イギリスでOET医療英語留学(1)OETの基礎知識

OETについて

アフィニティでは、OET試験対策コースのイギリスでの受講をお勧めしております。

英語テストに詳しい方なら最近耳にするOETという言葉。医療に関係があるテストというのは分かるけど、IELTS(アイエルツ)やTOEFL(トーフル)とどう違うのか、というご質問が増えてきました。そこで今回は、OETについて様々な視点から解説したいと思います。OETの特徴を理解した上で、自分に合った英語の資格取得やスキルアップを目指しましょう!

そもそもOETとは何ですか

Occupational English Testの略で、公式サイトhttps://www.occupationalenglishtest.org/によると、”The English language test for healthcare professionals” とある通り、医療関連の職業に従事する人向けの英語の職業英語テストです。このテストは、オーストラリア連邦政府との契約に基づいて1980年代後半に設立されました。

OETと他の英語テストの違いは何ですか

国際的に認知されている英語テストには、IELTS、TOEFL、ケンブリッジ英検テストなどが有名ですね。OETは国際的な英語のテストというのは同じですが、医療従事者が英語環境で医療活動をする際のコミュニケーションスキルを測ることが目的、というところが大きな違いです。
OETテストは、ヘルスケアセクター(医療分野)での英語能力を評価するように設計されており、実際の職場のタスクと言語を反映した資料を使用して、英語のリスニング、リーディング、ライティング、およびスピーキングのスキルを評価します。 歯科、栄養学、医学、看護、作業療法、検眼、薬局、理学療法、足病学、放射線学、言語病理学、獣医学を含む12の医療専門分野に合わせて調整されています。

OETとはどんなテストですか

リスニング45分、リーディング60分、ライティング45分、スピーキング20分。すべて医療現場関連の状況や単語などが提示されます。リスニング、リーディング等はすべての受験者が同じ問題に解答します。
例:患者さんの診察時の会話、医療レクチャーなどライティングは患者さんやケアをする人へのアドバイスのレターや、転院や退院時のレターなど、業務や職種(12の医療専門分野)によって内容が異なります。スピーキングは、典型的な医療の職場での会話に関連するロールプレイ2種です。受験者が医療従事者役で、試験官が患者役や家族役などを演じて会話をします。

英語だけではなく実際の医療現場に詳しい方にお勧めのテストという理由です。

OETのレベルはどれぐらいですか

オーストラリアの例でいいますと、移民局が出しているデータではIELTSの平均BAND 7.0 (General or Academic)とOETのB、TOEFL IBT 98、ケンブリッジ英検のCAE, CEFRのレベルC1が同じ評価となっています。

OETはどこで認知されていますか

イギリス、アメリカ、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、ドバイ、シンガポールの病院や大学で医療現場での英語のコミュニケーションが効果的にできる能力がある証明として認知されています。海外の医療現場や、日本において英語を話す患者や家族との英語での対話ができる証明に効果的です。

OET医療英語テストを学習・受験する意味

以前から、オーストラリアやニュージーランドなど海外で看護師として就労するために受験する方が多かったOET医療英語テストですが、OET資格、またはそのための医療英語の勉強を、日本において海外からの患者様の対応に役立てたり、海外の論文を読んだり学会で発表したりということに役立てる方もいらっしゃいます。

海外では、医療現場での就職や資格取得、移民の条件としてIELTSと並び採用されるなど高度な英語力が求められるOET試験ですので、試験にパス(例:B以上)した方は日本においても医療分野における高い英語力を証明することができます。

医療英語ーOET以外が適する場合

OETは実際に医療に携わる方のための、”Industry specific” (医療現場に特化した)英語テストです。医療従事者の方で、医療に携わることにこだわらずに将来海外への移住を目指している方は、医療以外の職場からのジョブオファーを得た場合の英語力の証明はOETではなくIELTSで一般的な英語力を証明する方が理にかなっています。そのため、その可能性がある場合は、OETよりもIELTSの対策コースの受講をお勧めしています。IELTS試験対策がしっかりできる語学学校をご案内致します。

日本の通訳案内士の方はここ数年、病院等での海外からの患者様の通訳のお仕事が増えているかと思います。OET試験は、実際に医療分野での資格を持っていたり勤務している方に特化した英語テストですので、通訳案内士の方の目的とは少し異なる部分が出てまいります。その場合は「医療英語の基礎」を学ぶ12週間集中コースがお勧めです。現役の看護師の方でまずは基礎的な医療英語を身に着けたいという方にも最適です。

まずは無料のカウンセリング等にてお気軽にご相談ください。

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