イギリスにて、2週間の短期留学をされたKさんより留学体験談を伺いました。
学校の長期休みを利用して初めての留学に挑戦されたKさん。
留学中につけていた日記をもとに、ご自身の留学中の出来事を体験談としてまとめていただきました。
留学経験者のリアルな体験はとっても貴重!
留学にチャレンジしてみたいけれど、一歩踏み出せない、不安だなと思っている方に読んでいただきたい内容です。是非、ご一読ください。
目次
留学先について
項目 | 詳細 |
国 | イギリス |
都市 | ロンドン |
渡航時期 | 2024年8月 |
留学期間 | 2週間 |
留学カテゴリ | 語学留学 |
なぜこの留学先を選びましたか?
初めての留学でしたので、英語が第一言語の国で、比較的人気な国に行きたいと思っていました。
そこで候補に出たのが、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアの4つです。円安の問題からアメリカを候補から外し、季節が冬になるオーストラリアは荷物が多くなるため外しました。
イギリスとカナダで、どちらも良かったのですが、調べてみて、街並みや国の雰囲気が好きなのがイギリスでした。その直前にハリーポッターの映画を観ていたのも影響したと思います。
短期間でしたが、行きたい国に行けたことは、初めての留学が素晴らしいものになったと感じた理由の1つだと思います。
留学してみて新たに発見した習慣や文化はありますか?
まず最初に驚いたのは、バスの止め方でした。日本とは違い、ロンドンバスは地面と平行に腕を伸ばさないとバスが止まってくれません。初めはそれに慣れず、バスを逃すこともありました。
次に「Lovely」という言葉です。ホストファミリーや語学学校の先生によく「Lovely」と言われました。最初は「可愛い」という意味だと思い、「ヨーロッパの人ってこんなに自然に相手を褒めるんだ……」と驚いていました。しかし、ホストマザーが「This bread is lovely!」と言ったことをきっかけに何かおかしいと思い調べてみると、「素晴らしい」「ありがとう」というような意味で使うことを知りました。1番驚いたことだと思います。この話をホストマザーにすると、とても笑っていました!
最後に、「yummy」という言葉についてです。ご飯を出された際に「It’s yummy! I like it.」と言うと「yummyは小さい子しか使わないよ。deliciousとかgreatの方がいいよ」とホストファミリーに言われました。少し恥ずかしく感じましたが、現地の人の英語に1歩近づけたようで良い勉強になりました。
学校/コースについて
項目 | 詳細 |
学校名 | Nacel English School London |
コース名 | General English Full Time Morning(週15時間) |
1クラスあたりの生徒数 | 5人〜10人 |
参加して良かったアクティビティ | アクティビティには参加せず、語学学校でできた友人と観光に行きました。 |
学校の評価
項目 | 詳細 |
クラスの雰囲気 | 満足 |
教師の質 | 満足 |
コース内容 | 満足 |
学校の設備 | 満足 |
周りの環境 | 満足 |
スタッフの対応 | 満足 |
総評 | 満足 |
印象に残った授業内容/学習方法
初日の授業で、英語の文法を英語で説明されたことに驚きました。スピーキングやリスニングがメインだと思っていたからです。始めは用語がわからず苦労しましたが、一度何をしているのかが分かってしまえば、内容は日本の中学英語程度の文法だったので、わからないどころか友達に教えることも出来ました。
授業の様子で印象に残っているのは、聞いていた通り誰もが積極的に発言すること、そして、意外と間違えていることです。私のクラスは上から二番目のUpper-Intermediateだったため、クラスにいる日本人もよく発言する方ばかりでした。そのような環境にいると、自分も間違えを恐れずに発言ができるようになり、最後には馴染むことができたと思います。
滞在先について
項目 | 詳細 |
滞在方法 | ホームステイ |
通学方法 | 徒歩 |
通学時間 | 6分〜10分 |
ホームステイの評価
項目 | 詳細 |
周りの環境 | 満足 |
設備 | 満足 |
通学路 | 満足 |
学生寮の対応 | 満足 |
総評 | 満足 |
ホストファミリーとの思い出
留学先の環境に体がついていかず、咳が止まらない状態が続いていました。それが原因で1度ホームステイ先が変わったのですが、2つめのホームステイ先にて、私の様子を見ていたホストマザーが、ホットレモンを作り咳が落ち着くまで背中を撫でていてくれました。
ずっと咳込んでいたことで心無い言葉をかけられることもあったので、そのホストマザーの行動がとても嬉しかったです。その後も「何か必要なものはないか」「部屋は大丈夫か」と何かあるたびに声をかけて下さり、心温まるホームステイになりました。
留学前に不安に思っていたことは?
