アメリカには約4,000校の私立、州立(公立)、リベラルアーツカレッジ、コミュニティカレッジ(公立の2年制大学)の大学があり、英語圏の大学で大学数がもっとも多い国です。
その中でもコミュニティカレッジは約1,800校あり、州立の2年制大学で地域(コミュニティ)の住民のための教育に力を入れ、地域の住民ならだれでも入学できます。
数十年前までは留学生が少なく、地域の学生が入学していましたが、ここ20年の間で留学生が増加しています。留学生が増加したことで、コミュニティカレッジは留学生の受け入れ環境を整備しています。
留学生を多く受け入れているコミュニティカレッジでは、留学生のための担当部署やプログラムなどを設置され、留学生が安心して学生生活を送れるようになっています。
コミュニティカレッジのメリット
① 4年制大学に比べて学費が安い → 学費を抑えられる
② 4年制大学に比べて入学基準が低い → 日本の成績が多少悪くても入学が可能
③ 少人数制(1クラス約20名) → 教授との距離が近い
④ 4年制大学への編入プログラムがある → 単位をスムーズに取得でき、編入後に単位互換ができる
⑤ 職業訓練プログラムがある → 卒業後の就職に繋がる専門の勉強ができる
⑥ ESL(英語)プログラムがある → 英語力に不安がある場合はESLプログラムから始められる
英語力
コミュニティカレッジは英語力の条件であるTOEFLは、45~60点と直接4年制大学に入学するよりも低いです。
英語力が満たない場合はESL(英語)プログラムもあるので、英語力の不安は解消されます。
また、1クラス約20名の少人数制ですので、教授との距離が近く、授業でわからない場合でも気軽に教授に質問がしやすい環境になっています。
留学費用(目安)※9ケ月分
アメリカは州によって学費や滞在費が変わってきます。
以下は留学費用の目安になるので、田舎に行けば行くほど、授業料や滞在費がもっと安いコミュニティカレッジがあります。
ただ、学費が安いとなると留学生が少なく、地元の学生がほとんどであったり、留学生の対応がちゃんとしてもらえないケースがありますので、事前にコミュニティカレッジに確認しておくとよいでしょう。
授業料 | $7,000~$11,000 |
ホームステイまたは寮食費 | $7,000~$12,000 |
諸費用 | $2,000~$4,000 |
合計 | $16,000~$27,000 |
※航空券、留学保険、昼食代、お小遣い等は別途必要です。
コミュニティカレッジから4年制大学へ編入可能
コミュニティカレッジの学費は4年制大学に比べると安く、学費を抑えられます。
コミュニティカレッジの2年間は4年制大学の最初の2年間と同等です。
そのため、コミュニティカレッジで取得した単位を4年制大学に移行ができるのです。
コミュニティカレッジで優秀な成績を修めることができれば、アメリカのトップ大学への編入も夢ではありません!
しかも、コミュニティカレッジの成績次第で、編入先の大学で返済不要の奨学金をもらえるチャンスがあります。
コミュニティカレッジ一部紹介
▶カリフォルニア州
Merced College MiraCosta College West Hills Community College
Santa Monica College Orange Coast College
▶ワシントン州
Skagit Valley College Everett Community College Green River College
▶ニューヨーク州
Fulton-Montgomery Community College
日本の大学では年齢を気にしがちですが、アメリカの大学は気にしていません。
特にコミュニティカレッジは、仕事をしながら授業を受講している社会人も多くいることから、成人教育や生涯教育に力を入れています。
日本の大学を卒業した方や転職を考えている方にもコミュニティカレッジへの留学もお薦めです。
国内で勉強するより費用はかかりますが、確実に英語力と専門スキルを習得できるだけでなく、多様性を高められ、自分磨きにもなると思います。
コミュニティカレッジのことをもっと知りたい方はアフィニティにお気軽にご相談ください。
海外大学専門カウンセラーがお薦めのコミュニティカレッジや学びたい分野についてもご紹介します。