【体験談】ニュージーランド ターム留学 『15年の人生で一番楽しかった2ヶ月半!』 – 永原正太郎君

ニュージーランドのマウントマウンガヌイにある高校へターム留学をされた、高校1年生(広島県立広島叡智学園高等学校)永原正太郎君の留学体験談をご紹介いたします。 お写真は飛行機好きの正太郎君にとって1番の思い出となった、留学中に搭乗された小型機 「ボーイング ステアマン」 のものです。

ニュージーランド最大の都市オークランドから車で約3時間程の場所に位置するマウントマウンガヌイはタウランガ湾の南端の半島にあるのどかな雰囲気の海辺の街です。 そんな街でどのような留学を経験されたのか、是非ご一読下さい!

■留学先について

国、地域:ニュージーランド
都市:マウントマウンガヌイ
出発日:2024年7月20日
留学期間:2ヶ月
留学カテゴリ: 高校留学(ターム留学)

■なぜこの留学先を選びましたか?

留学をするときの条件として、絶対に留年だけはしたくないということは決めていたので、
長すぎず短すぎない期間だったのがニュージーランドのターム3でした。
ちょうど夏休みが間に入るので、実質学校を休むのは1ヶ月で済みます。
また、英語だけではなく現地の学校で英語以外の教科を学んでみたかったり、kiwiの友達を作りたかったため、語学学校ではなく現地の学校にしました。

■留学してみて新たに発見した習慣や文化はありますか?

特に感じた文化の違いは学校でのご飯と自由度。
授業中に昼飯を食うことが黙認されていたり、ターム終わりには先生おごりのピザをみんなで食べたり。昼食は基本的にサンドイッチなどの簡単なものだったり。日本の学校と違って食事の回数や内容が大きく違いました。
また、学校の雰囲気として、自由で楽しく学んでいくことに重点を置いている感じがしました。日本のように先生の話を聞いて覚えてテストといった感じではなくて、色々なアクティビティを通しながら学びにつなげていってレポートにまとめる。このサイクルを回している感じでした。
日本のように勉強をしている感じがなく、とても楽しかったです。

■学校/コースについて

学校名 :Mount Maunganui College
コース名 :現地校ターム留学(Term 3)

学校の評価

クラスの雰囲気:満足
教師の質:満足
コース内容:やや満足
学校の設備:満足
周りの環境:満足
スタッフの対応:満足
総評:満足
1クラスあたりの生徒数:16人以上
1クラスの日本人の割合:20人中1~2人
参加してよかったアクティビティ:Outdoor Educationで行ったマウンテンバイク

印象に残った授業内容/学習方法

Outdoor Educationは、冬はマウンテンバイクやボルタリング、夏はサーフィンなどをする超楽しい教科です。基本的に授業は留学生のみのクラスでした。ツリーアドベンチャーをしに山奥に行って悲鳴を上げながら綱渡りしたり、NZの綺麗な自然の中をマウンテンバイクで爆走したり。学校のプールでカヤックをしてひっくり返ったり、たくさんの思い出が作れたとても楽しい教科でした。

ESOLは「English for Speakers of Other Languages」の略で留学生向けの英語の授業です。留学生の中でも英語がほとんど喋れる人もいれば僕のように日常会話で精一杯の人も同じクラスになります。教材は人によってレベルを変えてくれます。ESOLの授業を受けて感じたことはとにかく楽しいこと。正直自分は日本の学校の英語の授業が大っ嫌いです。本当に嫌いです。文章を読んで問題に答えて解説を聞いて。その繰り返し。何も勉強にならないしつまらない。しかし、ESOLはゲームや動画などの楽しいことをしながら使える英語を学んでいけます。「間違ったっていい」そんな雰囲気がESOLのクラスにはありました

写真:まじで最高の友達たち。みんな優しくて面白くて最高。

⇒印象に残った授業だけでなく、正太郎君が選択した科目についても追加で詳細を送ってくださいました! 下記、これから留学されるみなさんの参考になるのではないでしょうか?