1番不安に思っていたのは治安です。インターネットで調べると、夜の危険性、スリの存在、アジア人差別の実態等、不安になるような情報がたくさんありました。親や知り合いも私自身も行ったことのない国を選んでいたため、尚更悪い方に想像が膨らんでいました。
しかし、暗くなる前に帰るようにして、ホストファミリーや語学学校の友人に聞いたりインターネットで調べたりして知った方法でスリ対策をすれば、問題なく過ごすことができました。
アジア人差別は1度経験しました。公園の中にあるレストランでハンバーガーセットを選んだところ、私のテーブルに運ばれたハンバーガーにはお肉しか挟まってなかったのです。しかし、隣の席の白人男性に運ばれたハンバーガーにはチーズや野菜がしっかり挟まっていました。文句を言う勇気はなくそのままそれを食べて店を出ましたが、ショックより驚きが勝ちました。今ではこれも良い経験だったと思います。
留学して身についた力を教えてください
度胸と英語力
一言で言うと度胸と英語力です。
度胸について、知らない土地・頼れる人が殆どいない・母国語が通じない環境で、何かトラブルがあっても最終的にどうにかするのは自分自身でした。ホストファミリーやスタッフの方、家族等に相談したとしても、最も状況を分かってるのは自分で、判断を下すのも行動をするのも自分です。日本にいたら踏み出せなかった「あと1歩」が、留学中には気づいたら進み終わっていました。
これは帰国後にも影響しており、留学前では「周りの目が気になる」「勇気が出ない」というようなことも、留学後はハードルが低くなり、そのお陰で日常生活での見え方や考え方が変わりました。人間関係や将来について悩むことも少なくなったように感じます。家族や友人に「変わったね」と言われることもありました。私は、この変化をとても良いものだと考えています。
英語力について、特にスピーキングに自信をもてるようになりました。間違えていても通じること、一生懸命に話せば相手は理解しようとしてくれること、ペラペラに話せるように感じる人も意外といい加減なことを実際に経験すると、英語を話すことが怖くなくなったのです。
そうすると英語で話す機会も増えて、ホストファミリーと前より話すことができたり、一人で難なく観光先のチケットが買えたり、新しい友達ができたり、現地の人に写真をお願いしたりなど、だんだんと「英語」が自分の言語となっていきました。
留学中の一番の思い出
初日の休み時間に、イタリア人の女の子が「案内しようか?」と声をかけてくれました。一通り学校を案内してもらった後、その子のおすすめのお店にいってお菓子をプレゼントしてくれました。心細い中、クラスに受け入れられたようでとても安心できたのを今でも覚えています。
放課後、観光に行くというその子に「一緒に行ってもいい?」と声をかけると、快く承諾してくれました。つたない英語の私の話を聞いて反応してくれて、失礼な相手には一緒に怒ってくれて、地下鉄の乗り方や注文の仕方、話すときのコツを教えてくれて、同年代にも関わらずとても人間のできた方でした。今でも連絡をとりあう友人で、いつか相手の国に遊びに行ったときはお互いに案内することを約束しています。
イタリア語は文頭のhを発音しないことからその子が「hungry」を「アングリー」と発音するので、気づくまでは何か怒らせてしまったと戦々恐々としていたのも今では良い思い出です笑
学校以外や週末の過ごし方
基本的に観光をしていました。1日かけないと行けない遠い場所を選び、友人が空いていればその子と、誰も予定が合わなければ一人で行きました。
友人と行くのももちろん楽しいのですが、一人で行って観光先で友達を作ったりバスで隣になった人と話したりする時間も、かけがえのないものだったと思います。
留学生へのアドバイス/どんな留学を勧めますか?
正直なところ、初めてであれば期間はあまり関係ないと思います。それよりも大切なことは、事前に準備をしていくことです。留学中に何を経験したくて、どこに行きたくて、お土産に何を買って、どんな英語力(speaking、listeningなど)を身につけたいのかのように、しっかり考えておくことが必要不可欠だと感じました。それに加え、学校で習った英語の復習をすることや、少しでも英会話教室に通うことを推奨します。日常生活でよく使えるフレーズをいくつか覚えておくのも助けになると思います。
また、現地において、遠慮することはとても勿体ないことです。「せっかくの機会だから」「今しか会わない人たちだから」と考えて、積極的に行動することが大切です。そうは言われても最初は難しいと思います。そこで、現地の生活に慣れている友人を語学学校で作り、初めはその人について学び、徐々に慣れていくのがオススメです。
そして自分1人でも余裕を感じるようになったら、慣れていない友人に同じように教えてあげると、自分にとっても友人にとっても良い経験となると思います。
アフィニティについて
項目 | 詳細 |
サポート満足度 | 満足 |
アフィニティへひとこと
(サポートの感想や、相談してみて良かったことなど何でも結構です!)
喘息の再発やホームステイ先の変更など、予定通りにいかないことが多く、たくさん頼らせていただきました。本当にありがとうございました。こちらのアンケートは現地で毎日つけていた日記を元に書いたものですので、実際の経験や感覚と近いものとなっているはずです。是非これから留学に行く方の参考にしていただければと思います。
改めて、留学前から長い期間サポートして下さりありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
担当カウンセラーから一言
Kさん、素敵な体験談をありがとうございました!
『疑問に思ったことは聞く』『自分から声をかける』『自分で判断をする』こういったKさんの積極的な行動が英語学習以外の部分での大きな学びや経験に繋がったのかと思います。留学期間中は楽しいことばかりではなかったかと思いますが、何事もご自身の経験として受入れ、環境に適応していくことができたこと、素晴らしいです!なかなかできることではないので、自信を持ってくださいね。
今回の留学での経験を活かして、ご自身の目標に向かって頑張ってください^^
Kさんの今後のご活躍を応援しております。