【留学体験談】「アメリカ~イギリス留学6年半」留学をすると人生が変わる。留学のリアル

2024年8月23日

こんにちは皆さん。今回はAffinity でインターンをしています、現役大学 3年生が、現地の学校の紹介をしつつ、少しでも海外留学を考えている方の為に留学生目線から体験談を書きました!

実はこれが2度目の留学で、1度目はアメリカに約4年ほど渡っていました。自分の留学は自分の意見を崩さず、悪い意味で頑固、良い意味で一筋なスタイルを貫いてきました。それでよかった事もあれば、改善すべきことも多くありました!

そんな私が今回記事を書くにあたり、自分の心境などを時間軸を追って本音で私の留学体験を説明します!ですので記事を読むにあたって自分は留学するかわからないというひとでも、自分ならどうするだろうと自分の意見と目線を引き寄せ、留学に対するイメージを膨らませることの為にこの記事を参考にして欲しいです

後半にはサセックス大学の紹介をメインとして起筆をしています。イギリスの留学を考えている方に事前に知っておいてほしい、大学の詳しいシステムなど、役立つ情報をまとめてみました。ぜひこの情報を役立ててほしいです!

自己紹介

改めまして、イギリスのサセックス大学に通っていますY.Tです。
2024年8月にこの記事を書いている今現在、現役の3年生になります。

イギリスの大学は3年制なので現在が最終学年となります。
専攻は国際学部の国際関係論&国際開発学部です!

昔から英語は好きな科目でしたが、テストを受けた時に特段に良い点数を取れるというわけではありませんでした。ですがやっぱり英語が好きで、英語でコミュニケーションをとれるぐらい英語を上達させたいと思ったのが留学に対する最初のモチベーションでした。

アメリカ時代

イギリスに留学を始めたのが2023年の1月になります。イギリスへの留学は人生で二回目となる経験で、アメリカのオレゴンにあるコミュニティーカッレジに留学を始めたことが始まりです。2017年に高校を卒業してからは、アメリカのハワイ州にある語学学校に2カ月だけ渡航しました。

アメリカの語学学校では、もちろんですが英語で授業をうけ、英語で友達と会話する初めての環境で、英語で友達とコミュニケーションをとることを期待していた私には本当に楽しい時間でした。

そもそもなぜ留学に行こうと思ったのか

その後、日本に帰国した後にアメリカの大学に留学でもっと英語を勉強したいという思いが強くなり、その思いを両親に伝えたところ、私が留学することのサポートを決断してくれ、オレゴンにあるレーンコミュニティーカッレジ(2年制大学)という学校に2018年の1月1日に出発、人生で初めての留学をスタートさせました。家族のサポート無しには今の自分はスタートすら切れていない状態になりますので、留学するということは改めて、自分だけの挑戦ではないことを改めて実感することになります。

1月1日2018年 ワシントン州の上を飛んでいます。
シアトル郊外とレーニア山が見えましたが留学初日のアメリカでかなり緊張していてそれどころではありませんでした。

オレゴンでの生活は合計4年半、高校でもあまり勉強が得意でない私にとって課題の多い海外大学の勉強は本当にチャレンジの連続でした!私にとっては勉強がやはり何よりも大変でしたが、違う食べ物、礼儀、法律、風景、そして様々なバックグラウンドを持つ人たちに囲まれることが本当に新鮮で、勉強が大変でもアメリカに残りたいと、ホームシックや留学への意欲は尽きることがありませんでした。

何より英語で友たちとコミにケーションが取れるようになり、たくさんの価値観と触れ合うことができるようになったことが純粋に幸せでした!

気の合う友達もでき、キャンプ、スポーツ、料理などをよく一緒にしました!

