イギリスYMSの方に人気の高い都市ロンドン。
この記事では、ロンドンの魅力から、英語力に自信のない方でも、英語を活かしたお仕事をゲットする方法についてご紹介いたします。
せっかくのイギリスワーホリ、日本食レストランや、居酒屋のアルバイトでは終わりたくない!キャリアアップを目指して、英語を活かして働きたい!方にとって、参考になる記事になっています。
Contents :
目次
①物価が高い?そんなイメージのロンドンに人が集まる理由
世界中の人々から大人気のイギリスの首都ロンドン。
多くの分野において文化・情報の発信地となる都市のため、人によって魅力はそれぞれではないでしょうか?
美しい建造物、赤い二階建てバス、ファッション、音楽、アート、グルメ、美術館に博物館・・・歴史とモダンが息づくロンドンには、多くの人々が可能性を求めてやってくるのです。
まず、イギリスの物価の高さですが、確かに都市部の地価高騰の影響により家賃や交通費が高いというのは事実です。
中心地(ZONE1)からドーナツ状にZONEが広がっているのがロンドンの特徴ですが、留学生やワーキングホリデーで渡英した人が住むのは、ZONE2~ZONE4が一般的です。
家賃の安さを求めてZONE4に住んでも今度は交通費が上がる・・・というジレンマと、ロンドンでの健康志向ブームがあいまって、自転車やスクーター(キックボード)で交通費を抑えるロンドナーを多く見かけます。
また、外食や日本食(食材含む)、その他嗜好品等は値段が上がりますが、野菜やフルーツ、パン等の一般的な食品はそれほど高くありませんし、日本より安く手に入るものもある程です。
*イギリスの付加価値税(消費税)は20%であり、物価が高い印象がありますが、食料品などの「生活必需品」には税金がかかりません。
②真に必要なのは英語力というよりも・・・
TOEIC高得点の人と英語をビジネスで使いこなせることがイコールではないことは多くの日本人が既に気づいていることだと思います。
(もちろんTOEIC高得点で英語を流ちょうに話すことができる方もいます。)
外国人労働者の増加、日本企業の海外進出、マーケット自体がグローバル化している現在、留学やワーキングホリデーで身に着けるべき語学スキルは、読み書きだけでは不十分です。
英語力はもちろんですが、これからの留学で身に着けたいスキルをご紹介いたします。
- 他国の留学生に圧倒されない主体性
- アウェイな環境での突破力&実行力
- 言葉が通じない国でのコミュニケーション能力
- お膳立てされていない環境での状況対応力
- 異国でもモチベーションを落とさないパッション
- うまくできなくてもトライ&エラー!メンタルタフネス
- どんな国でも状況でもやっていける自信
これらは、留学後日本に帰国した際にも、ワーキングホリデー等で現地で働くことを希望している人にも通ずる、大切なスキルです。
これらのスキルを身に着ける=英語を使ってコミュニティケーションを取れるという自信、
③9ヶ月の就学で初級から仕事で使えるレベルへ!
Posh(ポッシュ:上品な)な英国の英語を話せるようになりたい方から、各国からのクラスメイトと刺激的な時事問題を語りあいたい方まで、留学生の目標は人それぞれ。
では、留学をした場合、具体的にどのくらいで英語力が伸びるかはご存知でしょうか?
もちろん個人差はありますので、具体的に〇ヶ月と明言するのは難しいですのですが、参考に以下の表をご覧ください。
ビギナー(初級:A1クラス)からプロフィシエンシー(ネイティブレベル:C2クラス)のレベルを表しています。
ヨーロッパの多くの語学学校では、CEFR(外国語の運用能力を、言語の枠や国境を越えて同一の基準で測ることができる国際的な指標)をもとにクラス分けが行われます。
CEFRではA1が初級となりA2、B1、B2、C1、C2とレベルが上がっていくようになります。
多くの日本人留学生は、A1の後半もしくはA2からコースが開始となる方が多いです。
学力としての英語力は中上級の方でも、会話がうまくできない事から初級クラスに振り分けられてしまうというケースも散見されます。
学校により授業の進捗は異なりますが、1ターム(12週間)で1つのクラスが終わるようカリキュラムが組まれています。
よって、入校初日のテストでA2クラスからスタートすることとなった場合、12週間(約3ヶ月)でA2クラスを終え、B1クラスに上がるという計算になります。
つまり、ゆっくりであれば会話ができるA2レベルから、日系以外の飲食店や販売店及び日系会社の事務等で仕事ができるようになるB2レベルまで英語力を上げたいと考えた場合、36週間(約9ヶ月)かかる計算となります。
ロンドンでは平均的にB1-B2レベルになると現地でのアルバイトの選択肢が増えてきますが、雇用主によって条件が異なりますので、注意が必要です。
もっと早くレベルアップしたいなら、1日の受講数を増やすのもお勧め!
語学学校によって週のレッスン数が異なります。一例として、上記の表のとおり、レッスン数は週20Lessonから週50Lessonと選ぶことが可能です。
次のポイントは、学校によって1Lessonの時間数が異なります。
週20Lesson | 1日4Lesson(1日3時間)×週5日(月-金) |
週30Lesson | 1日6Lesson(1日4.5時間)×週5日(月-金) |
週40Lesson | 1日8Lesson(1日6時間)×週5日(月-金) |
週50Lesson | 1日10Lesson(1日7.5時間)×週5日(月-金) |
上記の表の語学学校では、週50Lessonを選択すると、朝9:00から夕方6時まで授業を受講することとなりますが、短期間で英語力をしっかり身に着けたい方にはお勧めです。
英語の勉強もしたいけれど、学校で開催される放課後アクティビティにも参加したい!ということでしたら、週40Lessonを選ばれると夕方4:15には授業が終わるためアクティニティの参加も可能です。
④ワーホリで仕事を探すときに残しておきたいビザの残存期間〇ヶ月
ワーキングホリデーで渡英する方は、「早い段階でアルバイトを開始したい!」と考えている方も多いのではないでしょうか?
