ワーキングホリデーの渡航先として人気があるオーストラリア。
- 語学学校で英語力に自信が付いてきたら働きたい
- 滞在費を試算するうえで現地で収入を得る方法を知っておきたい
- 語学学校に通いながら働くことはできる?
目的はそれぞれ異なると思いますが、多くの方が気になるのが仕事探しの方法ですよね。
ワーキングホリデーでの仕事は、行動力と英語力に応じてできる仕事が変わってきます。
英語ができても自ら積極的に動かなければ希望の仕事は手に入りませんが、英語力に多少自身が無くても前向きでOptimistic(楽観的・くよくよしない)であれば仕事のチャンスが巡ってくることも!
オーストラリアは観光大国でもあるため、ホスピタリティ分野での仕事に挑戦し、英語のスキルを伸ばしながら、自分の新たな価値観を養っていくこともできます。
英語力に自信がない人でも、できる仕事が色々あるのがオーストラリアのいい所!
ワーキングホリデーの準備をされている方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
オススメの業種①ホスピタリティ系
ホスピタリティ産業(ホスピタリティさんぎょう)は、主に人的接客サービスを提供する業種の総称。-Wikipedia引用-
ホスピタリティ産業の代表的な業種でいうと、宿泊業や旅行業等がイメージしやすいかと思います。広義には、教育、医療、福祉を含まれ、いわば「おもてなし」を提供する業界です。
例①:ホテル
オーストラリアは観光大国でも有名ですが、中でも多くの人を魅了するのは美しいビーチ等のリゾート地ではないでしょうか?
リゾート地には、高級ホテルからカジュアルなゲストハウス等数多くの宿泊施設があります。
その中でも業務内容が幅広いため、ワーキングホリデーでの仕事先としてもお勧めです。
英語力初級:レストランのキッチンスタッフ・ベッドメイキング(客室清掃係)等
英語力中級~上級:ポーター(ベルスタッフ)・レストランのサーバー・レセプション(受付)等
「英語力初級だと簡単な仕事しか任せてもらえないから英語力が伸びないかも・・・」と思いきや、そんなことはありません。
例えばベッドメイキングは2名ペアで行うため、パートナーと英語でコミュニケーションをとる必要があります。
他にも同僚やお客様と積極的にかかわることで、様々な国の人たちと交流することができます。
例②:ツアーガイド
オーストラリアには、世界各国より多くの観光客が訪れるので、ツアーガイドの仕事に挑戦してみるのもお勧めです。
雇用主との契約にもよりますが、ツアー会社に所属して定期的にお仕事をもらう方もいれば、他のアルバイトと掛け持ちで自分の隙間時間を利用してガイドのお仕事をする方も!
観光地の歴史や有名な場所については、参加されるお客様の方が詳しかったりすることもあるので、ある程度事前勉強も必要ですが、自分自身も様々な観光地に赴くことができ、楽しみながら勉強することができます。
例③:オーペア、デミペア
オーペア、デミペアとは家事のお手伝いと子供たちのお世話をするお仕事のことです。
働くかわりに無料で3食付きのホームステイをさせてもらうことができ、生活費がかからず生活することができます。
ホームステイ先で住み込みの家政婦になるというイメージです。
オーペア:
1週間30時間。1日6時間程度のフルタイムでファミリーのお手伝いを行います。お小遣いがもらえます。
デミペア:
1週間18時間。1日3時間半程度のパートタイムでお手伝いをするため、自由時間に語学学校へ行ったり、アルバイトができます。(デミペアは無給)小学生以上のお子さんがいらっしゃるファミリーが多いです。
しかし普段は可愛らしい子供たちも、たまには言うことを聞かない事もありますので、我慢や忍耐も必要な仕事です。
オーストラリアでのオーペア&デミペアにご興味のあります方は、お気軽にお問い合わせください。
