日本人が少ない環境?社会人がアイルランドワーホリで人生を変える方法

  • 英語が全くできないわけではない、けど流暢に話せるかというと自信がない。
  • もっと話せたら転職先や仕事内容の選択肢も広がるのに・・・。

仕事で使えるぐらい英語ができれば様々な選択肢を増やせるのは言うまでもありません。
しかし、働きながら英語を学ぶ時間を作るにはそれ相応のモチベーションがなければ難しいですよね。

この記事では、2カ国のワーキングホリデー経験を持ち、アイルランドのキャリアカウンセラー資格を有するカウンセラーより、”英語力と海外就労経験を効率よく身につけキャリアアップする”のにアイルランドワーキングホリデーが最適である理由をお伝えします。

この記事がオススメなのは・・・
・ワーキングホリデー先としてアイルランドが自分に適しているか知りたい人
・日本人が少ない場所でワーキングホリデーをしたい人
・ワーホリ経験者、アイルランド精通者の話を聞きたい人

アイルランド・ワーホリ基本情報

アイルランド基本情報

アイルランド(アイルランド語: Éire、英語: Ireland)は、イギリスの北西に位置している島国。北部の一部はイギリス領である北アイルランドになるので、同じ島の中に国境があります。

  • 首都: ダブリン(Dublin)
  • 公用語: アイルランド語(Gaeilge)と英語(English)。*一般的な公用語は英語
  • 面積: 約70,273平方キロメートル
  • 人口: 約470万人(2021年時点)
  • 通貨: ユーロ(€) 
  • 時間帯: グリニッジ標準時(GMT)または夏時間の場合はGMT+1(一部の地域で夏時間が実施されます)

人口が500万人弱ということで、日本の人口でいうと北海道や兵庫県、福岡県の規模に近いです。
面積は九州全体よりも少し大きいくらいの大きさなので、日本と比べると小さな国であることがわかります。

言葉は基本的に英語が使用されますが、街中の標識には英語とアイルランド語が使われています。
バスや電車などの公共交通機関内でも英語とアイルランド語でアナウンスされるので、全く違う駅名を聞いて驚くことも!
現地アイルランドの子どもたちも学校の授業でアイルランド語を学びますが、日常生活で使用しないので話せない人が多いのが現状です。

ワーキングホリデー基本情報

「ワーキング・ホリデー(Working Holiday)」は、アイルランド政府と日本政府主導のもと、日本国籍保持者に最大1年間アイルランドに滞在、休暇、就学、就労が許可されているものです。
期間は最長1年間で、就学や就労の期間の制限はありません。
申請できる年齢としては18歳以上30歳以下であることが要件となります。(申請書受理時点)

国によっては、「ワーキングホリデービザで学校に通える期間は◯ヵ月まで」と学校に通える期間が決められていることがありますが、アイルランドの場合就学期間の制限がありません。
よってワーキングホリデービザが有効な1年の間は好きなだけ語学学校に通うことができます。
なお、就労についてはフルタイム(週39時間まで)で働くことが可能です。

ワーキングホリデーで渡航するには、事前にワーキングホリデービザ(査証)を取得する必要がありますが、アイルランドの場合は年2回(1月と7月)申請受付が行われ、申請が許可された方だけが取得することができます。
*申請の許可は抽選式

社会人がワーキングホリデーをするメリット

「日本だけでキャリアを形成していいのだろうか?」
「自分は日本でしか働けないのだろうか?」
本記事の筆者も含めた多くの人たちが、そのような思いをキッカケに海外留学やワーキングホリデーに挑戦しています。

自分に強みがあれば選択肢は格段に増え、生活の質や今後の人生を大きく変えることができます。
その手段として海外で働く経験をすることは非常に有用です。

海外で働くことで習得できるものとして《英語力》や《生きたビジネス英語》などが想像しやすいと思いますが、併せて重要視してほしいスキルは、《どこででも誰とでも働くことができるコミュニケーションスキル》です。
これは全世界どこで働く場合でも重宝するスキルといえます。

また、「〝ワーキングホリデーで1年間日本を離れる=キャリアを無駄にした〟という評価をされそうで不安」という声も聞きますが、海外で培ったすべてのものが将来の肥やしになります。
全く心配する必要はありません。

補足)アイルランドで働くために必要な英語力について
アイルランドで働くためには、希望する業種によって必要な英語力が異なってきます。
飲食店の厨房のように人と会話する必要がない仕事であれば英語力に自信がなくてもできますが、カフェやショップで働く場合は会話のキャッチボールができるレベルが求められます。
オフィスで働きたい場合はより高度な英語力が必要です。

