西イングランド大学ブリストル校〈UWE Bristol〉インタビュー | 海外大学進学のアフィニティ

イギリスブリストルにある西イングランド大学(University of the West of England : UWE Bristol)に在学し、Student Ambassadorを務めるHitomi Azumayaさんに、海外大学生活についてインタビューさせてもらいました。
イギリス大学進学を検討中の方必見です!

UWE Bristolの紹介をしてくださるStudent Ambassador紹介

UWE Bristol Student Ambassador
Azumaya Hitomiさん(お写真:右から2番目)

2022年3月に日本の大学卒業後、半年のギャップイヤーを経て2022年9月にUWE Bristolに入学。(修士課程)
Student Ambassadorとして、UWE Bristolの魅力をお話して頂きました。

ブリストルについて

ブリストルはイギリスのイングランド内にある都市の1つで、イギリス西部の港街です。
ほかの街からのアクセスも良く、ロンドンから日帰りで旅行することもできます。

バス、電車、国際空港が発達しているため交通の便が良く、

・英国で最も住みたい都市第1位(Sunday Times 2017)
・最も環境に優しい都市第1位(Good Move 2020)

に輝くなど、英国内でも非常に人気の都市です。

航空宇宙、テクノロジー、金融サービス、メディアに強みを持つ多様な経済都市でありながら、芸術、グラフィティ、音楽なども有名です。

UWE Bristolについて

公式HP:https://www.uwe.ac.uk/

  • 学生満足度英国第6位(Sunday Times 2021)
  • 大学院プログラムに対する学生の満足度で英国第9位(Postgraduate Taught Experience Survey)
  • キャンパス内に英国最大のロボット工学研究所あり
  • ロボット工学を含む工学に力を入れている
  • 就職・大学院進学率90.2%
  • 3億ポンド(470億円)を投資し、新施設の建設とキャンパス施設の充実を図ったキャンパス施設
  • メインキャンパスの大学図書館は24時間利用可能

質問①留学先の決め方

アフィニティ:数ある留学先の中から、どのようにして今回の留学先を選ばれましたか?

Hitomiさん:イギリスは、修士号が1年で取ることができるという魅力があり、時間と費用を節約してキャリアをスタートさせることができるというのが理由の一つです。
大学院を調べている当初は、アメリカやオーストラリアなども見ていましたが、最終的にはイギリスに絞って大学院選びをしました。

実際にイギリスの院生活を経験し、授業内容はもちろんのこと、キャンパス生活や課外活動も充実していると感じました。
勉強面では、ディスカッション能力が身につくアクティブラーニング型の授業が多いため、英語力が確実に向上するだけでなく、自分の価値観やマインドまで高められる刺激的な留学生活が送れます。

アフィニティ:その中でもUWE Bristolを選んだ理由を教えてください。

Hitomiさん:UWE Bristolを選んだ理由は、大学の立地、志望しているコース内容、大学のサポート制度、ファシリティーの充実さ、大学ランキングという5つの軸で、私に一番適している大学だったからです。

  1.  大学の立地
    ブリストルは、「イギリスの住みたい街ランキング」で常に上位にランクインしている街であり、経済が盛んで、学生も多く、国際空港もある街なので、「ロンドンほど忙しすぎず、田舎すぎる街でもない」という点から、勉強する上で私にとって最適な街だと判断しました。
  2. 志望しているコース内容
    日本の大学は経営学部を卒業しており、幼い頃から貿易に関わる仕事をしたい夢があったため、イギリスの大学院でもビジネスコースを探していました。
    その中でも、より貿易の授業やマーケティングのモジュール(授業)が豊富だったのがUWE BristolのMSc Business Managementでした。
  3. 大学のサポート制度
    UWE Bristolはインターナショナル生が多いので、インターナショナル生へのサポートが手厚い点で、安心して大学院生活を送れると評価しました。
    実際に、インターナショナル生用の建物があり、そこにはThe Global Student Support Teamが常勤し、いつでも窓口が空いているので、ビザや寮の問題だけでなく、勉強への取り組み方などメンタル面でもアドバイスをくれました。
    インターナショナル生同士の交流を高めるために、Support Teamが多くのワークショップや行事を用意してくれるため、孤独に思うことは一度もありませんでした。
  4. ファシリティーの充実さ
    UWE Bristolを含むイギリスの一部の大学は、図書館が24時間365日学生に解放されており、勉強に集中できる環境が揃っている点が魅力的です。
    また、UWE Bristolのビジネス棟とエンジニア棟は最近イノベーションが終わったばかりで、すごく綺麗な建物で勉強でき、モチベーションも高まりました。
  5. 大学ランキング
    イギリスの大学はコースごとでランキングが大きく変わる場合もあるので、大学ランキングとコースごとのランキングの両軸でランキングを見て決めました。

イギリスの大学院は、2年間の履修内容を1年で行うことからタイトなスケジュールの中での勉強となります。
予習復習の量もかなり多かったとのことですが、いつでも利用できる図書館というのは就学において非常に有用だったそうです。
周囲の学生達と夜遅くまで一緒に頑張れる環境のおかげで、高いモチベーションを維持できたとのことです。

質問②日本の大学卒業後の進路〈日本か海外か〉

アフィニティ:日本の大学卒業後、日本での就職や進学は検討しましたか?

