【最新版|無料ビザ申請ガイド】オーストラリア学生ビザ申請方法を解説

2024年12月21日更新

この記事では、オーストラリア政府認定留学カウンセラーが、オーストラリアの学生ビザ申請方法について詳しくご紹介いたします。
ビザ申請に必要なImmiAccountの作成がまだの方は、まずはこちらの記事をご参考にImmiAccountから作成ください。

ImmiAccountの作成自体はどのビザでも同じプロセスとなります。
既にImmiAccountをお持ちの場合は、アカウントにログインいただき申請のステップに進むことができます。

尚、ビザ申請条件や申請方法は予告なしに変更されることもございます。
あくまで参考としてご活用いただき、ビザ申請は自己責任で行っていただくようお願いいたします。

※2024年12月19日より、MD107が廃止となりMD111の開始に伴い、学生ビザ処理優先順位が適用となりました。学生ビザ申請は時間に余裕を持って進めていきましょう。

尚、ELICOSコースのみの方は該当しません。

学生ビザ申請の変更点

1.学生ビザ申請料金の変更(2024年7月1日)

学生ビザ申請料金が$710→$1,600に変更となりました。

2.Genuine Student(GS)の導入(2024年3月23日)

これまでオーストラリアの学生ビザ申請時には、Genuine Temporary Entrant(GTE)という英文エッセイの提出が必要でした。
2024年3月23日の変更により、GTEに代わって、Genuine Student(GS)が導入されることとなりました。GSは英語で作成し、質問ごとに最大150語以内で作成する必要があります。

3.英語力証明(IELTSスコア)の変更(2024年3月23日)

学生ビザ申請に求められるIELTSスコアが以下の通り引き上げられました。

●専門学校以上のコースの場合:IELTS5.5→IELTS6.0
●英語コース+専門学校以上のコースのパッケージの場合:IELTS4.5→IELTS5.0
●ファウンデーションコースの場合:IELTS5.0→IELTS5.5

尚、英語コースのみの学生ビザ申請については、これまで通りIELTSスコアは不要です。

学生ビザ申請のステップ

オーストラリアの教育機関で3ヶ月以上の就学をする場合、学生ビザの取得が必要となります。
学生ビザの申請から取得までに要する期間は個人差がございますが、場合によっては、追加書類の提出や健康診断の受診が求められることもあるため、余裕を持ってとりかかりましょう。
遅くとも出発の8週間前までには申請することを推奨いたします。

学生ビザの審査にかかる所要期間はこちらの移民局サイトよりご確認いただけます。

学生ビザの内容(Subclass 500)

  • 申請時期:日本国内からは4ヶ月前~、オーストラリアからは3ヶ月前~
  • 申請方法:オンライン
  • 申請料金:AU$1,600
  • 就学期間:最長5年間
  • アルバイト:2週間で48時間まで可能

学生ビザの申請条件

  • 学生ビザ申請時に6歳以上になっていること
  • 政府認定の教育機関でフルタイムで就学すること
  • 政府認定の教育機関の入学許可証(CoE)を取得していること
  • OSHC(留学生健康保険)に加入していること
  • オーストラリアでの生活をまかなえる十分な資金を保持していること
  • 心身ともに健康であること

学生ビザ申請に必要なもの

  • パスポートコピー
  • 政府認定校(CRICOS)に登録されている教育機関の入学許可証(CoE)
  • OSHC(海外留学生健康保険)の加入証明書
  • Genuine Student(GS)留学の志望動機や現在の状況、将来の展望等をまとめた英文エッセイ
  • クレジットカード(ビザ申請費用の支払い)

上記に加えて【英文の成績証明書】や【英文の残高証明書】などの書類をご用意されることをおすすめいたします。
追加書類等の連絡はImmiAccount内に通知が届きますので、ビザ申請後は定期的に確認するようにしましょう。