最初に専攻した学位は航空学で、小さなころからなりたかったパイロットを目指したいと考えていました。しかしパイロットになるのは学費も通常よりはるかに高く、人の命を預かる重大な責任もあり、現実的に自分の性格や素質、能力などを将来にどう生かせられるのかを深く考えさせられました。キャリアプランニングという授業も履修して、周りの人、第三者目線からの自分の評価なども考察しながら自分は将来なにになりたいのだろうと?そんなことで悩む時がよくありました。

街の空港の中に学校の航空科キャンパスがあります!このころはもう専攻を変えていましたがやはり飛行機が好きだったのでパイロット科の友達に航空科キャンパスへつれて行ってもらいました。飛行機にのって敬礼しているのが筆者です。

コミカレの良いところは文理関係なく授業をとれるところ

レーンコミュニティカレッジはリベラルアーツシステムを採用、要は学部学科に縛られず、なんでもいろいろな授業をとれるというものです!そのおかげで、工学、アートでデッサンを描くクラス、天文学、心理学、など幅広く自分の適性や興味を広げる経験ができました。私の同期のクラスメイトは将来やりたいこともはっきりしており、僕よりも2~1年早く卒業していきましたが私は悩んだ末にいろいろと冒険したせいで、かなり卒業に時間はかかりました。しかし結果的にはかなり満足していて、卒業する時には3つの準学位を取得することができました!

壇上に上がり卒業証を学長からいただきました!
卒業生は名前を呼ばれ、証書を学長から受けとることができます。

コミカレ時代に内心思っていたこと。

同期が早く卒業していくのを見て中々焦っていた部分はありました、しかしその焦りの中でも留学に来た意味を考えた時に、自分が自分と向き合い、納得した答えを出さないとせっかく海外に来てまで来て勉強をしたいと意思を持って渡米した自分と背反してしまうと思い、自分の意思を曲げて後悔するような留学にはしたくはないと自分に忠実でることを心がけていました。

だからこそ私が思う留学で得られる貴重なものとは、勉強から得られる知識だけではなく、自分自身の成長であると思います。もちろん友達と過ごす時間もありますが、アメリカの自己の独立を重んじる文化や、寮の個人部屋で教科書と何時間もにらっめこをする様な、一人を意識する時間が圧倒的に日本といたころと比べて増えました。

この一人でいる時間に、上記の事で悩んだり、自分なりに答えを出していくことで、人としても成長していく事が出来るのは留学することの素晴らしさだと考えております。もちろん最初から志や意思が定まっている方も留学生として沢山おられました。ですからこの個人の成長の部分はあくまで私の経験談ということではあります。


過去の自分にアドバイスするなら、、

私は高校生の頃まではまったく苦労するようなことがありませんでした、でも最初に英語が好きで勉強したいという純粋な気持ちで留学をはじめ、それを追いかけているうちに困難を乗り越えられるという経験ができました。好きな事のために大変なことがあっても継続ができたのだと考えていますから、自分の気持ちに正直になるこの部分は間違っていなかったはずです!ですが、卒業までに時間がかなりかかってしまいました!だから過去の自分にあげられるアドバイスはゴールから逆算して、「履修するコースを最大具体化すると時間は節約できたかな」ということです。アドバイスを短くまとめると、やりたいことを具体的に!ということです。


やりたいことがまだ見つからない、そんな時

もしもこのブログ記事の読者様が私の様に少しでも英語に興味があったり、新しい環境に出てチャレンジしてみたい、ほかにも何か惹かれる要素を留学が含んでいるなどの事があれば是非話をアフィニティが主催するセミナーやプレゼンテーションに参加してみてほしいです。留学制度以外の話でも、体験談を聞くことによってまず自分の本当のやりたいことを知るきっかけになるかと思います。この記事もそうですが、そんな自分のやりたいことが分からない、そんな方の為に自分が好きな事を見つけるヒントになってほしいと思って起筆しております。

自然が多く、オレゴン州は本当にきれいなところでした。
勉強をすることはもちろん楽しいですが、散歩をしたり、森の中にキャンプに行けることが楽しかったです。自分の好きな事を衝動的にやってしまうことが多い私ですが、オレゴンの自然と触れ合えたことでより環境に対する意識が芽生え、現在イギリスで学んでいる国際学部を専攻する動機を後押したのも、この時期にSDGsやサステナビリティに関心を持ったからです。


アメリカから帰国後

アメリカで留学を終えた後は日本に一時的に帰国、2022年の6月頃でした。
久々に実家での時間を過ごしながら私はどこの大学に進学するかを悩んでいていました。
それというのも4年制大学はリベラルアーツのシステムがある場所ではなく、コミカレで取得した学位の3つの中から1つ選び、専門的に勉強したいと思っていたからです。
学位は以下のものを取得しました。

