【2025年|高校留学】ニュージーランド(ターム留学・長期留学)

ニュージーランドの高校へ留学してみたいけど、『現地の中学校・高校にはいつから入学できるの?』『入学条件は大丈夫?』とお考えの中学生・高校生の皆さん向けに、ニュージーランドへの高校留学を計画する上で、知っておきたい基本情報をお伝えしていきます。

これから、留学計画を進めていくためのアイデアにしてみてくださいね!

ニュージーランドってどんな国? 留学生が知りたい5つの特徴!

治安が良く、自然豊かな環境! – 都市部であっても少し離れると自然が広がる環境です。

フレンドリーで温かい国民性 - 先住民マオリと共存し、他民族国家であるNZでは国籍の異なる人と接すること、文化や習慣の違いに慣れているため、留学生にとっては過ごしやすい環境。

英語教育が充実 – 留学生のための英語補講クラス(ESOL)が充実しており、英語学習と並行して一般科目を受講できる。そのため、英語力の受入基準も他国と比べると緩いと言えます。

肯定的、積極的な心を育む教育 – 教育現場では生徒を褒めつつ幸福度の向上、行動の改善を支援するシステムが推奨されている。「PB4L=The Positive Behavior for Learning」

留学生の生活保障に関する服務規程 – 留学生が安全・安心して生活できるよう保護する取組み。留学生を受け入れる全ての教育機関に徹底した遵守を義務付けており万全な受入体制。(NZQA)

どんな人におすすめ?

初めて海外留学する人 – どの学校にも英語学習のサポートがあり、フレンドリーで温かい国民性のニュージーランドは初めての留学でも安心。留学生の服務規程が設けられ、サポート体制は万全です。

自分でしっかり努力できる人 – 必須科目が少なく、学びたい科目を自由に選択可能です。難易度の高い科目を選ばなくてもよい分、自分でしっかり計画し努力できることが必要です。

自然豊かな場所が好きな人 – 最大都市オークランド(約150万人)でも、郊外には自然が広がる環境です。アウトドアアクティビティが盛んなNZで週末を楽しみたい人。都会より田舎の環境を好む方。

留学時期や期間は?(学期制・学年・科目)

NZの学期制

ニュージーランドは、日本の3学期制とは異なり、4学期制(4ターム)です。新学期(ターム1)のスタートは、1月末~2月頃となります。 各タームは約2ヶ月半となり、1タームだけの留学も可能です! ただし、ターム4(10月中旬~1月上旬)では、ターム1~3で学んだ内容に基づく試験対策が主となり、留学するには不向きの時期ですので、計画の際には注意が必要です。 留学のスタート時期としては、ターム1~3が始まる(2月~7月)を目安に、留学計画を立ててみてください!

2025年 ニュージーランド ターム時期の目安 (*各学校により若干異なる場合がございます。)

ターム1(Term1): 1/27-2/7 ~4/11
ターム2(Term2): 4/28 ~6/27
ターム3(Term3): 7/14~9/19
ターム4(Term4): 10/6~12/19

高校留学できる期間・種類

春休みを利用した高校体験留学(2~4週間)
・夏休みを利用した高校体験留学(2~4週間)
・ターム留学(1ターム 約2ヶ月半) *2ターム、3タームの留学も可能です。
・1年留学 *ターム1、2,3のいずれかからスタートし1年
・卒業留学(2~3年)

学年・科目について

ニュージーランドでは Year 9~13(中2~高3)の生徒たちは セカンダリースクール(Secondary School) に通います。 日本でいう高校にあたります。 Year 9~13(中2~高3)の全部で5学年の生徒たちが同じ学校の敷地内で学ぶことになります。

日本の中学3年生となる Year 10までは、約10教科、全員がほぼ同じ授業を受けます。 

日本の高校生となる Year 11 以上の学年になると、約6科目(必須+選択)の授業を受けます。 各学校により若干の違いはありますが、Year 11では、ESOL・数学・理科が必須教科となり、残りの科目は選択が可能です。 選択科目の中には、生徒の将来のキャリア目標に合わせて、実技が中心の実用的な科目も用意されています。 ニュージーランドならではの科目もたくさんありますので、自分の興味・関心に合わせて選択することが可能です。 

選択可能な科目例: ESOL、数学、化学、物理、生物、地理、歴史、経済、コンピューター、保健体育、美術、音楽、メディア論、農業、技術、家庭、木工、会計、フランス語、スペイン語、中国語、服飾、機械、演劇、写真、幼児教育、トラベル&ツーリズムなどなど。

留学開始時に、現地校の留学生担当スタッフや学年主任が履修科目の選択を手伝ってくれるので安心です!

