子どもを海外に送り出すのは、不安よりも“応援したい”という愛情から。
英語が得意でなくても、正しい環境と準備があれば、留学は必ずお子さまの成長につながります。
本記事では、イギリス留学専門カウンセラーが、親の立場から「休学留学」「短期留学」「語学留学」の違いや準備の流れをわかりやすく解説します。
目次
「休学留学」とは?大学を休んで海外で学ぶ選択
「休学留学」とは、大学を一時的に休学し、半年〜1年間、海外の語学学校や専門学校で学ぶ留学スタイル。
多くの大学では休学制度が整っており、在籍を保ったまま海外へ行けるのが大きな魅力です。
✔ メリット:卒業を遅らせずに海外経験を得られる/就活で国際経験をアピールできる
✔ 注意点:大学により、休学中も一部授業料が発生する場合あり
「休学留学」「認定留学」「語学留学」「短期留学」「YMS(ワーキングホリデー)」の違い

大学生が海外で学ぶスタイルにはいくつかあります。
違いを理解しておくことで、お子さまに最適なプランを選びやすくなります。
休学留学
大学を休学して、自費で語学学校や専門学校に通うスタイル。
英語力や成績の条件がなく、英語初心者でも挑戦しやすいのが魅力です。
卒業を遅らせずに「1年間の海外経験」を積みたい大学生に特に人気です。
認定留学
大学の提携校プログラムなどを利用し、在学扱いのまま留学できる制度。
単位が認定されるため、卒業時期を延ばさずに留学が可能な場合もあります。
ただし、語学力や成績条件が求められるケースもあるため、事前確認が必要です。
語学留学
英語を集中的に学びたい学生向けの留学。
入学時にレベルチェックがあり、初心者から上級者までクラスが分かれています。
英語の基礎をしっかり固めたい学生や、長期留学へのステップとしても最適です。
短期留学
2〜8週間程度の留学で、夏休みや春休みを活用して参加できるプラン。
費用を抑えながら海外生活を体験できるため、初めての留学にもおすすめです。
「まずは短期で経験を積ませて、次に長期留学を考えたい」という方にも人気です。
YMS(イギリス・ワーキングホリデー)
正式名称は Youth Mobility Scheme(ユース・モビリティ・スキーム)。
18〜30歳の若者が最長2年間、イギリスで働きながら滞在できる特別ビザ制度です。(1年間のみの渡航も可能です。)
「語学留学で基礎を作り → インターンシップ等で実践的な経験を積む」という流れも人気です。
YMSの特徴
- 滞在期間:最大2年間
- 就労・就学どちらも可能
- 先着6,000名/年
- 年齢制限:18〜30歳(31歳の誕生日前まで申請可)
語学留学と組み合わせることで、「学ぶ→働く」まで一貫した海外経験が得られるのがYMSの強みです。
アルバイトをしながら生活費を自分で稼ぐ学生も多いです。
英語が苦手でも留学できる?
お母様から最も多い質問が「英語が話せない子を海外に送り出して大丈夫?」というもの。
結論は・・・大丈夫です。
イギリスの語学学校では入学時にレベルチェックがあり、8〜12段階の細かなクラス分けが行われます。
同じレベルの留学生と学ぶため、初級者でも安心してスタートできます。
英語力・成長の目安
- 3ヶ月:リスニング・会話の基礎が定着
- 6ヶ月:日常会話をスムーズにこなせる
- 9〜12ヶ月:英検準1級〜1級手間・TOEIC850点前後レベルへ
イギリスの語学学校では、週25レッスン×約48週=約1,200時間という豊富な学習時間を確保できます。
授業に加え、ホストファミリーや友人との日常会話を通じて“生きた英語”を使う時間が圧倒的に多く、
英語を「勉強する」段階から「使いこなす」段階へと自然にシフトしていきます。
さらに、イギリスは他の英語圏と比べても日本人比率が低く(平均2〜10%前後)、クラスメイトの大半がヨーロッパ・中東・南米からの留学生。
この圧倒的な英語環境こそ、イギリスが短期間で実力を伸ばせると言われる最大の魅力です。
また、長期留学の学生の中には、ケンブリッジ英検(Cambridge English Qualifications)などの英語の国際資格を目指す方もいます。
一度取得すれば有効期限がなく、一生履歴書に残せる“英語力の証明として活用できるため、将来の就職やキャリア形成にも大きな強みになります。
留学を成功させるのは、“送り出す親の理解”