  • Associate of Science (応用科学準学士)
  • Associate of General Study (一般教養準学士)
  • Associate of arts Oregon transfer (美術準学士、オレゴン内の大学にで編入する専用)

現在はイギリスのサセックス大学に在学しておりますが、当時はオレゴンの大学も、ハワイの大学にも、サセックスではないほかのイギリスの大学にも出願をしました。アメリカの大学の編入は試験ではなくコミカレ時代の成績(Grade Point Average、 GPA)を見られるだけの大学を受けたので、特別に準備した物などはありませんでした。アメリカ内でも東海岸、西海岸とありますが、ハワイとオレゴンは筆者の通っていたコミカレがある西のグループに属するので編入しやすいのかと。ですが、アメリカの編入制度のことはその道のプロに伺わないと詳細はわからないですから、本気でコミカレから4年制大学に編入を考えられている方はまずコミカレ内のインターナショナルオフィスに連絡をしてみることです。

イギリスの大学を選んだ理由

そんなアメリカ時代を過ごした私ですが、何故イギリスにあるサセックス大学に行くことを選んだのか、理由は3つあります。


まず1つ目、イギリスという、アメリカとはまた違う環境の海外で挑戦してみたかった事。

これは少し哲学的チックではあるのですが、上記の通りアメリカでは困難もありましたが
一人の時間が増えたり、独立心を育むことを重んじる文化があったと述べましたよね。でもそれは逆をいうと必然的にも自己との向き合い方を改めさせられる環境だったとも捉えらました。私はこの文化がとても大好きなのですが、あえて環境の手助けを借りずに自分自身の力のみで成長したいと考えるようになっていきました。もちろん留学する方によってもちろん意見はいろいろです!!
私のように頑なになる必要はまったくないと思います。大切なのは自分で判断をしていくことであります。

そして2つ目、それはサセックス大学は国際開発学が世界で1位の大学だから。

何度も申し訳ないのですが、アメリカでの自分の成長を観察したときに、影響をひしひし自分に与えていたものは環境的な、国の持つ独特の価値観、国民性だと思っています。この点に私は卒業して日本に帰ってきてから価値観の比較対象ができ、非常に国家や社会という概念に興味を感じるようになりました。もっと深く国や制度が人に与える変化の仕組みについて知りたい!そう思っていたそんな時、イギリスのStudy Groupがオファーする大学編入コースでした。その際に、サセックス大学は国際開発学で世界1位という情報が耳に入りサセックスに入学したいと決意が固まりました。

3つ目、学費の問題

アメリカの大学は候補として考えていたことももちろんあり、サッセクス大学に行くかどうか天秤にかけている時期もありました。しかしここでネックになったのが学費の部分です。
そもそもイギリスの大学のほうがアメリカの大学に比べて学費が安い。
イギリス大学に編入すれば卒業が3年、アメリカの大学に編入すると2年と聞くと、圧倒的にアメリカの大学に編入して卒業をしたほうが金銭面では余裕があるように聞こえます。しかし実際に計算してみたところ、私がオファーをいただいていたアメリカの大学費は2年で約74,400ドル=1100万円、サセックス大学3年で約60,000ポンド=1000万円。現在はレート不安定ですが、私が学校を選んでいた2023年の9月時点ではイギリスで3年学べるほうが安かったですし、1年多く海外で学べる事のメリットは大きかったです。生活費を考えれば最終的にはアメリカの学費のほうが安くなってしまうのですが、1年にかかる負担を減らしたかった事、好きな学科で学びたかったことを家族に相談しました。

イギリス留学

前半はかなり自分の経験則を話し、独自の視点で留学の面白さを解説してみました。
以下のパートではイギリス留学を始めた時からの話を追って学校、留学の仕組みなどを説明、留学を本格的に考えていらっしゃる人にとっては知っておきたい情報を、まだ本格的に考えていない方にも大学の紹介をする中でイメージを膨らませていただけると幸いです。

留学が決まり、準備していく流れ

イギリスでの留学は3年ほどになる予定で、アメリカの年数と合わせると訳7年ほど海外で過ごす計算になります。

自身の体験ではアメリカ並びにイギリスに留学するときの出発時期は2回とも1月上旬となっており、VISAの準備やIELTSの試験準備に追われて4カ月ほど過ごし、お正月中に出発という流れになっています。