Mathは基本的には日本と同じです。日本の数学の授業を英語で受けている感じです。先生がとても面白い人で授業中ニヤニヤが止まらなかった時もありました。
Mahi Toiはマオリ文化を学ぶ授業です。NZきたからにはマオリについて学ばなきゃと思い受けました。主に、マオリ文化の中でテーマが決められて、それを作成していくといった内容でした。自分はマオリの神話をマオリの伝統的な柄を使いながら絵で表現していくといった内容でした。たまには、マオリのゲームをしたり、マオリの工芸品を作ったりと楽しかったです。
Scienceは学ぶ内容は日本と同じです。が、楽しい実験をたくさんします。急にパラシュートつけて走れと言われ、みんなで競争をして、空気抵抗を学んだりと学び方が面白かったです。
Hard Materials Woodは木工の授業です。私は1タームだったので簡単に作ることができるまな板を作りました。木工のための機械が工場にあるレベルのガチ機械で驚きました。日本の学校の技術室がただの教室に見えてしまうくらいにでかい機械がたくさんありました。

■滞在先について

滞在先について:ホームステイ
通学方法:バス
通学時間:11分〜20分

滞在先の評価

周りの環境:やや満足
設備:ふつう
通学路:やや満足
ファミリーの対応:やや満足
総評:やや満足

滞在先/ホストファミリーとの思い出

ホストファミリーは50代のマザーと9歳のシスター、たまに20歳のブラザーがいました。
食事は、夕食を例に挙げると、サラダ、タイ米、豆のペースト、ゆで卵にプラスでシャケが出たり、肉のそぼろのようなものが出たりしました。たまになんだこれという料理味ありましたが、その時は正直に話せば別のものを作ってくれたりもしてくれる優しいファミリーでした。

朝食は毎日ハムとチーズのサンドイッチ、昼食も毎日ハムとチーズのサンドイッチとちょっとしたスナックでした。シングルマザーで忙しそうだったこともあり、なかなか遠出はできませんでした。しかし、隣町に行ったり、送迎をよくしてくれたことはとてもありがたかったです。僕のはちゃめちゃな英語をなんとか聞き取ってくれたり、逆にわかるまで説明してくれたりと、とにかく英語で話したり聞く機会を多く作ってくれていました。

もちろん楽しいことだけではなくトラブルもありました。間違ってホストの話を理解してしまって、Yesと答えてしまい、のちにトラブルになったり、ホストがとてもアクティブな性格だったので部屋で勉強しているだけで、外で遊んでこいと言われてしまったり。いろいろありましたが、今となってはいい思い出です。

⇒ご飯の量が足りないことを、学校のホームステイ担当者に相談したところ、ホストファミリーからは『何で言ってくれなかったの!』とお叱り?を受けたそうです(笑) まずは、ホストファミリーに伝えることは大事ですね! 9歳のホストシスターに遊んでとせがまれ、毎日ボール遊びに付き合い大変だったそうですが、英語の良い勉強になったと教えてくれました。

■留学前に不安に思っていたことは?

ホームステイ先の食事、相性がいいかどうかが心配でした。
僕は1年前にフィリピンに3週間程度留学していたのですが、食事がいまいちだったので今回のニュージーランドの食事はどうだろうと不安でした。
また、ホストファミリーとのトラブルはできるだけ避けたいので相性がどうかはとても心配でした。学校に関しては特に不安はなかったです。

■留学して身についた力を教えてください

行動力とコミュニケーション能力がとても身につきました。留学を良いものにしてやろうという気持ちから、留学中にさまざまなことにチャレンジしたため、行動力がとてもつきました。
休日に街を探索してみたり、kiwiの友達と遊びに行ったり。勇気がなくてできなかったことを勇気を出してやてみることができました。

さらに、留学中に自分が持っている語彙でどのように相手に伝えるかを考えて、必死にコミュニケーションをとっていたため、英語力はもちろん表情や身振り手振りも含んだコミュニケーション能力が上達しました。

⇒学校では同じ言語を話す留学生同士がかたまってしまいがちですが、留学生だけでなくニュージーランド人の生徒に勇気を出して話かけ、たくさんの友達を作ることができたそうです。

■留学中の一番の思い出

一番楽しかったのは小型機に乗れたこと。僕の将来の夢は航空業界で働くことで、飛行機が大好きです。460ドルで、日本では乗ることができない小型機に乗って航空無線を聴けたことは本当に楽しかったです。窓がなく、風が直に顔に当たりながらタウランガの街の上空を飛べたことは本当に良い思い出になりました。

⇒タウランガにある歴史飛行機博物館を訪れた際に、小型機に乗れることを知り、ご自分でメールで問合せ、今回の搭乗が実現したそうです。 素晴らしい行動力ですね!