ここで少しだけ自己紹介をさせてください。
私はアフィニティ留学の中里と申します。
British Council(英国公的教育文化機関)認定のイギリス専門カウンセラーとして、これまで多くの大学生とご家庭の留学をサポートしてきました。
特に「子どもに海外で成長してほしい」という想いを持つお母様からのご相談が多く、その中で感じるのは、
留学の成功は、親がどれだけ“理解して送り出せるか”で決まるということ。
お金や英語力よりも、本人が安心して挑戦できる環境を整える“親の理解”が大切です。
それが、どんな学校やエージェントよりも、お子さまの背中を押す力になります。
費用の目安と生活のリアル
1年間の休学留学・長期語学留学の費用目安は次の通りです。
| 項目 | 費用目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 授業料 | 約160〜270万円 | フルタイム授業(週20〜25レッスン) |
| 滞在費 | 約190〜260万円 | ホームステイ(地方:月約16万円/ロンドン:月約20万円) |
| 航空券・保険 | 約25〜35万円 | 往復+海外保険(AIG・JI等) |
| 現地生活費 | 約100〜130万円 | 食費・交通費・交際費など(月8〜11万円) |
| 合計 | 約480〜670万円 | 滞在都市・期間・レート変動により変動 |
滞在費となる1ヶ月間のホームステイ代金は、ロンドン中心部では、週£250〜(約20万円〜)が相場。
地方都市(ブライトン・チェスター・カンタベリーなど)では週£180〜(約15万円〜)ほどが一般的。
同じ1年間の留学でも、都市によって年間で最大60〜80万円の差が出ることもあります。
ロンドンと地方都市、どちらが良い?
| 比較項目 | ロンドン | 地方都市 |
|---|---|---|
| 雰囲気 | 国際的・刺激的 | 落ち着いて学べる・治安が良い |
| 費用 | やや高め | 約2〜3割安い |
| 英語環境 | 日本人がやや多い | 現地人との交流がしやすい |
| 向いている人 | 社交的・都会派 | 集中型・堅実派 |
どちらが良いかは「性格」次第。
お子さまがどんなタイプかを見極めて、最適な環境を選ぶことが大切です。
留学で得られる成長

イギリス留学で得られるのは、“英語力”だけではありません。
むしろ、これからの社会で求められる力の多くは、人との関わりや実践の中で育ちます。
- 自分の意見を英語で伝える力
- 異文化に対応する柔軟性と共感力
- 課題を自分で発見し、解決に導く行動力
AIの進化によって、情報を「知っている」ことの価値は急速に薄れています。
翻訳も検索もAIができる時代に、人が本当に必要とされるのは、
「他者と協働しながら、新しい価値を生み出す力」。
留学では、異文化、言葉の壁にぶつかりながらも、自分の考えを相手に伝え、時には誤解を乗り越え、信頼関係を築くという経験を重ねます。
そうした日々の積み重ねが、AIには決して置き換えられない“人としての力”を育てます。
帰国後、学生たちが口をそろえて言うのが、
「留学で、自分に自信がついた」です。
保護者の方からも、
「前より落ち着いた」「自分の考えをしっかり持つようになった」
といった声をよくいただきます。
それは、教科書だけでは学べない、実際に体験して初めて身につく力です。
オンラインでつながる安心カウンセリング
初めての留学は、送り出す親にとっても勇気が必要です。
けれど、正しい情報と信頼できるパートナーがいれば、必ず安心して送り出せます。
アフィニティ留学では、Zoomによるオンラインカウンセリングをご案内しています。
ご家庭の状況に合わせ、次のような相談形式が可能です:
- お母様とお子さまが別居中でも、オンラインで3人同時接続
- お母様だけ、お子さまだけの相談
- お父様を含めたご家族全員での相談
- 仕事の合間・自宅・カフェなど、どこからでも参加OK
Zoomカウンセリングの流れ
- 下記のお問い合わせフォームより「オンライン」を選択
- 確定後に届くメールのURLをクリックするだけで参加可能
- 初めての方でも安心。カメラ・マイクのON/OFFも自由です。
- ご家族と一緒に、最適な留学プランを整理します。
「自宅から家族3人で話ができて安心だった」
「子どもが直接中里さんに質問できたのが良かった」
—— 実際のご相談者の声より。
まとめ:お母様の一歩が、お子さまの未来を変える
留学は「英語ができる人のため」ではなく、
「英語をできるようになりたい人のためのチャンス」です。
今、少しでも「行かせてみようかな」と感じているなら、その気持ちが、お子さまの人生を動かす最初の一歩になるかもしれません。
まずは、オンラインでお気軽にご相談ください。