自分の中でこのような年の過ごし方のイメージがある留学準備期間と出発の流れですが、大学の生活に慣れてきた後、ほかのサセックスの日本人学生に話を聞いて見ると夏に出国する方もいることがわかります。

それというのもサセックス大学に入学される日本人、各国からの留学生には2つの異なるエントリーコースが提供されている場合があり、入学するタイミングも異なれば、先行する学科も異なっているからです。(International Year 1)と( International Foundation Year)の2つのコースが大学1年に直接入学する基準を満たしていないときにISCという機関からオファーされるのですが、どちらかのコースにしか用意されていない進学コース学部、学科もあります。

サセックス大学の入学システム

留学生に用意されているプログラム

1年目の入学するプログラムによって今後ので専攻する学部学科、留学タイミングが変わってくるのでとても重要なポイントになります。システムが複雑です、ですが大切な事なのでしっかりと説明します。

1年生の期間をインターナショナルスチューデントセンター(ISC)で留学生は受けることができます。ISCは直接大学に編入基準が満たない生徒に向けて開かれているプログラムの名前です。

ISCは大学の1年生や2年生に編入を助けてくれる機関で、初年度にどれだけサポートを受けながらアカデミックスキルを磨いていけるかが重要です。アカデミックエッセイに関しては、書き方としての基準が決まっており、エッセイ構成は本当に難しいと日々思い知らされていました。なので、1年生のサポートが手厚く受けられる時期に、それを活用しない手はないのです。ISCのサポートを提供してくれる先生も聡明で、私の学科の先生は本を出版されている方も、人権の為に研究をされている方もいました。課題やクラスのことで質問が思いつかなくても、教授とコミュニケーションをとる練習になるいい機会なので、一年次ではISCの先生たちに積極的に会話を持ち掛けることをおすすめします。

ISCの先生紹介

Dr. Nicholas Whittaker ( ニコラス教授 ニック先生)担当:国際学部全般

(ニック教授からのメッセージ)
I would thoroughly recommend studying abroad.  It is a great way to open your mind to new ways of thinking and make connections with other people from all around the world.  It looks great on CVs and job applications too because it shows that you are adventurous, curious, confident and have experience of other cultures.  I wish I had done it!
Best, Nick
和訳

私は留学を強くお勧めします。新しい考え方に触れ、世界中の人々と繋がる素晴らしい方法です。履歴書や就職活動でも大きなアピールになりますし、冒険心や好奇心があり、自信に満ちていて、異文化の経験があることをしめせるようになります。私もやっておけばよかったと思います!
よろしく、ニック

ニック教授は私のISC時に2つの授業を担当してくださった先生です。
主に国際関係学&国際開発の授業を教えて下りました。ニック先生はISC生徒と教授の距離が近い特性を授業に生かし、生徒が講義をただ受動的に聞くだけになりがちなスタイルを、よりインタラクティブに、積極的に生徒が発言できるように工夫をして教えてくれます。その他、授業内容を教えてくれるだけにとどまらず、大学で必ず求められるアカデミックエッセイの書き方、並びに2年次、3年次の授業でどうしたらよい成績が取れるかなどの講義を開いてくれる、本当に生徒を大切にしてくれる先生です。

私の入学ケース

私はサセックス大学で国際開発学を専攻するべく、International Relations and International Developmentの専攻が用意されている International Year 1(IY1)のコースに入りました。この最初に選択したコースは2セメスターで約1年、進学コースを考えながら英語の授業とIY1がオファーしてくれる学科の授業を履修します。これはPathwayプログラムというもので、ほかにももう1種類の International Fondation Year (IFY)と呼ばれるPathwayプログラムがあります。

(IY1)で1年度を終える時期に、生徒は2~3年生で専攻する学部の専攻を選ぶ機会が与えられます。そして大学本科2年生に編入します。自身はInternational Relations&International Development(国際関係学&国際開発学)を選択しました。一緒に授業をとっていた10~15人のクラスメイトの中には国際関係学だけ、国際開発学だけ、の専攻をとっている方もおり、2年生になると会う機会が増えたり減ったりするクラスメイトが出てきます。