※2024/5/10より、オーストラリア学生ビザ申請に必要な財務条件の金額が引き上げられました。金額については移民局サイトよりご確認いただけます。

~カウンセラーからの一言~

「現時点では日本国籍の学生には大きな影響は出ていませんが、一部の国ではビザの却下も増えてきております。今後もビザ申請の要項は変更になる可能性もありますので、ビザ申請前に何か変更点はないか、必ず確認しましょう!」

学生ビザ申請書の作成

ImmiAccount作成後は、いよいよビザ申請スタート!
一気に終わらせなくても途中保存ができるので、入力間違いがないようにしっかり確認しながら進めていきましょう。

1.ImmiAccountへログイン

設定したユーザー情報を入力し、ImmiAccountにログイン後「New application」をクリックして学生ビザ申請を開始します。

2.申請するビザの種類を選択

申請するビザの種類を選びます。「Student」をクリックするとタブが開くので、「Student Visa(500)」を選択し次のページへ。

3.Terms and Conditions(利用規約)

利用規約の確認ページが出てくるので、内容を確認後に「I have read and agree to the terms and conditions」に✔を入れて「Next」をクリック

4.Application context(申請国およびCoE情報)

  • Current location(現在の居住地)
    Current location:タブより居住地を選択
    Legal status:居住地でのビザの種類を選択
  • Application type(ビザの種類)
    Covid-19の影響で申請が延期になりましたか?←該当するほうを選択
  • Confirmation of enrolment(入学許可証)
    CoEを持っていますか?←Yesを選択し、CoEコードを入力。
    ※CoEを持っていない場合、学生ビザ申請はできません。
  • Other evidence of intended study(他の就学証明)
    CoE以外で留学を証明する書類を持っていますか?←CoE以外の証明書がある場合はYesを選択
  • Education sector(教育部門)
    ご自身のCoEを確認し該当する教育部門を選択。
  • Closure of education provider(教育機関の閉鎖)
    今回のビザ申請は教育機関の閉鎖によるビザ申請ですか?←該当するほうを選択
  • Commonwealth funded student(オーストラリア政府の奨学生)
    オーストラリア政府から財政支援を受けていますか?←該当するほうを選択

全て入力ができたら「Next」をクリックし次のページへ

5.Primary applicant(個人情報)

お名前やパスポート情報、婚姻状況等の個人情報を入力。全て入力し「Next」をクリックすると確認ページが出てきますので、入力内容に間違いがないか確認しましょう。

6.Previous travel to Australia(オーストラリアへの渡航歴)

オーストラリアへ渡航またはビザ申請をしたことがありますか?←該当するほうを選択

7.Accompanying members of the family unit(同行家族について)

今回のビザ申請で同行する家族がいますか?←該当するほうを選択

8.Contact details(連絡先情報)

居住国、現住所、電話番号、メールアドレス等の情報を入力。

9.Authorised recipient(ビザ申請の代行)

移民コンサルタントやエージェントが代理人としてビザ申請に関する連絡を受け取る場合は該当するものを選択。代理人に委託をせず個人で申請する場合はNoを選択

10.Non-accompanying members of the family unit(同行しない家族)

ビザ申請者は家族全員の詳細をこの申請書に記載する必要があります。
同行家族がいる場合はYesを選択し詳細を入力、いない場合はNoを選択

11.Other family members(同行しない他の家族)

  • Other family members(同行しない他の家族)
    両親や兄弟姉妹がいる場合はYesを選択し、詳細を入力。
  • Add details(詳細の追加)
    名前、生年月日、続柄を入力する。

12.Genuine Student(GS)

GSはオーストラリア政府の移民対策の一環として新たに導入されました。
英語力のテストではなく、オーストラリアへは学校で勉強をすることを目的として渡航をすること、不法滞在や永住権の獲得が目的ではないことを明確にするためのものです。
近年、入国審査が厳しくなっていますので、ネットからコピペの内容等を拾って利用するとビザが落とされる可能性もありますので注意しましょう。

