目次
ボーディングスクールの学校選び
公立校が9割を占めると言われているカナダでは、ボーディングスクールの数が限定的となり、CAIS(ボーディングスクールのアソシエーション)によると、現在登録されている学校数は30校あまりとなります。学校選びにおいては学校の規模や立地、英語のサポートの有無、学校の形態(男子校、女子校、共学)、スポーツやアート系の活動の選択肢などを考慮しながら検討しますが、カナダの場合、学校数が多くないため情報も収集しやすく、選びやすいとも言えるでしょう。
その中でも、質の高い教育環境と充実した寄宿体制で知られる学校のひとつが、ビクトリア州の名門校、Shawnigan Lake School です。
今回のブログでは、先日アドミッション担当の方にお会いした際に伺ったお話を交えながらご紹介します。
自然豊かなキャンパスで得られる体験型の学び – Shawnigan Lake School –
カナダ・ビクトリア州にあるShawnigan Lake School は全校生徒約550名のうち寮生が約450人というカナダでも寮生の割合が多いボーディングスクールです。寮生としてはGrade 8(中学2年)から受け入れており、日本をはじめ中国、ドイツ、メキシコなど約30か国の留学生が在籍、カナダ人の生徒とともにキャンパス内に10棟ある寮で生活しています。
70名以上の教職員が家族とともにキャンパス内で生活するShawnigan Lake Schoolでは、授業時間外に
学校スタッフと関わる時間が多く、生徒一人ひとりの性格や個性を深く理解しながら信頼関係を築いています。そのため、各自の成長段階に応じたきめ細やかなサポートやガイダンスを受けられるのが特徴です。これは、通学生よりも長い時間を学校で過ごす寮生ならではの大きなメリットといえるでしょう。
高いレベルの学力を誇るShawnigan Lake Schoolではコンピュータ・サイエンスや心理学、統計学などAPと呼ばれるカレッジレベルのコースが約28提供されており、生徒は個々の進学やキャリアを見据え、アドバイザーや教師と相談しながらコースを選択します。多くの卒業生がアメリカやカナダの大学へ進学しますがイギリス専門の進学カウンセラーもいることから、ここ数年は卒業生の約14%がイギリスの大学に進学にしているそうです。

270エーカーのキャンパスには湖や森、トレイルもあり、立地を生かしたハイキングやカヤック、キャンプなどができる他、地元のエコシステムや先住民の文化について学ぶなど、様々な体験学習の場にもなります。

また留学生にとって重要となる英語のサポートは、キャンパスの真ん中に位置するEnglish Language Centre (ELC)で提供されています。ここでは英語の4技能はもとより、科目に特化した専門用語の学習や大学出願時のエッセイのサポート、更にはテストプレップなども受けることが可能です。ELCは英語力を向上させる場所であるだけでなく、留学生がスムーズに生活をスタートできるよう、カナダの文化や生活習慣についても学べる大切な場所です。
スポーツ、アート系の活動
Shawnigan Lake Schoolで強豪といわれるスポーツチームはボートやラグビー、アイスホッケー、スカッシュなど多々ありますが、初心者でも気軽にチャレンジできるスポーツもあります。これまで経験したことのないスポーツや活動に参加することで、自分の新たな才能や興味を発見できる機会になります。
また21世紀の教育において再び創造性、Creativityが重要になるとの認識から、30あまりのアートにちなんだ活動(ARTS-360)を提供しています。天体望遠鏡やレコーディングスタジオなどキャンパス内の設備を使用した活動だけでなく、美しいビクトリアの自然を生かしたアウトドア活動を通してロープを使った救助活動や応急処置を学べる活動もあります。


学校概要
| 学校名 | Shawnigan Lake School |
| 創立 | 1916年 |
| 所在地 | ビクトリア州、ショウニガン |
| 学校HP | https://www.shawnigan.ca/about |
| 寮生の受け入れ | Grade8から |
| 総生徒数 | 550名 |
Custodian(後見人)について
未成年がカナダに長期留学する場合、Custodian と呼ばれる後見人を任命し、ビザ手続きに必要な書類に署名いただく必要があります。ボーディングスクールの中には、この後見人の任命にあたり、外部の専門会社を紹介する学校も少なくありません。Shawnigan Lake Schoolでは留学生の後見人として学校(校長など)を登録するため、保護者が外部のガーディアンサービスを利用する必要がありません。
またカナダのボーディングスクールの場合、年に数回、Long Weekend と呼ばれる少し長い週末のお休みがありますが、Shawnigan の場合、この間も寮があいていて、寮生のためにオプションのトリップを企画しています。
出願には成績証明書や推薦状、英語力証明のテストスコアの送付などが必要となりますが、出願の過程でキャンパスを訪問し実際に学校を見てみたいという場合には訪問も受け付けています。訪問時には学校生活について日本人在校生に話を聞ける他、お試しとして授業に参加することもできますので、ご希望の場合は、お問い合わせください。
アフィニティではカナダのボーディングスクールに関する留学相談を受け付けています。長期留学を成功に導くためには学校選択と早めの準備が肝心です。「出願に求められる英語力は?」「どんな準備をすればいい?」など、メールでのお問い合わせも受け付けています。また無料のカウンセリングをご希望の方もお気軽にお問合せください!
過去のブログ記事