写真:窓がないので風が直に顔に当たる。ヘッドホンからは航空無線も聴けてテンション爆あがりの僕。

■学校以外や週末の過ごし方

学校以外で行ったことは、現地在住の日本人の方から誘われて、NZの大臣の方の会議に参加させてもらえました。日本の国会議員と違って、発言一つ一つが鋭いものでした。真のリーダーとは何かを考えさせられたとても良い経験でした。

さらに、タウランガの異文化交流団体主催のディナーパーティーの中で日本の歌を歌い、日本文化の紹介をしました。週末は、街を探索したりモールに行ってみたり、友達とバトミントンをしに行ったりしました。タウランガの街自体はあまり大きくないので2ヶ月半で十分に巡ることができました。

⇒NZの経済発展大臣、民族共同体大臣、タウランガの異文化交流会の人達との交流会議に参加(見学)することが出来たそうです。 移民問題などが話されており、大臣は国や地域として解決できる問題と個人の問題をしっかりと精査し、時には 『それはあなたの問題でしょ』 と厳しいことも包み隠さず指摘し、いいことだけを言ったり言葉を濁すことはせずに、しっかりと問題解決に繋がる議論がなされていたことが正太郎君にとっては印象的だったそうです。

■あなたの留学にタイトルをつけるなら

『15年の人生で一番楽しかった2ヶ月半!』

■留学生へのアドバイス/どんな留学を勧めますか?

友達がなかなかできないことは普通のこと。だけど、そこで諦めずに友達を作るターゲットを留学生から地元の学生にうつしてみたり、話しかけ方を変えてみたり。絶対に気が合う友達になることができる人はいるので、諦めずに話しかけることが本当に大事です。

⇒正太郎君もあきらめそうになったそうですが、自分と気が合う友達は絶対にいる!せっかくの留学を無駄にしたくない!という思いに、正太郎君のポジティブマインドが発揮され、諦めずに行動できたそうです。

■1ヶ月の生活費はどのくらいでしたか?(食費/交通費/通信費/交際費・・・)

2~3万円

■アフィニティについて

サポート満足度:満足

アフィニティへひとこと(サポートの感想や、相談してみて良かったことなど何でも結構です!)

メールやzoomで何度も相談に乗っていただいて本当にありがたかったです。
自分が留学するために何をしなければならないのかを事細かく教えてくれました。
さらに、こんなに最高の留学ができた地域や学校を選んでいたいて本当にありがとうございました。

■担当カウンセラーからひとこと

今回の留学で得た最も大きな力は、『行動力』だと教えてくれました。日本では家や学校ではどうしても室内で過ごすことが多いそうですが、一つ一つの小さな行動や想いを積み重ねていくことで、『行動力』という大きな力を得ることにつながったそうです。それぞれの場面でその勇気を発揮することが、難しくもあり、大事でもある留学なのですが、正太郎君は見事にやり切っていらっしゃいました。素晴らしいです!! 滞在中はどんどん耳が英語に慣れてきて、リスニング力やスピーキング力もしっかり伸ばせたそうです。

ニュージーランドでやり残したことは、Kiwi(鳥)を見れなかったこと、赤いキウイフルーツを食べれなかったことくらい、やりたいことを全部やりきったかけがえのない滞在になられたこと、本当に嬉しく思います。

出発前日に、福岡オフィスへも立ち寄ってくれた正太郎君でしたが、ご帰国後にお話しさせていただく中で、たくましく確実に成長されたことを感じました! 新たな将来の目標へ向けて、頑張っていただきたいです。 今後のご活躍を心から楽しみに、応援しています!!

写真:正太郎君からの広島土産!
写真:アフィニティ福岡オフィスにて^^

■今回の留学プログラム

この記事の内容に興味をお持ちですか?留学のことなら何でもお気軽にお問合せ下さい。

PROFILEこの記事をかいた留学カウンセラー

オーストラリアの小中高校で日本語教師のアシスタントとして勤務。オーストラリアでの指導経験は、海外の外国語教育の現場を知るとても良い経験になりました。帰国後は旅行会社にて約10年間、海外への修学旅行・グループ旅行の手配業務や個人旅行手配に関わったのち、ニュージーランド専門の留学会社では、6年間に約500名の留学生をニュージーランドに送り出しました。現在は、学校、塾などの法人担当もしながら株式会社アフィニティにて留学アドバイザーを行う他、文部科学省が展開する「トビタテ!留学JAPAN」の申請サポート業務も担当しています。