEICなどの受験が必要ですが、英語を学びに行くための語学留学の場合は資格は不要です。
しかしそれでも社会人の方に特に事前に英語力を身に付けて欲しい理由としては、自分が専門とする分野（自分の仕事や得意な分野）などを自分の言葉で語れないと非常に情けない気持ちになるからです。
特に社会人歴が長い方の場合、誇りを持って仕事をしていたり、強い信念を持って業務に取り組んでいる方が多くいらっしゃいます。日本語でなら熱く語れる、理解してもらいたい！と思う気持ちがあるのに、英語に自信が無いがために子供のお喋りのようになってしまい「この人は何を言っているのかわからない。変な人だ。」と思われてしまうのはなんとも悔しい気持ちになります。
仕事や専門分野の話で使う単語や言い回しは特殊なものが多かったりします。なので、社会人の方は納得のいく自己紹介がサラッとできるくらいの英語力は身に付けておくことをお勧めいたします。

コミュニケーションスキルに自信がないならなおのこと英語力をあげておく

ここまでは英語力が無いと困ることについてお話ししてきましたが、正直なところ、日本語で言えないことは英語でも言えないということにも注意が必要です。
「私全然クラスで話せなかった！英語で友達なんてできない！！」と落ち込んでしまわれる方も多くいらしゃいますが、日本国内であっても、知らない土地の知らないコミュニティに突然入って、輪の中心で発言する、友達を作るというのは容易なことでは無いと思います。
なのでうまく話せなかった原因が、英語ができないからなのか、自分の性格的に発言できるチャンスがなかったのかを落ち着いて分析することも大切です。
内弁慶な方や、話題の中心となって会話を盛り上げるのが苦手な方は、いざと言うときに自分の意見をはっきりと言えるよう英語力を磨いておくことが重要です。
現地のネイティブや他国の外国人留学生も、みんながみんなアグレッシブに会話をする訳ではありませんし、会話のテンポや波長が合う人にきっと出会えます。焦らずしっかりと英語力を身に付けていきましょう。　

英語力を事前に上げるために

では事前に英語力をあげておくにはどのような方法が良いでしょうか?
英検やTOEICなどを受験するという目標を持って勉強するのも一つの手ですが、留学目的で勉強をする場合はやはり日本人にとって最も苦手な分野と言えるスピーキングを強化するべきだと思います。
最近ではコロナ禍の影響もあり、各国の語学学校が、現地で教えている授業と同じクオリティのレッスンをオンラインで提供しています。
多くの国からの留学生相手に英語を教えてきた語学学校の講師だからこそ、その生徒がなぜ行き詰まっているのかを的確に指導してくれます。（例えば「○○人はこの発音が母語にはない音で、この文法も使わないから英語でも間違えてしまうのね！」ということを即座に理解してくれたりします。）
語学学校によってもオンラインレッスンに特色があるので、気になる方はぜひお問い合わせください。無料カウンセリングにてご希望をお伺いの上、おすすめの語学学校をご紹介させていただきます！

例1）世界主要各国に校舎がある大規模校のオンラインレッスン

学校名：EC（イーシー）

ECは世界世界24都市に校舎を持つ大規模校であり、従来よりオンライン学習にも力を入れている学校です。
オンラインコースのレベル分けは初級から上級まで８レベルあり、自分に合ったクラスが見つかるので安心です。（１クラス平均６名、最大８名の少人数制というのが嬉しい！）
１人１人の発話の時間や回数が多く、講師から個々にフィードバックがあるのも特徴的です。

例2）欧州から始まったグローバルな大規模校のオンラインレッスン

学校名：Sprachcaffe（シュプラッハカフェ）

Sprachcaffeは、海外のグループ授業やプライベート授業を受講できるシステムを持っている学校です。
欧州発の学校という事も有り、英語だけでなく英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、中国語、アラビア語の7言語を学ぶことが可能です。

例3）カナダで大人気の有名な大手校のオンラインレッスン

学校名：ILAC（アイラック）

ILACでは、ILAC Kiss（Keep It Simple & Smart）というオンラインレッスンを開講しています。
ILAC Kissの最大のポイントは、カナダ最高峰クオリティのクラスルームに世界中どこからでも参加が出来ることです。
講師はカナダ在住、大人数クラスやアカデミック英語を教えた経験のある講師がクラスをリードします！

例4）今人気のフィリピンの先生から学べるオンラインレッスン

学校名：CURIOUS WORLD ACADEMY

CURIOUS WORLD ACADEMYは、マンツーマン授業で英語漬けになれるフィリピン留学をオンライン上で実現できる画期的なオンラインレッスンです！
フィリピンの講師は教え方が丁寧であるため、「英語学習が久しぶり」「基礎からしっかりと固めたい」「留学前に英語を一通り復習したい」という方にもお勧めです。