その他にも、(IY1) ではなく、先ほど説明した(IFY)というPathway プログラムもあります。
(IFY)も約1年2セメスターの構成です。(IFY)と(IY1)、授業内容にはほぼ違いがないですが(IFY)のほうが英語や授業が優しめに設定されています。(IFY)を卒業すると大学の1年に編入できます。
ですので、(IY1)と(IFY)の大きな違いは編入できる学年が違うということ、要は卒業にかかる年数が違うということ。しかし(IFY)の方が大学に編入する際に選択できる学科の選択肢が多いというメリットもあります。

Pathway コース名合計でかかる卒業年数編入する学年編入する際に選べる学科の選択肢
International Year 1  32IFY に比べると少ない
International Foundation Course 41IY1と比べると多いい

その他にもそれぞれのPathwayコースに入るためには必要な成績を提出する必要があります。
(IFY)もとめられるIELTSが高く5.5以上となっています。
(IFY)に求められるIELTSは5.0以上となっています。

その他にどちらのコースに入るにせよ、一定の高校の成績が必要となります。

ですので、自分が大学本科で受けたいコースが提供されているコースを早めに決定し、(IFY)か(IY1)どちらに入るかを最初に決めると良いでしょう。そのうえで、自分が進みたいどちらかのコースに設定されている成績条件などを参照しましょう。

大体の概要は上記に記した通りなのですが、実際に申請を進めていくと細いことで分からないことが発生するかと思います。サセックス大学に申請したい、また申請できるかわからないという方が居られましたら是非アフィニティに相談を持ち掛けてみてください。

大学1年生 ISC

何より、3年ある~4年ある中の1年生は教授の方も念押しして生徒に大切さを伝える年度になっています。リソースの使い方、採点の仕組み、などに慣れていくことがとても大切で、最初は思い通りに物事が運ばなくても失敗をして学んでいく事が大切です。1年生の成績は卒業時には反映されません。それでも成績に響かないから努力を怠るのではなく、2年生の準備だと意識していないと2年生になったときに倍の苦労を背負うことになってしまいます。特にイギリス大学の採点方法はアメリカのそれと大きく異なっていて、文系の専攻の私はアカデミックリサーチ論文の書き方を教授とたくさんコミュニケーションができる1年生のうちに沢山教えてもらえるように心がけていました。

私からの、未来の留学生さんへのアドバイス

もちろん2年生になっても教授とコミュニケーションを取る機会は常に開かれています。
友達の友達が博士号を取得中の生徒で、自分が履修する授業のセミナーを教える担当だったなんてこともあります。サセックス大学のレクチャーの先生は経歴のある教授ですが、セミナーの先生は博士号コースを取得する人たちだったりもします。もちろんこの博士号コースのドクター生と話せる内容は、いい成績をとるコツや、自分の専攻している学部の質問だけにとどまらず、日常会話などのフランクな内容であることもあり、学校のオフィスで雑談なんて事も沢山あります。

どんな内容でもたくさんコミュニケーションをとると、オフィスの時間、先生方がいるオフィスの場所、誰に助けを求めればいいか、など、本当に困ったときに絶対に知らなくてはいけない事が習慣として身に付きます!

学生目線から見たサセックス大学の紹介

大学の門に当たる場所に構える建物、キャンパス内から撮影しているので入り口は建物の反対側。

サセックス大学、実はかなりすごい大学です。というのも、キャンパスが国に認められており、英国指定建設物であります。第二次世界大戦以降に建てられたキャンパス、モダンな雰囲気と歴史的な部分か混在しており、設備も充実しています。

国際開発学においては世界第1位、大統領も、ノーベル賞学者も卒業しています。サセックス大学とサーチエンジンで調べていただければ、よりサセックス大学の詳細が分かると思います!

しかし今回は現役留学生から見た、一個人の主観的なイメージをお伝えすることが私の現役留学生としての役目なので、このブログ記事では、実際に行ってみないとわからないリアルな部分を皆様にお伝えします。

サセックス大学のキャンパスライフ

留学の1番の目的は勉強ですよね。でも自分一人だけで大学生活を過ごすのはとても大変だと思います。なぜなら先ほどでもお伝えしたように、留学では個人的な問題と向き合うことが増えるからです。
そんな留学生活ですが、勉強で夜更かしをしたり、イギリスを廻ったりとするときに友達がそばにいてくれると心の大きな支えになります。私は幸いなことに沢山の優しい友達が周りにいてくれているおかげで何か大変なことがあってもここまで乗り切れていると考えさせられます。

そんな人との出会いの部分の話なのですが、キャンパス内にスチューデントセンターという建物があります!

