スペイン

スペインの基本情報

スペインは多くの観光名所、美しい自然環境、豊かな文化に溢れている国であり、とても魅力的な都市がたくさんあります。

基本情報
面積:50.6万平方キロメートル(日本の約1.3倍)
人口:約4,760万人(2022年)
首都:マドリード(マドリード市の人口約328万人)(2022年)
言語:スペイン(カスティージャ)語、バスク語(バスク州、ナバーラ州北西部)、カタルーニャ語(カタルーニャ州、バレアレス州)、ガリシア語(ガリシア州)、バレンシア語(バレンシア州)、アラン語(カタルーニャ州)
  1. 文化と歴史
    スペインは歴史的な遺産が豊富。美しい中世の城や宮殿、ローマ時代の遺跡、アントニオ・ガウディの建築物などが見どころです。アルハンブラ宮殿、トレドの旧市街、セビリアのアルカサールなど、多くの歴史的な場所も有名です。
  2. 食文化
    スペインは日本人にとっても馴染みの深い美味しい料理が豊富です。タパス(小さな前菜)、パエリア、ハモン・イベリコ(イベリコハム)、サングリアなどが楽しめます。地域によって異なる料理が楽しめるため、複数都市を訪れるのもオススメ。
  3. 自然
    スペインには美しいビーチや地中海の海岸線が広がっており、夏にはリゾート地として世界各国から多くの人が訪れます。
  4. 芸術と文化
    スペインは多くの有名な芸術家を輩出している国。美術館やギャラリーが充実しています。ピカソ、ダリ、ゴヤなどの作品を鑑賞できます。
  5. フェスティバルとイベント
    スペインはさまざまな祭りやカーニバル、フラメンコ音楽のイベントなどが行われる国です。特にセビリアのフェリア、パンプローナのランニング・オブ・ザ・ブルなどは有名です。
  6. 安全性
    スペインは一般的に安全な旅行先です。しかし観光地などの人が多い場所ではスリや観光客を狙っったひったくりなどもいるので気をつける必要があります。

スペイン留学の特徴!メリット・デメリット

スペイン留学にはいくつかのメリットとデメリットがあります。以下にいくつか挙げてみましょう。

メリット:

  • スペイン語習得: スペイン語は世界で2番目に広く使用されている言語。その数は世界人口の7%に相当します。スペイン留学は、スペイン語を学ぶための絶好の機会であり、現地で生活することで、日常的なコミュニケーションや実践的なスキルの向上が期待できます。
  • 文化体験: スペインは豊かな歴史と文化を有しており、留学生にとって非常に魅力的な環境です。美術、音楽、料理、祭りなど、様々な文化的イベントや体験ができます。
  • 食文化: 大きな都市であれば日本食レストランや日本の食材を買うことができるお店もあり、食事には困りません。スペイン料理は日本でも馴染みのある味なので留学先でも食生活で困ることは少ないと言えます。
  • 国際的な友達: スペインには世界中から多くの留学生が集まるため、異なる国々からの友達と知り合うことができます。異なる文化に触れ、異なるバックグラウンドを持つ人々との交流を通じて、豊かな経験を得る機会となります。

デメリット:

  • 費用: 海外留学は旅行と異なり費用がかかります。(授業料や生活費、航空券など)英語圏と比べ学費は安く感じますが、生活費はある程度準備をしていく必要があります。
  • 言語の壁: 英語があまり通じない場所が多いため、事前に基礎的なスペイン語を習得していくことをオススメします。
  • カルチャーショック:日本のようにルールや決まりに厳しい文化に慣れていると、スペインのゆったりとした文化に驚くことも!公的機関などものんびりしていて手続きが進まなかったり、真面目すぎる人にはストレスを感じる可能性があります。
  • ビザの手続き: スペイン留学には適切なビザが必要です。ビザの取得には手続きが必要であり、他の英語圏に比べると手続きに時間がかかるのも特徴です。

スペイン留学の人気都市

スペインには多くの素晴らしい都市があり、それぞれが異なる魅力を持っています。どの都市が最適かは個人の好みや留学の目的によって異なりますが、以下はスペインでおすすめの都市のいくつかです。

  • マドリード:スペインの首都であり、文化、歴史、エンターテイメントが集まる都市。美術館、歴史的な建築物、公園、ショッピングエリアなどがあり、活気に満ちた雰囲気が広がっています。
  • バルセロナ:カタルーニャ地方に位置するバルセロナは、美しい建築、アート、ビーチが特徴的。ガウディの建築物やバルセロナ・サグラダ・ファミリアなど見どころが多く、国際的な雰囲気があります。
  • セビリア:アンダルシア地方の中心都市で、スペインの伝統的な文化が色濃く残るエリア。アラビア風の宮殿や美しい庭園、アンダルシア舞踏などが楽しめます。フラメンコを学びたい方にもオススメ!
  • バレンシア:地中海に面した都市で、美しいビーチや近代的なアートと歴史的な建築の融合が特徴的。科学と芸術の都市として知られ、オーシャングラフや芸術科学都市などがあります。
  • グラナダ:アンダルシア地方に位置するグラナダは、アルハンブラ宮殿で有名です。歴史的な遺産と美しい風景が共存し、学生にも人気のある都市の一つです。