Hitomiさん:日本の大学在学時の就職活動に関しては、大学3年生の時から大学卒業後を見据えて就職活動をしており、大学4年生の6月に内定先も決まっていました。
しかしながら、高校時代から貿易や商社のお仕事がしたいという夢があり、それを大学での就職活動では叶えることができなかったので、悩んだ結果内定先を辞退させていただき、自分の足りてないビジネスの専門性や商社に必要な能力を得るためにイギリス大学院進学を決めました。
日本の大学院も調べましたが、イギリスだと修士号は1年間で取得することができ、商社のお仕事でも英語は必要不可欠になるので、イギリスでの進学しか検討していませんでした。

日本の大学卒業後の進路は決まっていらっしゃったものの、ご自身が本当に希望する進路を目指すため海外での大学院を選ぶというのは非常に勇気のある決断ですね!

質問③海外大学院留学前に悩んだこと

アフィニティ:海外大学院留学前に悩んだことなどはありますか?

Hitomiさん:海外大学院から合格をもらってからは、自分が本当に正規留学として海外大学院を卒業できるのかという不安がありました。
理由としては、海外大学に進学する子や社会人経験を経てMBAを取得しに海外大学院に入る社会人のお話は聞きますが、大学を卒業してからすぐ海外大学院に進学する人の話(実例や実体験)はそこまで多くないため、実際にどのような院生活になるのかイメージできず、不安でした。

アフィニティ:どうやって解決されたんですか?

Hitomiさん:UWE Bristolは入学前に多くのワークショップやオンラインで交流する機会を設けてくださったので、違う学部のインターナショナル生と悩みを共有したり、学生アドバイザーの方が学生生活のお話をしてくださっていたので、留学前に大学側とコミュニケーションを盛んにできたことでその悩みが解決されました。
またUWE BristolはSNSで多くの情報を発信してくれているので、学生生活のイメージが写真や動画で頻繁にアップデートされることでイメージを掴んでいました。

質問④海外大学院留学中に悩んだこと

アフィニティ:海外大学院留学中に悩んだことなどはありますか?

Hitomiさん:学期末考査の時期はレポート執筆が重なり、タイムマネジメントと単位を落とさないかというプレッシャーで不安が多かったです。

アィニティ:どうやって解決されたんですか?

Hitomiさん:UWE Bristolのサポート制度に助けられました。
UWE Bristolは生徒に問題ごとにサポート窓口があり、ビザなどのプライベートなことを相談する窓口だけでなく、勉強や試験のアプローチを相談することでメンタルシックを防ぐ窓口もあるので、アドバイザーさんに自分の悩みを相談しやすい環境であったことが、私の修士生活をメンタル面でサポートしてくれたと振り返ります。

質問⑤留学中のリフレッシュ方法について

アフィニティ:多忙なスケジュールの中でのリフレッシュ方法を教えてください

Hitomiさん:私自身、一つのことに集中しすぎると、そのことで思い悩むようになってしまう性格であったため、スタディーライフバランス(ワークライフバランス)は、意識するようにしていました。
その選択肢としてバイト(イギリスの学生ビザで週20時間まで可能)を始めることも検討しましたが、海外でのバイト経験よりも友達を増やすことにフォーカスしたかったため、Society(日本でいうサークル)で友達を増やす選択をしました。
私は3歳から20年間クラシックバレエをしていたので、UWE Danceというダンス部バレエ部門に所属し、全英大会(インカレ)では大会選抜メンバーと団体で第2位をとる貴重な経験をさせていただきました。
院での勉強と部活を両立させることは大変でしたが、そのおかげでメリハリをつけた生活を送ることができたと振り返ります。
Society以外にも、ブリストルからロンドンまでは電車で1時間半で行ける範囲で、ブリストルは国際空港もあるので、友達との旅行をするなどでもリフレッシュしていました。

オンとオフのメリハリを付けて、勉強の効率を上げるというスキルは、社会人になっても非常に重要なことです。
スタディーライフバランス(ワークライフバランス)を意識してのSociety活動とのことですが、そちらでもしっかりと結果を残しているのは本当に素晴らしいですね!

質問⑥大学院進学経験は日本の就活に有利?

アフィニティ:日本での就職が決まっているとのことですが、大学院進学経験は面接でどのような影響がありましたか?

Hitomiさん:イギリスで日本の就活をするのは大変でした。
その理由として、時差が8時間あるので、深夜2時~3時にオンライン面接をすることが日常で、日中は院の勉強をしながら、深夜は日本の就職活動をしていた時期が一番辛かったです。

しかしながら、やはり海外大学院に通っていることは日本の就職活動において大きいアピールポイントになりましたし、日本で学部生をしていた時よりも自信を持って自分の研究分野や経験を話すことができました。
また、ロンドンキャリアフォーラムなど日本の企業がロンドンに来て就活フェアをしてくれるので、そこで内定を短期間でいただけるチャンスがあることで可能性は大きく広がると思います。

日本の大学を卒業して就活をした経験と、海外大学院を卒業して就活をした経験を持つHitomiさんだからこそ、海外留学のキャリアが企業側からどのような評価を受けるのかを身をもって実感されたと思います。
納得が行くまで夢を追い続ける姿がとても素敵です!

留学を考える人たちへのメッセージ

Hitomiさん:イギリスへの留学はとても魅力的な選択肢の一つで、留学先に是非おすすめしたい国です。
特にイギリスでの修士獲得は、1年という短期間で自分の将来の可能性を大きく広げられるチャンスとなりました。
留学は楽しいだけでなく、たくさんの苦労と刺激があるので、自分の殻を破り、背伸びの挑戦ができる貴重な経験となります。
私自身も1年間の修士生活を終え、成長を実感することのできる濃密な大学院生活を送ることができました。
夢を叶えるチャンスとして、ぜひイギリス留学を検討してみてください。

Hitomiさん、ありがとうございました!

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