スチューデントセンター、Student Center 略してSCです。


ここには授業が終わった後来ると、ほかの学生が勉強をしていたり、雑談していたり、ご飯を食べている姿を見ることができます。少し勉強するには賑わいすぎているという方もいますので、友達と雑談をするためだけにSCに訪れる方もいます!もう少し静かな場所のほうが集中出来るという方には図書館がおすすめできます。

新しく建設されたSCの中にあるトイレは清潔ですべて個室、数も沢山あるので長時間勉強をしたい方には向いていると思います。自販機やコーヒーマシーンも完備されており、キッチンには水道水、並びに浄水器があります。イギリスの水道は飲めるのか、皆さん疑問に思われる方もいると思いますが浄水器以外のお水を飲み、そのお水のせいで体調を崩したことは筆者は一度もありません。しかしこれは個人差によると思うので水の部分は自身のリスクで判断してみてください。

私自身はSCに沢山通い続けました。そして自分のコミュティーの輪が大きく広がったと思います。学部生だけではなく、学院生も、博士の方も集まり、どんな経歴を経てサセックスにたどり着いたとか、どんな研究をしているのか、そんな話を聞くと本当に面白いです。個人が研究されている内容なので詳しくはお伝えできませんが、特殊相対性理論をサステナブル技術に活用する論文を研究していると教えてくれた方がいて、話だけでも聞いていて本当に面白いです。年齢もまばらで、人生経験が豊富な方などの話を聞くと、人生観的な視野の広がりもあるのかな、と思っています。

内側から見ると窓ガラスから見ることができる広く青い空と内装のコントラストがきれいです。

とくに自分は就活が近いので、仕事の経験がある方の話を聞くことに興味があります。
学院生として来ている方がサセックス大学の国際学を学びにきた外国政府で働いる人なんて事もあります。そんな方たちでも、話してみると本当に優しい方がほとんどで、一友人として関係を築いてくれたり、本音で語りあえたりもできます。その方たちだけではなくサッセクス大学は本当に国際的に多様な場所であり、世界各国の方々と意見交換ができる、模擬国連のような場所だと思います。

飲食設備はかなり充実

SCと図書館がキャンパス内では生徒の勉強場所としてメインなのですが、私は断然SCで勉強するほうが好きです。勉強中に空腹なれば、SCの真正面にあるタージ(Taj)というお店に友達とインスタントヌードルやスナックを購入しに向かい、SCのキッチンでラーメンを作り食べます。

フォークナイフも使い捨ての物が売っています!写真のラーメンタワーの一番上にある箱がそうです。

出来上がった食品を買ったときに使うSCの電子レンジも配慮がしてあり、普通用と、ビーガン用の2つに分かれています。こういった意味でもサッセクス大学のインターナショナルな配慮や、オープンマインドな文化に気が付きます。
朝はイングリッシュブレックファストがカフェテリアのメニューにあります。
カフェテリアのランチメニューは日替わりで毎日3~4種類ほどの用意があります。
写真に写っている食べ物はタリ、インド料理で約10~13ポンド
日本円にすると1800円から2400円、とても美味しいですが高いです。

ご飯は美味しいのですが値段が高く、いつも買って食べるというのは節約につながりません。
節約のコツはやはりなるべく高い買い物はせず、食に関してはお弁当を作ることです。
鶏肉が安くもも肉6枚で560円ほどです。これは日本よりも安いのではないでしょうか。

大学の食べ物も基本的にはイギリス料理だけしか売っていないということはなく、様々な世界の人が文化的や宗教的な規制を受けない用に工夫を施された食べ物のチョイスも豊富です。その他にもSCの中に新しく建設されたアマゾンストアなどもあり、なんと4種類の違う味のどら焼きなども販売されていて、日本人の私にとってみれば大変うれしいです。SCも、アマゾンストアも24時間オープンしているので夜の勉強にはとても重宝しますが、どら焼きを買いすぎてしまうとお金が無くなってしまいます。

コーヒー、カップラーメン、カレーライス、どら焼き、などなどが販売されています。学期末になるとほかの学生の方もSCで長時間勉強をするようになりますので品薄状態になることが多いのが欠点です。

