世界で活躍できるグローバル人材とは?【2020年代後半の定義と必要スキル】

日本では大手企業だけでなく、中小企業やスタートアップにおいてもグローバル人材の需要がかつてないほど高まっています。
日系企業の海外進出に加え、リモートワークの普及により日本にいながら海外チームと協働するスタイルが定着しました。
また、国内でも外国人労働者や高度外国人材が増え、国籍や場所を問わず「価値を創出できる人」を企業は切実に求めています。

グローバル人材の定義について

グローバル化が進展している世界の中で、主体的に物事を考え、多様なバックグラウンドをもつ同僚、取引先、顧客等に自分の考えを分かりやすく伝え、文化的・歴史的なバックグラウンドに由来する価値観や特性の差異を乗り越えて、相手の立場に立って互いを理解し、更にはそうした差異からそれぞれの強みを引き出して活用し、相乗効果を生み出して、新しい価値を生み出すことができる人材。
(文部科学省の「グローバル人材の育成について」より抜粋)

「グローバル人材」の概念を整理すると、概ね、以下のような要素。

要素Ⅰ: 語学力・コミュニケーション能力
要素Ⅱ: 主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感
要素Ⅲ: 異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー

このほか、幅広い教養と深い専門性、課題発見・解決能力、チームワークと(異質な者の集団をまとめる)リーダーシップ、公共性・倫理観、メディア・リテラシー等。

グローバル人材の能力水準の目安を(初歩から上級まで)段階別に示すと、

① 海外旅行会話レベル
② 日常生活会話レベル
③ 業務上の文書・会話レベル
④ 二者間折衝・交渉レベル
⑤ 多数者間折衝・交渉レベル

この中で、①②③レベルのグローバル人材の裾野の拡大については着実に進捗。今後は更に、④⑤レベルの人材が継続的に育成され、一定数の「人材層」とし
て確保されることが極めて重要。

(文部科学省の「グローバル人材の育成について」より抜粋)

さらに現在では、これらに加えて「デジタル・リテラシー(AI活用能力)」や「変化の激しい時代におけるメンタル・レジリエンス(適応力)」も不可欠な要素として重視されています。

グローバル人材に求められる能力

単に「英語が話せる」だけでは、グローバル人材とは呼べません。
特に生成AIが翻訳・通訳を高度にこなす現代では、人間ならではの以下の能力が差別化の鍵となります。

  • 語学力
  • コミュニケーション能力
  • 主体性
  • 思考能力
  • 積極性
  • チャレンジ精神
  • 異文化適応力

特に重要なのは「日本人としての誇りと知識(日本人として日本の文化や歴史などの知識を持つこと)」です。
日本人として他の国の人と接するときに相手の国に理解を示しても、自国のことを伝えられなければ話になりません。
他国の文化を尊重するのと同様に、自国の歴史や強みを語れなければ、対等なビジネスパートナーとして認められることは難しいでしょう。

日本の英語力は世界ではどのぐらい?

TOEFL® iBTスコアの国別ランキングでは、日本は全160〜170か国中135位前後、アジアの中では30〜31か国中27位〜29位です。
世界からみたら、日本の英語力は非常に低いことがわかります。

TOEFL® iBTはリスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの4技能の大学レベルの英語を使用および理解する能力を測定する試験です。各セクション30点で合計120点です。TOEFL® iBTは、アメリカ、カナダ、オーストラリア、イギリスを含む世界160カ国以上の教育機関で採用されており、現在は約2時間の試験時間で実施されています。

TOEFL® iBT 世界国別ランキング

順位国名TOEFL®スコア
1位オーストリア102
2位スロベニア101
3位スイス/ドイツ100
80位前後韓国86
85位前後中国85
135日本72

(2024年〜2025年発表の「Test and Score Data Summary」より抜粋)

TOEFL® iBT アジア国別ランキング

順位国名TOEFL®スコア
1位シンガポール97
2位インド94
3位マレーシア/パキスタン/アフガニスタン91
7~8位韓国86
8~9位中国85
27~29位日本72

(2024年〜2025年発表の「Test and Score Data Summary」より抜粋)

世界的に見て、日本の英語運用能力は依然として「発展途上」と言わざるを得ません。
しかし、これは「日本人に能力がない」のではなく、単に「実戦的なアウトプットの場が不足している」だけです。
2020年代前半に実施された教育改革を経て、リスニングやスピーキングを重視する世代が増えていますが、それでも「世界標準の議論」に参加するには、まだ一歩踏み出した経験が必要です。

「海外留学=グローバル人材」というわけではありませんが、日本で適切な能力やスキルを磨く経験をするかが大切です。
グローバル人材として活躍するには、同じ環境でじっとしているのではなく、変化を求め、多様な価値観や変化に対応できる人材になることを意識しましょう。

グローバル人材になるための近道とは

その答えの一つは、やはり「海外留学」です。
ただし、今の時代の留学は「語学を学ぶ」だけでは不十分です。

特に海外大学の場合、英語で専門分野を2年または4年学び、コミュニケーション能力を身につけるだけでなく、「自分で考え、表現し、判断する」場がたくさんあります。
それは、海外大学ではディスカッションやディベート、プレゼンテーションの発表やレポート(論文)を提出する機会が多くあるからです。
授業は、「自分で考え、表現し、判断する」環境ですので、自然とこういったスキルを習得していくことができます。

また、海外大学には多国籍の学生が集まっています。
文化や歴史的なバックグランドが違う仲間と過ごすことで、互いの価値観を尊重し、多様性を認めていけるようになります。

大学の専攻によってはインターンシップも卒業単位の一部になっています。
インターシップ先で実際の現場がどのような環境、雰囲気で行われているかを知ることができる他、インターンシップ先での就労体験ができます。

多様性の中での共創: 多国籍な学生とプロジェクトを行うことで、価値観の相違を「障害」ではなく「強み」に変える経験が積めます。

実戦的なキャリア経験: 海外でのインターンシップを通じ、世界基準のビジネススピードや働き方を肌で感じることができます。

「ただ留学した」という事実は重要ではありません。
その経験を通じて「どんな課題を乗り越え、何ができるようになったか」というストーリーを語れるようになることが、キャリア形成における最大の武器となり、留学後の社会で活躍できる人材になれる近道ではないでしょうか。

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