スペイン留学にかかる費用の目安

留学にかかる7つの費用

  1. 学校の授業料
  2. 滞在費
  3. ビザ申請料
  4. 航空券
  5. 留学保険費用
  6. 現地での生活費
  7. 交際費(お小遣い)

留学費用感

例)12週(3ヶ月)留学した場合、学校に支払う費用
入学金 €35
教材費 €45
一般スペイン語授業料(週20レッスン)€2,148
ホームステイ(個室、朝夕2食付き)€4,140
計 €6,368(約1,018,880円)*1€=160円の場合

航空券目安

東京ーマドリード 往復:約15万円
*時期により航空券代は大幅に変わることがあります

生活費目安

首都マドリードでの一ヶ月の生活費はについて一般的な例を見てみましょう。

  • 住宅費:アパートメントやシェアハウスの家賃は場所や広さによって異なります。中心地や人気のあるエリアほど高くなる傾向があります。平均的な家賃は500ユーロから1000ユーロ程度と考えられます。
  • 食費:食費は生活水準によって異なりますが、外食が多い場合は月に200ユーロから300ユーロほどかかります。自炊をすることで食費を抑えることが可能です。
  • 交通費:マドリードでは公共交通機関が発展しており、月額の交通カードが利用可能です。これにかかる費用は約40ユーロから100ユーロ程度です。
  • 光熱費:電気、ガス、水道などの光熱費は、個々の使用量によりますが、平均的には月に50ユーロから100ユーロ程度となることがあります。(ホームステイや学生寮の場合は宿泊費に含まれていることもあります)
  • 通信費:スマートフォンやインターネットの利用にかかる費用は約20ユーロから50ユーロ程度です。

これらの費用を合計すると、マドリードでの一ヶ月の生活費は約800ユーロから1500ユーロ程度になります。あくまで概算ですので、滞在費は余裕を持って準備することをオススメします。

スペイン留学の種類と必要なビザ

スペインの場合、90日未満の滞在には学生ビザは必要ありません。
観光者として入国し、学校に通うことが可能です。

以下の目的で入国する場合は、学生ビザを取得してから入国する必要があります。

  • 認可された学校でのフルタイムの就学で、学位または履修証明書の取得につながるもの。
  • 博士課程
  • 研修活動
  • 義務教育および/または非義務教育の中等教育レベルにおける、公的に認められた教育または科学センターでの学生移動プログラム。
  • インターンシップ・ビザ(「インターンシップ・ビザ」参照)ではカバーできない公的または私的な団体または組織での研修。
  • 公益を目的としたプログラムの枠内でのボランティア活動。
  • オーペアプログラム

ビザとパスポートの違い

ビザ(査証):

ビザは日本語で査証とも呼ばれています。
ビザは、渡航国への入国許可証の役割をもっています。
渡航先の国にとって外国人である入国希望者を、自国に入国させて良いかどうか、問題がないかどうかを、事前に審査を行います。
無事に審査をクリアした方だけにビザは発行されます。

パスポート:

パスポートは、世界で通用する身分証です。外務省からも、パスポート(旅券)は生命の次に大切なものと!と発表されています。
世界の殆どの国で、外国人の入国・滞在を許可する条件の一つとして、このパスポートの携帯が求められています。また、海外に出国、海外から帰国の際にもパスポートの携帯及び、呈示が義務付けられいるため、パスポートがなければ、日本を出国することすら出来ません。
留学・ワーキングホリデーをすることが決まったら、まずはパスポートの申請から準備を始めましょう。

目的別ビザ種類、申請方法

学生ビザ

出発の3ヶ月前から申請することができます。
申請者本人が在東京スペイン大使館に出頭し書類を提出します。(予約不要)
受付時間は平日9:30から12:30まで。

休館日や所在地などについては公式ホームページのリンクをご参照ください。

留学査証は、本国の査証審査部門による事前の許可を受けて、在東京スペイン大使館で発給されます。そのため一定の時間がかかりますので日数的な余裕をもって申請してください。

ワーキングホリデービザ

出発の3ヶ月前から申請することができます。
日本国内からの申請となり、本人が大使館に来館し申請書を出す必要がります。(提出、受け取りで最低2回の来館が必要です。)

申請から発給までの必要日数は約八週間です。
大使館が申請の内容を確認する為に必要と判断した場合は、申請者に追加書類の提出や、領事面会を求められることもあります。

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