【体験談】新たな経験を求めて~カナダ高校留学(1年)~ 

高校2年生の鈴木茉亜弥さんが、10ヶ月のカナダ高校留学を終えてご帰国されました。カナダは日本人に人気の留学先の一つです。場所や学校によっては日本人留学生が多い環境もありますが、そんな中で自主的に英語を使うことを意識し、しっかりと英語力を身に付けられました。茉亜弥さんからのアドバイスもこれから留学されるみなさんに是非読んでいただきたいです!

お写真は、ホストファミリーとルームメイトとの外食に行った時のものだそうです!

■留学先について

国、地域:カナダ
都市:バンクーバー
出発日:2023年8月26日
留学期間:10ヶ月
留学カテゴリ:その他

■なぜこの留学先を選びましたか?

安全性が高い上、高い教育レベル、豊富なカリキュラム、多様なバックグラウンドを持つ学生が集まる教育環境。自然も多く自分の関心のある野生動物もたくさん生息しているし、日本人が比較的少なかったのも魅力でした。

■留学してみて新たに発見した習慣や文化はありますか?

食文化や生活習慣が異なるのは当然ですが、祝日や祭日の祝い方の違いには度々驚かされました。

■学校/コースについて

学校名 :Burnaby Mountain Secondary School
コース名 :高校留学

学校の評価

クラスの雰囲気:満足
教師の質:満足
コース内容:やや満足
学校の設備:やや満足
周りの環境:満足
スタッフの対応:やや満足
総評:満足
1クラスあたりの生徒数:16人以上
1クラスの日本人の割合:16人中2人
参加してよかったアクティビティ:ホエールウォッチング

印象に残った授業内容/学習方法

社会の授業でネイティブアメリカンやアジア移民などに対する過去·現在の迫害や不平等について学ぶ機会がたくさんあるのが驚きでした。日本では歴史は学びますが、自分たちが加害者であった歴史はやはりわざと深掘りはしません。そこに過去の過ちへの重視度の違いが現れているような気がしました。

⇒世界史の授業で学期最後の余った時間を、しっかりと自分たちの負の部分にも踏み込み、繰り返してはいけない自分たちの過ちとして、学びにしていく覚悟や歴史学習に対する姿勢にカナダと日本との違いを感じられたようです。全体を通しての客観的知識として歴史を学ぶことも大事ですが、踏み込んだ学習を行うことで、重要視しているというメッセージが生徒達に送られているように感じます。少数民族を招いてのイベントを行うなどもあり、知識だけでなく様々な文化を身近に感じる機会も多かったそうです。

生物の授業では、授業でやるべきことを終わらせた生徒たちが先生にいろいろな質問を投げかけていたそうです。こういったことから生徒たちの主体性がはぐくまれていると感じ、その分野の雑談の中からも新たな知識を得ることが出来たり、先生の知識の引き出しの多さを知ることが出来たりと、茉亜弥さんにとっても有意義な時間となられたようでした。

■滞在先について

滞在方法:ホームステイ
通学方法:その他
通学時間:31分以上

滞在先の評価

周りの環境:満足
設備:満足
通学路:ふつう
ファミリーの対応:満足
総評:やや満足

滞在先/ホストファミリーとの思い出

よくホストファミリーが借りている町の遠くにある大きな池の隣のコテージに連れてって貰いました。とても素敵な時間でした。色々な遊びやイベントのお誘いを頂き、嬉しかったです。

⇒干渉し過ぎず、自由に過ごさせてくれたホストファミリーとは程よい距離感で過ごせたそうです。茉亜弥さんにとって良い体験になりそうなイベントには、誘ってくれ気遣って下さったそうです。イタリアからの留学生も滞在されており、親密な関係を築くことができたと話してくださいました。

■留学前に不安に思っていたことは?

