【高校留学の基本知識】 私も行ける? いつ、どのくらい? どの国に?

高校留学してみたいけど、現地の高校にはいつから入学できるの?期間はどのくらいを考えればよいのでしょうか?
留学してみたいなあ、、とまだなんとなく考えている中学生・高校生の皆さん、これから高校留学を計画する上で、最低限知っておきたい高校留学の基本情報についてシンプルにお伝えしていきます。

こらから具体的に計画していくためのアイデアにしてみてくださいね。

各国の学期制と新学期スタート時期

下の表を見てみると、オーストラリア、ニュージーランドは4学期制、カナダとアメリカは2学期制と4学期制があり、イギリスは3学期制であることが分かります。学期制だけでも国によってこんなに違うんですね。新学期のスタート時期は、カナダ・アメリカ・イギリスは9月ですが、オーストラリア・ニュージーランドは1月末~2月となっています。日本と同じ4月スタートではありませんのでご注意を!

学期制

オーストラリア・ニュージーランド: 4学期制
アメリカ・カナダ: 2学期制・4学期制
イギリス: 3学期制

新学期スタート時期

アメリカ・カナダ・イギリス: 9月
オーストラリア・ニュージーランド: 1月末~2月

留学期間

各国の学期制が分かったところで、次は留学期間ですが、こちらは各国や各州、各学校の受入れ体制によって異なってきます。おおまかに、このような感じです。

オーストラリア・ニュージーランド:体験留学・ターム留学・長期
カナダ: 3ヶ月以上
イギリス: 2週間~6ヶ月(公立)・長期(私立) 
アメリカ: 長期

短期留学を希望する方は、短期も受入れが可能なニュージーランド、オーストラリア・イギリスを留学先として考えると良いですし、長期留学を希望の方はどの国でも可能ということになります。私は絶対アメリカやカナダに行きたい!という方は留学期間は長期で検討することになりますね。4学期制を取っている国だと入学可能な時期が年に数回あるので、自分のスケジュールに合わせた留学計画が立てやすいのは魅力です。

各国の特徴

ニュージーランド:

留学期間も短期から希望でき、英語初級者でも受入れ可能という点では、初めての留学の方や英語力に少し不安があるという方にはおすすめの国です。ニュージーランド教育省は、留学生のサポートや滞在先の手配、情報の提供などに関して「留学生の生活保障に関する服務規程」を設けており、確立されている留学生のサポート体制は安心材料の一つです。他民族国家であるからの寛容な受け入れ態勢も魅力です。国民性もとてもフレンドリーで温かく迎えてくれるというイメージです。

オーストラリア:

オーストラリアの高校は約70%が公立高校、約30%が私立高校になります。どちらも短期から留学が可能です。公立高校はホームステイ滞在、私立高校は寮滞在も可能です。入学基準の英語力は公立高校で英検準2級~2級レベル、私立高校では英検2級~準1級レベルが目安になります。第2言語で日本語の授業を行っている高校も多く、日本人に対して非常にフレンドリーな国です。治安が良く、公立高校でホームステイ滞在も人気です。

カナダ:

カナダは教育水準が非常に高い国の一つです。週ごとに教育システムが異なるため、短期留学を受け入れてくれるところは限られますが、受入れ可能なところはありますので、ご相談下さい。ニュージーランドの高校のほとんどが公立高校なのに対し、カナダは公立と私立を選ぶことが出来ます。但し、費用は私立高校が高額になってきます。カナダも多民族国家ですので、ニュージーランド同様に多様性を認めあう文化が根付いている国と言えます。

イギリス:

イギリスは世界各国からの留学生が集まるため、国際色が非常に豊かです。歴史や情緒あふれる環境で国際教養を見つけられる点は大きな魅力です。少人数制で個別のケアが充実しているのも特徴の一つです。 留学生の受入れは私立高校のみとなり、寮生活を送ることになります。
学力審査があり、英検2級以上の英語力が必要です。個別のケアがしっかりしている点など環境が非常に良い反面、費用は高額になっています。

アメリカ:

アメリカの私立高校への留学は非常に高額になりますが、交換留学プログラムを利用すれば年間200万円程での留学が可能です。留学先は希望することは可能ですが、自分で選ぶことはできません。片田舎であったり、人口が少ないところになるケースが多く、サバイバルな環境で自分を鍛えたいという方にはおすすめかも。参加条件としては、英検2級以上の英語力に加え、学業成績も重要です。チャレンジ精神が旺盛で、自立した学生が求められますが、アメリカに行きたい!という方はチャレンジしてみて下さい。

今回は高校留学基本の知識として、簡単にシンプルにご紹介させていただきましたが、各国の各学校によっても特徴は様々です。『やりたいことが明確な方に向いている専門学習が可能な高校』『社会貢献に力をいれている高校』『語学研修コースがあり日本人に人気の高校』などなど。

高校留学に興味のある方は、是非お気軽にご相談下さい。

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PROFILEこの記事をかいた留学カウンセラー

オーストラリアの小中高校で日本語教師のアシスタントとして勤務。オーストラリアでの指導経験は、海外の外国語教育の現場を知るとても良い経験になりました。帰国後は旅行会社にて約10年間、海外への修学旅行・グループ旅行の手配業務や個人旅行手配に関わったのち、ニュージーランド専門の留学会社では、6年間に約500名の留学生をニュージーランドに送り出しました。現在は、学校、塾などの法人担当もしながら株式会社アフィニティにて留学アドバイザーを行う他、文部科学省が展開する「トビタテ!留学JAPAN」の申請サポート業務も担当しています。