学校生活(現地校でのスケジュール・服装について)

世界各国から集まる留学生と多様性を感じる異文化交流

移民に寛容なニュージーランドには、多様な文化背景を持つ人々が多く住んでいます。 世界各国からも人気のある留学先ですので、ヨーロッパや南米からの生徒も多く、世界中から生徒が集まってきます。 先住民マオリの人々を含め、人種の宝庫であるニュージーランドでの異文化交流では 『多様性についての柔軟な考え方』 が身につくはずです。

現地校での1日のスケジュール 例

08:45~09:00ホームルーム
09:00~10:001時間目
10:00~11:002時間目
11:00~11:25インターバル
11:30~12:303時間目
12:30~13:304時間目
13:30~14:15ランチタイム
14:45~15:155時間目

朝はホームルームのクラスから始まり、午前にインターバルという少し長めの休憩時間があるため、ランチタイムは午後1時過ぎからとなります。 15:00頃に学校が終わり、放課後はクラブ活動に参加したり、学校のお友達と過ごしたり、自主学習の時間を取ったり自由に過ごせます。 土日は、ホストファミリーと一緒に過ごしたり、興味のあることに時間を割くこともできますよ。

1週間のスケジュール例

制服

ニュージーランドの高校では、日本と同じように制服を着用します。 体験留学やターム留学の場合は留学予定の学校が定めたルールに従って準備が必要です。 短期の場合、多くの学校が日本の高校の制服着用を許可してくれますが、中には短期であっても現地校の制服着用が求められる場合もあるため、確認が必要です。 1年以上の留学では、現地校の制服を購入し着用することになります。 通学用の黒い靴も必須ですので、留学前には必ず確認しましょう! 意外に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、しっかりとしたルールが定めれています。

BYOD(ノートパソコン必須)

BYODとは、Bring Your Own Device の略で、自分のコンピュータを持参するという意味でニュージーランドの学校では広く使われている言葉です。 ニュージーランドのほとんどの学校では、コンピュータを取り入れた授業が行われており、多くの授業で使用されるのが一般的です。 学校独自のアプリを取り入れているところもあり、ニュージーランドで高校留学する場合はノートパソコンの持参は必須です! 出発前にパソコンに慣れておくことも大事です。

現地校の選び方(自分に合った学校を選ぼう!)

学校によって、特徴は様々です。 アットホームな小規模校から生徒数が多く色んな生徒と交流ができる大規模校、スポーツやアートに力を入れている学校、アカデミックな教育が充実し進学に力を入れている学校等、ご自身の目的や行きたい学校のイメージに近い学校を選んでいくことも大切です。 ニュージーランドの自然に触れながら、リラックスした環境で学びたい方は、地方都市も魅力的です。

短期の体験留学やターム留学などの限られた期間の留学の場合、受入れ可能な学校が限られてしまうため、事前に必ずご確認・ご相談下さい。

Birkenhead College(オークランド)

オークランド中心部から車で北へ約20分の公立共学校です。学校の周りは緑豊かなで静かな住宅街になります。学校全体の生徒数は、600人と小規模な学校ですのでアットホームな環境で学びたい学生にはお勧めの学校です。

Birkenhead College校では全ての生徒の個性が発揮されることを目標に、学校での学習の他、スポーツ・文化と幅広いジャンルでのサポートを提供しています。留学専任スタッフがおり、留学生がのびのび学ぶことができるよう、留学生のケアをしています。

Glendowie College(オークランド)

オークランド中心部から車で約20分程にある、海辺の高級住宅街エリアにある公立共学校です。学校全体の生徒数は約1,100人と中規模校です。

大学進学にも力を入れている学校で質の高い教育を提供います。また、留学生の受け入れ経験も豊富で、世界各国から留学生を受け入れている学校です。学校内では留学生専任スタッフが留学生のケアをしています。

Wellington High School(ウェリントン)