天気の良い日に外でご飯を食べているとカモメたちに奪われますので気を付けてください。
空から飛んできて食べ物を奪われる人もいます。

就職サポート

SCにはキャリアサポートセンターがあってコンサルタントの方が1対1指導、CV(英語版履歴書)などの添削をしてくださります。留学生が現地で就職をするためには乗り越える壁が、現地のイギリスの方たちと比べてかなり高いのは事実です。現状ではかなり難しいといったところですが、絶対に不可能ではありません。現地就職の確立を少しでも上げるためにはキャリアコンサルタントの方たちからのアドバイスは欠かせないでしょう。ほかにはイギリスの企業さんがSCの中にあるブースに集まり、生徒をリクルートするというイベントもあります。かなり有名な企業さんが集まる機会で、現地で就職をしたい方にとっては外せないイベントです。

イベント ジャパンソサエティー

特にサセックス大学のイベントといえばジャパンソサエティーが開催するイベントです。
ソサエティーというものは日本の大学でいうところのサークルでありまして、ジャパンソサエティー以外にも、サーフィン、ラグビー、国際関係、ガーデニング、などなど計180ものサエティーがあります!

そんなサエティーですが筆者はジャパンソサエティーに参加、またはイベントに行くことを強くお勧めします!それは筆者が日本人だからという理由ではなく、ジャパンソサエティーは2024年に大学内で発表されるSociety Committee of the Year 1位を獲得しているからです!どれだけアクティブに活動したか、学生に貢献できたかなどの基準で評価されるものです。

ジャパンソサエティーの運営人の方々は皆さん生徒で忙しいにも関わらず、毎週1度必ずイベントを開催するという信念を持ったとてもアクティブな方たちです。行われるイベントは文化交流、バーでパーティーを開く、ホテルのホールをダンスパーティーの為に貸切る、学校のバーでカラオケを開催であったりと様々なことが多く企画されています。

ジャパンソサエティーがブライトンのお寿司屋さんを貸し切り、イベントを開催してくれました!
地元の日本食販売店で割引が使えるなどの得点もあります。

さらにはジャパンソサエティーに参加、またはイベントに出席しますと、海外大学で日本の就職活動を支援してくれます。海外大学に進学すると、日本の就職活動に影響が出てしまうと心配される方も少なくないと思うのですが、ジャパンソサエティーの中の役職にキャリアオフィサーというポジションがあります。その方たちが、ジャパンソサエティーを通じて就活生にむけたオンラインセミナーを開催、EU内で活躍される経歴のあるキャリア講師の方が就職活動のアドバイスや支援の為に参加してくださります。

ソサエティーほかにも様々沢山あります!
自分の興味があるイベントに参加するために、どんなソサエティーがあるかアンテナを張り巡らせておく事が大切ですね。筆者はメインで活動するソサエティーなどはないのですが、面白いイベントがあった際にはどんなソサエティーの趣向関係なく参加をしています!

サマースクール

今年の夏はサマースクールを受講していたと上記に書いたと思うのですが、サッセクス大学は休みの時期でも、もっとアカデミックな経験をしたい生徒に向けてサマースクール、イベントなども開催しています。ことしのサマーイベントは前年に比べて少なかったと事務の方が教えてくれましたが、それでも中国にある世界ランキング107位の浙江大学とのコラボレーションが提供されていたため自身も参加、サッセクス大学と浙江大学の学生で文化の壁をどう乗り越えるかなどの議論とグループワークを行いました。サセックス大学の学生なら誰でも参加できますし、参加費用もタダです。


試験期間

SCの前置きがここまで沢山ありましたが、それは試験期間のイメージをより深く知ってもらいたかったという意図があります。それというのも、やはり試験期間は自習時間が圧倒的に、クラスの中で学ぶ機会より多いいからです。大学は試験前、中になると授業を開かなくなります。かといって先生方とコミュニケーションが取れなくなるわけではないのでこの部分は安心してください。

最後の授業はエッセイの書き方についての講義です!
いつでも授業後に生徒が直接教授に質問をすることができます。
モダンな形のレクチャーホールもあります、この時は後ろに座っていますが授業があるときはなるべく1番前に座るようにしています。

