株式会社 留学ソムリエ 代表取締役 大川 彰一 / Shoichi Okawa
国際教育事業コンサルタント / 留学プロデューサー
クイーンズランド州TAFE 駐日代表
日本認定留学カウンセラー協会 幹事
寄稿記事
- 東洋経済オンライン(レギュラー執筆中)「留学で「人生棒に振る人」が陥る3つの勘違い」 「TOEIC900点でも日本人が「話せない」理由」
- COURRiER Japon「自分を「グローバル化」する5つの方法」 「留学ソムリエが見た成功する留学・失敗する留学」
- 留学プレス「事例から考える 海外インターンシップは就職に本当に有利か」
- 留学thank you! 「忙しい大学生に夏休み海外留学を勧める「7つの理由」」
監修記事
- プレジデント(2017年5月15日号)「一流の人の1週間大解明」〜たった1週間でスキルを習得「すごい短期スクール」お薦めランキング〜
- プレジデントウーマンPremier(2019年春号)「1週間から行ける、大人の「プチ留学」ガイド」
- 日経DUAL「親の時代とは違う!今どきの留学事情データ解析」
メディア出演
- ホンマルラジオ(2017年8月13日配信)「留学ソムリエの”人生一度は海外に行こう!”」
留学ソムリエ®︎というユニークなネーミングで活動されるようになったきっかけを教えてください。
最初は小売業など、留学とは畑違いの仕事をしていました。カナダに半年行ったあと、留学へ送り出す仕事に就き、アメリカのJ-1ビザのスポンサー教育機関で6年間働きました。そこでは、名門大学のMBAホルダーなど、さまざまなバックグラウンドを持った人たちに囲まれ、クリエイティブな意見を出し合って働く環境を目の当たりにして、日本との違いを感じました。
日本側と現地側、両方で働くことで、送り出し手と受け手の思いをそれぞれ知ったことで、自分が客観的に見て本当に良いプログラムを届けたいと考えるようになりましたね。
TAFEで駐日代表をされていますが、高等教育機関に関わるようになった思いとは何でしょう?
「TAFE」はオーストラリアの公立高等教育機関で、オーストラリア専門教育は100年以上の歴史があります。アカデミックな要素もありつつ、理論の実践もあるところが素晴らしいです。
海外で活躍するようになるためには専門性が大事なので、自分の強みを把握し、磨き上げて仕事にするという点では、TAFEは優れています。そんな産学連携の環境を紹介したいという思いが強いですね。
確かにこれからの時代、グローバル人材=語学+キャラクタリスティックと言われているので同感します。
はい。これまで将来のために英語を学んで頑張ってきた学生も、社会へ進む一歩手前で専門性を身につけることはタイミング的にとてもいいと考えています。
日本人にとって海外の大学進学、高等教育機関へ進む人は少ないです。勇気を振り絞って海外への長期進学を決めるか、日本に残って交換留学するか、どちらがよいのでしょうか?
もちろん海外進学は、前提として、予算やタイミング、モチベーションが揃わないと実行できませんが、正直にいうと100%海外に行くべきだと自分は考えます。いまの世界は、海外の人の力なしでは経済的に成り立っていません。ですから、海外でも通用するような資格があるということは、今後、日本でも間違いなく強みになります。現在、日本では終身雇用が当たり前ではなくなっていますしね。
大川さんが留学を啓蒙するなかで、特に重要視しているビジョンは何でしょうか?
海外には海外の文化があります。そのなかで、たとえばアメリカへ行ってただアメリカナイズされるというわけではなく、行った先の文化を尊重できる人間こそが、グローバルな人材だと考えます。現地でなるべく多くの人に触れ、友達になって帰ってくるということは、間違いなく今後の人生での財産になります。
与えられた情報だけで人生を決断するのではなく、自分の足で出向いて経験するのはとても大事なことですよね。
目標設定をするためには、若いときに視野を広くしておくべきです。頭で考えているだけでは答えは出ませんね。
大学時代はバックパッカーをされていたそうですが、当時といまでは、好きな国は変わりましたか?
年齢によって、好きな国は変わってきますね。若いころはニューヨークが大好きで、何十回も行っていました。アメリカは仕事もしやすい国ですし、カルチャーも好きです。
いまは、大自然のなかで、ゆったりした時間を過ごせる国が好きです。家族との時間を大事にしたりと、ワークライフバランスを重視しています。
話は変わりますが、小さいころになりたかった職業は何ですか?
映画が好きなので、若いころは映画監督になりたかったです。ですが、仕事にしてしまうと、大事な部分が失われるかなという気がして、趣味にとどめました。『E.T.』や『ジョーズ』などの作品からハリウッドへ興味をもち、そしてアメリカ留学へとつながった…というところもあります。
食べ歩きが趣味だそうですが、グルメの面で楽しい国はどこでしょうか?
特に好きなのはアジアですね!ベトナムのハノイや、タイ。タイは地域によっても味が違うのでおもしろいです。ちなみにオーストラリアも、都市によって料理がまったく違います。ブリスベンやゴールドコーストには美味しいお店がたくさんあります!
最後に、大川さんから高校生へ向けて、メッセージをお願いします。
日本の高校生と接していると、優れている人が多いと感じます。真面目で協調性があり、英語を頑張っている人も増えてきています。だからこそ、そこで止まるのは非常にもったいないです。いままで座学で勉強を重ねてきたと思いますが、あと一歩進んで、ぜひ海外へ出てほしいです。オーストラリアに限らず、できれば一年でも若いうちに海外を知ってほしいですね。
グローバル教育・人材育成の株式会社アフィニティ
グローバル教育・人材育成の株式会社アフィニティ
長年、有資格カウンセラー在籍の留学エージェントとして、学校や法人様、地方自治体などでのセミナーを行ってきたアフィニティでは、海外留学・就 労経験が豊富な専門カウンセラー、国家資格キャリアコンサルタントが、ご希望のテーマに合わせてセミナーを行なっております。
大川彰一 / Shoichi Okawa
株式会社 留学ソムリエ 代表取締役 大川 彰一 1970年京都市生まれ。高校1年生の時に姉妹都市交流の一環でアメリカのボストンに渡米。京都の大学時代はバックパッカーとしてヨーロッパやアメリカを旅する。大学卒業後は、小売業でセールスやマーケティングに約10年間携わり、その後カナダに渡航。帰国後は、大手留学エージェントのチーフカウンセラーとして1,000名以上の留学に関わり、在籍中の4年間はトップセールス。紹介した主な国はアメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドなど。 その後、米国の教育団体にて約6年間、日本や東南アジアの大学および企業との連携によりグローバル人材育成に尽力。また高校交換留学や東北復興プロジェクト、アジアの新規プログラム開発にも関わる。全国の教育機関、留学イベントでの講演実績は多数。今までに訪れた国は30カ国以上。趣味は食べ歩きと映画鑑賞。
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