では、まず仕事探しの前に事前セルフチェックをしてみましょう!
- あなたの現在の英語力はどれくらいですか?
- どんな仕事が理想ですか?
- そのお仕事を日本でも行ったことはありますか?
- そのお仕事にはどのくらいの英語力が必要ですか?
- そのお仕事を行うための英語力が現在ありますか?
- 英語での面接を受ける準備はできていますか?
- 履歴書に英語を使って仕事ができると自信をもって書けますか?
- ビザの有効期限はあと何か月残っていますか?
まず、イギリスでの仕事探しで英語力を問われるのは当然のですね。
もちろん英語力が全てではない仕事もあるため(日本人オーナーの日本食レストランや、英語力を必要としない入力事務や日雇い肉体労働等)、英語力が全てとは言い切れません。
しかし、事務職や専門的な仕事をフルタイムで行いたいと考えた場合、
「必要な英語力:仕事で使える程度」
「必要な英語力:ビジネスレベル以上」
「必要な英語力:ビジネス~ネイティブレベル」
という条件を突きつけられるのが現実です。
もちろんその職種特有の専門用語は、仕事をしながら慣れてくる部分もあります。自分の英語力を過小評価し挑戦することをためらう必要はありません。
最初のハードルとなる「私、英語を使って仕事ができます」と言える自信をしっかりとつけていきましょう。
ちなみに、ワーホリで『ロンドンの会社でフルタイムでできるだけ長く働きたい』場合に、推奨されるビザの残存期間はどのくらいかご存知ですか?
- せっかく2年滞在できるのならオフィスの仕事も経験したい
- 日本で社会人経験があり、同じ職種で働いてみたい
- キャリアを積むために将来希望する分野の会社でバイトをしてみたい
- 英国にある企業で働いた経験が欲しい
等の、企業でのフルタイムの仕事を希望する方も中にはいらっしゃるかもしれません。
こちらとしては“2年もあるワーキングホリデー期間”なのですが、企業側からすれば、せっかく育てた人材が短期間で帰国・・・となるのを避けたいのでできるだけ長く働いてくれる人を雇いたいというのが本音です。
そこで気になるのが、推奨されるビザの残存期間。
もし企業での仕事や、フルタイムで長く同じ職場で働きたいという希望があるのであれば、
*あくまでも平均的に推奨される残存期間です。1年を切るとフルタイムの仕事ができないという訳ではありません。
(1年目は地方都市に滞在し、2年目からロンドンに移り、最後の数ヶ月を日系企業で働いたという人も多くいます)
逆に考えると最初の1年間は、語学学校に通いながら放課後アルバイトをしたり、就活をする時間があるということです。
企業でフルタイムで仕事をしたい場合は、人材派遣会社に登録したり、面接を何回も受けたりと時間がかかるものです。
それに加え、英語ができない人を語学からトレーニングしてくれる企業はないので、しっかりとした英語力が身についている人、即戦力として働くことができる人を人事担当は求めています。
最初の1年間で、しっかり準備を行うことをお勧めします。
*人材派遣会社によっては、「1年6ヶ月はビザが無いと就職は難しい」という会社もあるかと思いますが、あくまでも英語力もしくは日本での職歴が伴っている場合です。英語力がしっかり身についていない、専門職のスキルや経験が無いという場合は、いくらビザの残存期間があったとしても就職には結び付かないことがほとんどです。事前の英語力取得及び情報収集をしっかり行いましょう。
(病休や産休中の正社員のカバーや、繁忙期の入力事務スタッフ等)
その場合も、即戦力を求められていることを忘れてはいけません。
いつチャンスが来るか分からないので、英語力や事務処理能力を身に着けておきましょう。
⑤知識として知っていても自分のモノとして語れないなら知らないのと同じ
短期でも長期でも共通しているのが、「留学において身につくのは英語力だけではない」ということです。
新しい出会い、見たこともない景色、母国の同士からの刺激、想像もしなかった異文化の洗礼、本でしか学ぶことが無かった他国の歴史・・・留学中には日本の日常では感じることができない想いをいくつも胸に刻むでしょう。
人生においてのパートナーを見つけたり、ビジネスチャンスをつかむ人もいます。
それらは決して他人ごとではありませんし、夢物語でもないのです。
アウェイな環境、非日常に身を置き、
そこで感じるモノ全てが
日本での日常生活では感じることができない
かけがえのない物なのです。
他人の留学経験を聞いて、それらを知識として知っていることと、自分のリアルな感情(モノ)として語れることは、どちらが魅力的でしょうか?
知っていても、必要な時に自分の言葉で人に説明ができないのであれば知らないことと同じです。
ぜひ、異文化での成功体験や、困難を乗り越えた体験を増やし、自分の人生に深みを持たせてみてはいかがでしょうか?
「英語を学ぶだけの留学」ではなく、「人生を豊かにする留学」のお手伝いをさせて頂きたいと思いますので、気になることがございましたら遠慮なくお問い合わせください。