オススメの業種②飲食関係
例①:日本食レストラン
ワーキングホリデーの仕事として人気が高いのは、やはり日本食レストランの仕事です。
経営者や従業員が日本人であることが多いため、英語に自信がない人でも厨房の仕事から始めることができます。
お店によってはまかないや、住居のサポートを行ってくれる所もあるため、生活費を抑えながらしっかりと働きたい方にもオススメな仕事です。
また、日本食レストランと言っても、料亭のような高級レストランから、ラーメン屋、回転ずし、定食屋など選択肢は様々です。
経営者が日本人ではないお店もありますので、海外の人がイメージする「日本の料理」「日本の文化」を肌で感じることができるのもユニークなポイントですね。
例②:カフェ
カフェというとイタリアのイメージがあるかと思いますが、実はコーヒー文化はオーストラリアでもとても盛んです。
街を歩けばたくさんのカフェを見つけることができ、ワーキングホリデーの仕事先としても人気があります。
オーストラリアのカフェで働いたり、バリスタの資格を取ることで、帰国後や他国でのカフェでの仕事にもとても有利です。
バリスタに必要な英語力を習得したり、学校内のカフェでサーブすることで、即戦力を身に着けるのもお勧めです。
オーストラリアでのバリスタ留学にご興味のあります方は、お気軽にお問い合わせください。
例③:ベーカリー・お菓子屋さん
海外ではパン屋さんをベーカリーと呼び、小さなケーキや甘い菓子類を販売するお店はペイストリーショップと呼ばれます。
販売員のポジションであれば、未経験者や英語初級~中級者でも働くことができます。
地域密着型のお店であれば、常連さんとも仲良くなることができ英語力向上にもつながるため、カフェと同じくワーホリに人気の職種です。
オススメの業種③ファーム
ファーム
オーストラリアでは、ワーホリ1年目に政府指定の地域で3ヶ月以上の季節労働に従事することで、2年目も滞在することができます。(セカンドビザ)
さらにオーストラリア政府は、2018年11月5日にワーキングホリデービザでの滞在期間を、「最長2年間」→「最長3年間」に変更することを発表しました。
よって、オーストラリアに長く滞在したい方は、ファームでのお仕事を探されるかと思います。
日本で農業や酪農に従事した経験がある方は少ないかと思いますが、せっかくワーキングホリデーで海外に滞在するのであれば、日本で経験したことが無いものに挑戦するのも醍醐味の一つです。
基本的には肉体労働がメインとなるため、英語力に自信がなくても体力に自信があれば仕事を開始できます。
しかし英語力が0でも問題ないというわけではありません。
ファームのオーナーや、様々な国籍の仲間たちと意思疎通を行うことができる英語力は最低限必要です。
(ファームのオーナーも善良な経営者ばかりとは限りません。雇用関係や契約内容をきちんと確認し、労働者として搾取されないよう交渉するためにも英語力を身に着けているに越したことはありません。)
またファームのお仕事にも、ピッキング(収穫)等だけではなく管理系のお仕事もあります。
色々なポジションを経験してみたい方はしっかりとした英語力を身に着けておくといいかと思います。
なお、オーストラリアのファームへはインターネット上から簡単に応募することが可能です。
働きたい地域や希望する仕事を選ぶことができますが、あくまでも基本の求人情報しか掲載されていないことがほとんどですので、申し込む際にはメールにてファームの状態や求人情報の内容に間違いが無いかをきちんと確認しましょう。
〈オススメの季節〉
日本とは季節が逆になるオーストラリア。
ファームで働く際にベストなシーズンは、農業が盛んな春から夏(9月から3月)あたりになります。
*地域によっては気候が安定しており、通年収穫ができる農作物を栽培しているファームも!