Wellington High Schoolは、ウェリントン中心部まで2.5Kmの距離にある男女共学の公立高校です。ビジネス街と住宅エリアのちょうど真ん中に位置し、マッセイ大学も隣にあるため学生の町の雰囲気があります。学校全体の生徒数は、約1500人と比較的大規模な学校です。

テクノロジーの活用し、効率的な指導と生徒自身が自立した学習を続けることができるよう工夫した教育を提供しています。制服のない学校で、自由で生徒1人1人の個性を尊重する雰囲気のある学校です。留学生の受け入れにも積極的で、特にホームステイ先とのマッチングでは慎重に行っている学校です。

滞在方法(ホームステイ)

現地校が厳選したホストファミリーのお宅にホームステイします。

食事
食事は毎日3食付きで、昼食はホストファミリーがランチボックスを用意してくれます。(家庭によっては自分でお弁当を作ることもあります。) 食べ物アレルギーをお持ちの方は、事前にお申し出が必要です。 

お部屋
ホームステイ先の子供と相部屋になることや、他にも留学生(日本人の場合もあり)が滞在している場合もあります。 同じ志を持つ日本人の留学生や、年齢の近い外国人の生徒と友達になる貴重な出会いのチャンスです。

通学手段
徒歩、スクールバス、市バス、またはホストファミリーによる送迎となります。

ペットの有無
ニュージーランドではペットを飼っているご家庭が7割以上となります。 動物アレルギー等のある方は事前にお申し出が必要です。 

参加に必要な条件

年齢: 留学時の年齢が満13歳以上となる、中学1年生~高校2年生

英語力: 英検準2級以上もしくは同等以上の英語力(スピーキング・リスニング)

健康状態: 心身共に健康な方

*不注意傾向、重要なことが抜けがち、うつ傾向、その他(ADHD、起立性調節障害、学習障害)などの診断あるいは疑いが、過去および現在もある場合はお申込みいただくことができません。 海外の慣れない環境での生徒さんの心身の安全を配慮した判断となりますので、ご理解いただけると幸いです。

ペットアレルギーや食事制限: ペットアレルギーや食事制限への対応は行っておりませんので、ご自身でしっかりと管理が可能な方。(出来る限り配慮いたしますが、対応可能なホストファミリーの保証は致しかねることご了承ください。)

入学手続きに必要な書類

まずは希望の学校に入学ができるかを確認する必要があります。 学校によっては、求められる書類が異なりますが一般的には下記の書類が求められることが多いです。 英文の書類には時間を要する場合がありますので、余裕を持ってご準備ください。

・在籍校の英文成績証明書
・在籍校の学校長または先生(担任)の英文推薦状 (*ターム留学以上の長期の場合)
・英文志望動機書 (*ターム留学以上の長期の場合)
・母子手帳のワクチン接種履歴

出発までのスケジュール 例

6ヶ月前まで: 留学相談・学校の選択・入学規定の確認・パスポートの取得
6ヶ月前: 現地校への出願・授業料のお支払い
4~5ヶ月前: 入学許可書の取得・学生ビザの申請準備(3ヶ月以上の留学の場合)・学生ビザ申請
2~3ヶ月前: 航空券の手配・海外留学保険の加入
1ヶ月前: 渡航準備
ニュージーランドへご出発!

充実した留学をするためには、できるだけ早めの情報収集と行動が大きな鍵となります! 

体験談

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アフィニティでは中高生をはじめとしたジュニア留学の経験豊富な専任スタッフがサポートさせて頂いております。
高校・大学・専門学校等で年間120件以上の説明会や相談会を開講させていただいており、また、内閣府認証NPO法人留学協会の正会員であり、健全な留学のご案内を心がけています。

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PROFILEこの記事をかいた留学カウンセラー

オーストラリアの小中高校で日本語教師のアシスタントとして勤務。オーストラリアでの指導経験は、海外の外国語教育の現場を知るとても良い経験になりました。帰国後は旅行会社にて約10年間、海外への修学旅行・グループ旅行の手配業務や個人旅行手配に関わったのち、ニュージーランド専門の留学会社では、6年間に約500名の留学生をニュージーランドに送り出しました。現在は、学校、塾などの法人担当もしながら株式会社アフィニティにて留学アドバイザーを行う他、文部科学省が展開する「トビタテ!留学JAPAN」の申請サポート業務も担当しています。