試験期間、私は自分の部屋で勉強をすることもあるのですが、SCに1日こもって朝を迎えるなんて事もよくあります。そんな時にとても便利なのが、先ほども説明したお店であったり、施設であるわけです。図書館のほうが静かで集中できる方、図書館とSCを交互に、その時の自分の状況に合わせて行き来する方もいます。どこで勉強するかは本当に個人差がありますからサセックスに来たら是非自身の目で確かめてください。

上)朝まで寮に帰らず論文を読み漁るとても努力家な友達

私の場合、1セメスターに4個のクラスを履修します。3年生の最終学年になると、1セメスターは2クラスの構成になり、大学院生と似たようなカリキュラム、スケジュールで生活することができるようになります。もちろん授業数が減ったからと言って楽になるというわけではなく、課題の総提出量は変わりません。

1セメスターには4クラスあるのですが、課題は期末に1つだけ提出するクラスと、中間と期末の合計2つ提出する異なったスタイルのクラスがあります。クラスを履修する前にこの情報はサセックスのサイトから事前調査ができます。自分の履修するクラスがどのスタイルなのか先に調べると大体のセメスターのイメージが作れてよいと思います。

大体ですが、4クラスすべての課題がエッセイであった場合、合計の提出するワード数は1万~1万4千ほどになります。1年生ではこれよりも少な目の課題の提出が求められます。1年目の初めの学期は気負いせず、サポートを沢山受けながら試験期間を乗り越えることが大切です。


留学をして良かったと思うところ。

私はサセックス大学に来て、国際関係や国際開発を現在も学んでいる最中です。
2024年の6月に3年生へ上がるための期末テストの成績も最近返却されて、無事に最終学年に上がれそうです。留学6年目の今でもテスト返却の緊張は無くならないものです。

そんな大変なこともある留学先での学校生活ではありますが、その他にも将来のことを見据えた仕事探し、家事、健康管理、ボランティ、サセックス大学のサマースクールなどなど本当にやることが尽きないです。やはり留学中は忙しくなることがほとんどで、時間はあっという間に過ぎてしまいます。

勉強時間は本当に多いいですが、サセックス大学、また留学を継続選んでよかったと感じられるときがあります。それは自由を感じれる時です。先ほども書いたように、留学って予定に追われて時間がなさそうと、矛盾していないかと思われる方もいるかと思います。しかし、留学中にする勉強すること、ボランティをすること、仕事探しをすることは本当に楽しいです。

何より、留学に行きたかった最初の理由も「英語を勉強したい」というものでした。皆さんいろいろな思いがあり留学をされると思いますが、好きなことの為に存分に時間を使えること、そしてそれを未来へつなげるために努力できること、忙しいと感じることは、心から私は自由だと感じる瞬間です。

広くなだらかな丘を歩いていると人生の道を模索しているような気持になります。
答えをずっと模索してきた自分の留学人生と重ねあうからです。
自然の中は、普通の街中の道と違い、どこを歩いてよいかわからなくなります。
最初は自由すぎることに戸惑い、自分が正しい道を進んでいるのか不安になることも多かったです。
でも大切なのはどこを歩いても正解であるのだということ。自分の歩く道を勇気をもって選んで歩くことだと思えるようになりました。留学に来て、そう思えるようになったことに感謝しています。

最後に

今回のブログを書くにあたり、情報をかなり抜粋しています!
それでもできるだけ必要な情報をお伝えしようと起筆しました。
この記事を読んでくれた方の留学に対するイメージが少しでも鮮明になれば幸いです。

反面、町のことなど、大学以外の詳しい生活の部分に触れた内容がお伝え出来なかったと思っています。

なのでこの記事とは別に、大学生目線から見るリアルなブライトンという記事を新たに作成して、もう少し生活のことが知りたいという方たちの為に筆者の生活で起こる身の回りのことや、ブライトンの詳しい説明をしたいと思っています。

そんな今回の記事ではありましたが、大学の仕組み、留学生の悩み事などを紹介してきた中で、少しでも留学に興味がわいた、自分の将来に向けて新たな一歩を踏み出す先見が芽生えたなどの変化がありましたら幸いであります!

長い記事を読んで下さり本当にありがとうございました!


この記事の内容に興味をお持ちですか?留学のことなら何でもお気軽にお問合せ下さい。