日本人がワインと聞いてイメージするのはフランスやイタリアかと思いますが、実はオーストラリアは内陸部を除いて、各州にワインの名産地が多くあります。
時期によって作業は異なりますが、ワインに使うブドウの選別、ブドウのピッキングからワイナリーでのワインテイスティングまで仕事は様々。ワイン造りの工程を見ることができるので、ワイン好きにはたまらないお仕事です。
オススメの業種④専門職
例①:IT関連・エンジニア・プログラマー
IT関連のお仕事をしている方はリモートワークで働ける方もいらっしゃるかと思います。
近年では、ワーキングホリデー中に日本のお仕事を海外からリモートで行う方も増えてきました。
(オーストラリアと日本では時差があまりないので、比較的連絡が取りやすいのも特徴の一つです。)
もちろん、日本で専門スキルを身に着けていたり専門職の経験がある方は、現地のオフィスやスタジオでの仕事を比較的探しやすいです。
専門スキルとまではいかずとも、最低限のパソコン操作ができた方が職探しにも有利です。
例②:美容サービス(アロマ・マッサージ・美容師・ネイリスト・アパレル)
自然療法大国オーストラリアでもエステ産業は盛んです。
特にリメディアルマッサージは、民間医療保険の適用が認められた施術でオーストラリアの健康保険が使えるため、多くのオーストラリア人達に好まれています。
日本での経験がある方はもちろん、初心者でもアシスタントとして雇ってくれる(トレーニングを行ってくれる)お店もありますので、ワーキングホリデー滞在者にとっては仕事が得やすい業種です。
実務経験を通してスキルを身に着けることができ、お客様にリラックスしてもらうためのコミュニケーション能力(言語力)を培うこともできる為、サービス業で働き続けたい方や、将来的に自分のお店を持ちたい方にも貴重な経験になるかと思います。
アパレル関係も比較的コンスタントに求人がある業種です。
日本が誇るユニクロや、H&MやZARA等日本でも有名なファストファッションから、高級ブランド店まで求人内容も様々。
個人経営のブティックやショッピングモールに入っているお店であれば、英語力に自信がない方や未経験の方でも比較的仕事が得やすいです。
ヨガが好き⇒ヨガウェアのお店に挑戦
おしゃれが好き⇒現地発のファッションブランドのショップ店員に挑戦
等々。
早速仕事を探そう!でもどうやって?
仕事探しの方法は様々です。
ここでは代表的な仕事探しについてご紹介致します。
紹介
アナログな方法のようですが、確実で安心な方法です。
特に語学学校在学期間中は、周囲の留学生も仕事探しをしている人が多い為情報が入ってきやすく、紹介してもらえる確率も格段に上がります。
(タイミングが良ければ語学学校のスタッフとして働けることも!)
他にも、ホームステイ先のファミリーや、日本人コミュニティで知り合った方からの紹介等、思わぬところで仕事に繋がる事もあります。
自分が仕事を探していること、何ができてどんなことをしたいかを周囲にアピールする行動力や、迅速に求人情報をキャッチするために常にアンテナを貼っておくことが重要となります。
飛び込み
こちらもアナログな方法です。足で稼ぎます。
気になるお店や、求人情報が店頭に掲載してあるお店にCV(Resume・英文履歴書)とCL(カバーレター)を持って行きましょう。
アポなしでCVを持って行くこととなるため、忙しいからと話を聞いてもらえなかったり、Webで申し込むように促されることもあります。
しかしたまたま店長が店頭に立っていたり、気に入ってもらえてその場で面接の約束を取り付けてもらうことができるケースもあるので、オンラインでの応募よりも採用率が上がる場合もあります。
当日その場で面接という事もあるかもしれないので、時間に余裕を持ち、身だしなみにも気を配っておくことをお勧めします。
オンライン
最も効率的な方法はインターネット上の求人サイトを利用することです。(フリーペーパー等でも同様の情報を得ることが可能。)
現地の人が利用する英語の求人サイトもありますが、日系求人サイトにてワーキングホリデー滞在者向けの求人を探すこともできます。渡航後間もない方や、できるだけ早く働きたい方にもお勧めの方法です。
現地生活にも慣れてきて、ローカルの仕事を探す場合は、英語のサイトも利用してみましょう。
選択肢も増えますが、即戦力として現地の人達と一緒に働くためのスキルや英語力が求められます。
インターネットと併用しながら、自分にあった仕事を探しましょう。
英語での面接は緊張しますが、よく面接で聞かれる質問については事前に考えてくようにし、当日ははきはきと印象良く受け答えを行ってください。
気になる給与について。ぶっちゃけ儲かる?
職探しの選択肢が様々であることは分かりましたが気になるのはお時給。
なんとオーストラリアの最低時給(minimum wage)は$19.49です。
*日本円にして約1,656円
*2019年7月1日時点
詳しくは以下の記事も参考にされてください。
リゾート地でのホスピタリティ業やファームでの作業に従事していると、仕事終わりに遊びに行く場所が少ない為必然的にお金が溜まったという方もいます。
時給が高く福利厚生が充実していて、お金をあまり使わない環境で働くことを意識すると、ワーキングホリデー中にかなりの貯金をすることができるでしょう。
「思っていたよりも物価が高かった。」「すぐに働けると聞いていたのに仕事探しに苦労した」という方もいらっしゃいます。
事前情報収集や、英語力習得、滞在費の準備はとても重要です。
充実したワーキングホリデー生活を送れるようしっかり準備を行って参りましょう。