前回の①では、ホームステイ先のホストファミリーにはそれぞれ
「個性」があるというお話をしました。
「それって当たり前やん」、という方もいらっしゃると思うのですが、
意外と、一軒のホームステイ体験だけで「イギリスのホームステイ
さいっあく」とか、「ニュージーランドのホームステイは
寒かった」などと言ってしまいがちですよね。
わたしもそうでした。
でも、家族も人のように個性があるので、個性をつかんでしまえばあとは
自然とうまくいきます。
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という前提で、そろそろ、「コツ」について書きたいと思うのですが、
あくまでも私の個人的な見解ですので、その点はご注意ください。
ひと言でまとめますと、
ホームステイ先に着いたら、家族の中で誰がボスかすばやく察知(笑)、
その後はその人のやり方をとりあえずマネするだけです。
とても簡単です。
例えば、その人がお掃除を毎日していたら、自分の部屋も毎日掃除する。
その人が週に3回だったら自分も週に3回にする。洗濯しかり、買い物しかり。
寝る時間、見るテレビの番組などなんでも一緒のペースにしてみます。
そうすると、ファミリーにとっての違和感がなくなるので、あっという間に
なじんでしまいます。
あとは、その人だけをまねするのではなく、ファミリー全体の動きをまねする
というのもアリです。
夕食前のお祈りも、カトリックの場合はカトリックに合わせ、モルモン教の
場合はモルモン教にあわせました。
ご飯を食べた後、ちょっとゆっくりしてから片づけを始めるファミリーなのか
食べるやいなや片付けてからゆっくりするファミリーなのか。
みんなの動きをじっとみて合わせるだけでよいです。
ここで、「よい人と思われるためにはどう動けば...」などどあせっては
いけません。邪心を捨てて、合わせるのみです(笑)。
意地を張って、自分は食べ終わったら片付けないと気分が悪いなどど
違う動きをしても何の得もありませんので、ここはリラックスしましょう。
ただし、上記はあくまでも基本なので、状況に応じて臨機応変にアレンジする
ことが必要です。
例えば、ファミリーで発言権が強いのがホストマザーだとします。
ホストマザーだけがシャワーを20分浴びてバスにもつかるけれど
お父さんや子供達はシャワーを10分だけ浴びる場合、私は多数派に
合わせるようにしていました。
あと、例えば、冷蔵庫に入っているもので、何でも食べていいよと言われても
念のために、高級ワインや高級食材には勝手には手を出しませんでした。
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*このブログはあくまでも個人の見解です。