ホームステイがうまくいくコツ①、②で、ホームステイ先のファミリーの
生活に自分を合わせると、「楽」というお話をしました。
今日はこの境地(笑)に至るきっかけとなったデキゴトについて
お話します。
海外のご家庭では、電気湯沸かし器、魔法瓶のようなものは使わず、
電気で沸かすポット(ホテルに備え付けてあるみたいな)でお湯を
沸かすのがほとんどなのですが、オーストラリアでのホームステイをした時に、
一軒目のおうちで、ホストマザーから、
「お湯を沸かしたら、次の人が空焚きをしないように、かならずお水を
コップ1杯分ぐらい入れておいてね」、と教えられました。
そうか!オーストラリアではそうするのか、と思いそれから毎日
きちんと実行しました。
そして2軒目のホームステイ先で、そのようにお水をわざわざ入れて
おいたところ、「ちょっと来て」とキッチンに呼ばれ、
「こういうことすると、不衛生でしょ、ポットに残った水は必ず捨てて、
その都度入れてね」と言われたのです。
その当時は英語もあまり話せなかったので、前のホストマザーに
言われたことの説明もできず、ただ、分かりました、と言いました。
今にして思えば、2軒目のホストマザーは、ただ使い方を教えて
くれただけですし、今だったら、(そっか、この家はそうなんだな)
とそのやり方に合わせて、「オッケー!」のひと言で楽しく暮らせるのですが、
その時は、清潔好きな日本人としてのプライドを傷つけられたような
気になったり(海外にいると、なぜが突然一人で「日本」を背負いがち 笑)、
「私は悪くないのに、そんな不衛生なことをする人だとレッテルを
貼られた!」と悲劇のヒロインになって、夜に涙で枕をぬらしてみたり、
ちょっとしたことが、すごく大きな心の傷になったものでした。
こういう時は、以前お話した、ファミリー、ファミリーの「個性」ととらえて
家族のやり方に柔軟に合わせていけば、とっても気持ちが楽になりますよってお話でした。
...と今日はここまで。
他にも「あるある」エピソードを思い出したらまた書いてみますね。
*この「コツ」はあくまでも個人の見解です。