自分の荷物や書類の不備や、学校の環境、空港での入関など、沢山ありましたが結局どれもそれほど大きい問題にはなりませんでした。

⇒ご出発前は漠然とした不安があったそうですが、自分の出来る限りのことを行い、何とかなると楽観的に捉えるように意識していたそうです。いざ、いろいろ経験してみると実は大したことはなかったと一つ一つの体験を通して気が付くことで、自信に繋がり更に行動範囲が広がりますね。

■留学して身についた力を教えてください

英語力や文章力、単純な学力もそうですが、交友関係の広げ方や自分の生活の管理の仕方など生活の根本に関わる部分も学べました。

⇒ホームステイ先では、自分の身の回りのことは自分で行います。学校での課題の提出期限等も、先生がいつも気にかけてくれることはなく、自分で責任をもって管理が必要です。留学中はそのような環境のなかで自己管理能力が養われたことを教えてくれました。

茉亜弥さんが通学された学校では、ピアチュータリングが一つの科目として設定されています。聞きなれない科目ですが、生徒同士で教え合う学習支援の方法です。もともとボランティアに興味をお持ちだった茉亜弥さんは、この科目選択されたそうで、そこでは留学生の英語支援やメンタル面のサポートを行い、周りの人をサポートする経験やその大切さを学んだそうです。素晴らしいご経験ですね。

■留学中の一番の思い出

イタリア人のルームメイトと共に、家に二人づつ友達を呼び寝泊まりをしました。ウォーターパークにみんなで行ったり映画を夜通し観たりとそこでその時しかできない経験ばかりでした。

■学校以外や週末の過ごし方

家で一人まったり過ごすときが多かったですが、友達やホストファミリーに誘われて外出することもよくありました。美味しいものを探して街を練り歩いたのは良い休日の思い出です。

■あなたの留学にタイトルをつけるなら

新たな経験を求めて~カナダ1年留学~

■留学生へのアドバイス/どんな留学を勧めますか?

絶対留学前に英語の勉強をすべきです。その後の授業の受け甲斐と留学そのものの学習クオリティーに関わってくる大切な点です。理由としては、留学前に受ける英語力テストで向こう学校で取れる授業がかなり変わってくるからです。(カウンセラーと相談して実力に合った授業を最初に選択させられます。難易度の高い授業は取れなくはないけど絶対向こうでオススメされないです)
レベル4(通常の授業が受けれるレベル)に達してないと確定で数コマのELLっていう英語の授業を入れられます。貴重なコマ数を有効活用したかったら絶対にレベル4を取るべきです。
それに加え、ELLの授業は留学生が多いので日本人は確実にいますし、生徒の平均年齢が低いから授業中に問題が発生しやすいです。
それと、あちらで学ぶのは実践英語だけだと思ったほうがいいかもです。基礎がしっかりしていればそれだけ伸びるし、なければ頓挫しやすいでしょう。

■アフィニティについて

サポート満足度:やや満足

アフィニティへひとこと(サポートの感想や、相談してみて良かったことなど何でも結構です!)

色々サポートしていただきありがとうございました!

■担当カウンセラーからひとこと

海外大学進学を希望されている茉亜弥さんにとって、英語力を上げることが今回の留学の大きな目的の一つであったことを教えてくれました。ご自身で設定された目標もクリアし、スピーキングやリスニングの力は驚くほど伸びたそうです。目標を持って努力され達成されたこと、本当に素晴らしいです。

多民族国家であるカナダでは、エリア毎に国籍で住み分けられていたり、そのことで起こる社会問題も含め、今回の茉亜弥さんの留学先となったカナダの国の特徴も客観的に捉えていらっしゃったことも印象深く感じました。

海外大学への進学へ向けて、更なる努力と挑戦をなさる茉亜弥さんの今後のご活躍を楽しみにしております!

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PROFILEこの記事をかいた留学カウンセラー

オーストラリアの小中高校で日本語教師のアシスタントとして勤務。オーストラリアでの指導経験は、海外の外国語教育の現場を知るとても良い経験になりました。帰国後は旅行会社にて約10年間、海外への修学旅行・グループ旅行の手配業務や個人旅行手配に関わったのち、ニュージーランド専門の留学会社では、6年間に約500名の留学生をニュージーランドに送り出しました。現在は、学校、塾などの法人担当もしながら株式会社アフィニティにて留学アドバイザーを行う他、文部科学省が展開する「トビタテ!留学JAPAN」の申請サポート業務も担当しています。