【質問項目】

  • 申請者の現在の状況の詳細を入力。家族、コミュニティ、雇用、経済状況に関する情報を含む。
  • 申請者がなぜオーストラリアで、この教育機関、コースを勉強したいのか理由を説明。
  • コースを修了することが申請者にとってどのように役立つかを説明。
  • その他、申請者が含めたい関連情報の詳細を入力。

13.Funding for stay(滞在中の資金証明)

申請者はオーストラリアで生活するために十分な資金があることの証明をする必要があります。
どのような形で資金証明ができるか該当するものを選択し、詳細を入力。

14.OSHC(海外留学生健康保険)

学生ビザ申請にはOSHCへの加入が条件のひとつとなっております。
OSHCの情報(保険の名前、保険番号、開始日、終了日)を入力。

15.Education(学歴)

  • Highest level of schooling(最終学歴)
    オーストラリア以外の国での最終学歴を入力。
  • Education History(学歴)
    高卒以上の学歴または現在在学中の教育機関があれば詳細を入力。

16.Employment(職歴)

最終学歴卒業後の職歴の詳細を入力。
※オーストラリア渡航までできるだけ空白の期間がないようにしましょう。

17.Language(言語)

  • Language ability(語学力)
    過去24ヶ月以内に英語のテストを受けたことがありますか?←該当するほうを選択
  • Main language(主要の言語)
    主要の言語をタブより選択
  • Study in English language(英語学習)
    各項目、該当するほうを選択

18.Countries visited(訪問国)

過去10年間で海外へ行ったことがある場合はYesを選択し、詳細を入力。ない場合はNoを選択。

19.Visa history(ビザの履歴)

全ての内容を確認し「Yes・No」該当するほうを選択

20.Health declarations(健康についての宣誓)

全ての内容を確認し「Yes・No」該当するほうを選択

21.Character declarations(人格についての宣誓)

全ての内容を確認し「Yes・No」該当するほうを選択
もし「Yes」の項目がある場合は、関連する全ての詳細を入力する必要があります。

22.Student declarations(学生の宣誓)

全ての内容を確認し「Yes・No」該当するほうを選択

23.Declarations(情報の正確性についての宣誓)

全ての項目を確認し、理解および同意していれば「Yes」を選択

次のページではこれまで入力した内容の確認ページとなるので、内容に間違いがないか確認し、間違いなければ「Next」をクリック。

必要書類のアップロード

必要書類をアップロードします。
全ての書類のアップロードが完了したら「Next」をクリックし、申請を確定させます。
※書類に不備がある場合、査証に時間を要する可能性がございますので、ご注意ください。

ビザ申請料金の支払い

ビザ申請費用(AU$710)の支払いをクレジットカードにて行います。
クレジットカード情報を入力し「Submit」をクリック。
※一度支払いが完了すると返金はございませんので、ご注意ください。

これでビザ申請手続きは完了となります。
ビザ申請後は通知やビザレターが移民局よりメールにて届きます。英文のメールのため迷惑メールボックスを含め、定期的に確認をするようにしましょう。

失敗しないオーストラリア留学のために

ビザ申請は長期留学のファーストステップ!
ご自身でビザ申請をする方は、不備のないようにしっかり事前準備をしておきましょう。

また、アフィニティではオーストラリア政府認定留学カウンセラーによる無料の学校相談を行っております。都市・学校選びはもちろん、お見積りや渡航準備まで気になることはお気軽にご相談ください。
個別相談はこちらよりご予約いただけます。

※弊社ではビザ申請のみのご相談は受け付けておりません。予めご了承くださいませ。

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PROFILEこの記事をかいた留学カウンセラー

海外へ挑戦する人をサポートする留学カウンセラーになりたいという目標が生まれ、オーストラリアでのワーキングホリデー経験を経て、その夢を実現しました。留学という大きなチャレンジをする皆様のお手伝いができること、日々嬉しく思っています。オーストラリア・ニュージーランドのことはお任せください!