アイルランドが最適なロケーションである理由

ー首都ダブリン市内にあるトリニティ・カレッジ

英語を効率よく習得し仕事で使う経験をするには、日本人が少ない環境で英語漬けの生活を行うことが最適解です。
アイルランドの場合、他の英語圏の国に比べて在留邦人がとても少ないので英語環境を作りやすい国と言えます。

  • 在アイルランド日本人:3,122名(2022年外務省在留邦人数調査統計)
  • 在英日本人:65,023名(2022年)

隣の国のイギリスと比べても明らかに日本人が少ないことがわかりますね。

もちろん首都ダブリンなどの都市部(とくに語学学校周辺)では日本人を見かけることもありますが、交通機関で30分も離れればアジア人自体を見かけることが少なくなります。
ダブリン以外の主要都市(コーク、リムリック、ゴールウェイ、ウォーターフォード等)では、さらにアジア人が少なくなるので、本気で海外生活に挑戦したい方にオススメ。

つまりアイルランドは、日本人が少ない環境で働くことで集中して英語学習を行い、その英語力を活かして現地の人達と働く経験ができる、ワーキングホリデー先として最高の環境と言えるのです。

旅行もしやすいロケーション

アイルランドはEU加盟国のためヨーロッパ内を簡単に移動することができます。
ちなみに、アイルランドにはヨーロッパで有名な格安航空会社であるライアンエアーがあります。各国の主要都市に運航しているので、気軽にヨーロッパ旅行に行けるのも嬉しいですね。

これは旅行だけでなく、ヨーロッパ内で仕事を探したい人にも大きなメリットとなります。
日本から応募するよりも、アイルランドから問い合わせたほうが時差も少ないですし、いざとなれば面接に行くこともできます。

英語力を身につけるのに必要な期間

アイルランドの語学学校ではCEFRという外国語の学習、教授、評価のための国際基準を用いています。

CEFR能力レベル別に「何ができるか」を示した熟達度一覧
C2聞いたり読んだりした、ほぼ全てのものを容易に理解することができる。いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめ、根拠も論点も一貫した方法で再構築できる。自然に、流暢かつ正確に自己表現ができる。
C1いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ効果的に用いることができる。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の詳細な文章を作ることができる。
B2自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。
B1仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。
A2ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる。
A1具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることができる。自分や他人を紹介することができ、住んでいるところや、誰と知り合いであるか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりすることができる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助けが得られるならば、簡単なやり取りをすることができる。

British Council ウェブサイト参照)

CEFRの表から、現時点の自分の英語力と、ご自身が目標とする英語力をCEFR[A1、A2、B1、B2、C1、C2]で確認してみてください。

一般的に、CEFRのレベルを一段階上げるのに必要な英語学習時間は、240時間と言われています。
海外の語学学校の一般的なフルタイムコース(インテンシブコース)の一週間の授業時間は約20時間前後です。

よって、一段階レベルを上げるのに必要な学習時間は、240時間を週20時間で割った12週間(240時間 ÷ 週20時間)となります。
つまり、約3ヶ月間の語学研修で現在の英語力から1段階上のCEFRレベルに英語力を伸ばすことができる計算となります。

人生を変えたい→キャリアアップできる現地生活のモデルケース

したい人、10000人。
始める人、100人。
続ける人、1人。

中谷彰宏(作家)

とても有名な名言ですね。
人生を変えたい人はたくさんいます。
ですが真に人生を変えられる人は、具体的な行動を起こし、それを日々実行し続けた人です。

せっかくワーキングホリデーで海外生活を開始するのであれば、マインドやルーティンを見直して積極的に自分から行動・継続していくことが非常に重要です。

例:渡航直後から滞在3ヶ月目ぐらいまでの1日の過ごし方

09:00(am)多くの語学学校が朝9時から授業スタートです。受講コマ数によって終了時間は人それぞれですが午前中の授業は午後1時前後で終わります。語学学校でしっかりと読む聞く書く話すの4技能を学びます。
13:30(pm)ランチを取ったあと、午後の授業がある人は引き続き勉強になります。午前授業のみの場合は授業の予習復習をお行ったり宿題の時間にすると良いでしょう。学校のカフェテリアがある場合は積極的に活用しクラスメイトや先生たちと積極的に関わっていきましょう。
15:00(pm)多くの学校が午後から夕方にかけて学校独自のアクティビティを行います。入学直後は友達づくりや学校周辺の地理を知るためにも参加してみましょう。
現地での仕事探しをサポートしてくれるアクティビティを開催する学校もあるので、英文履歴書の作成方法や現地企業インターンシップの探し方などを学ぶのもオススメです。
17:00(pm)渡航して最初の数カ月は、語学学校と両立させやすい飲食店のバイトがオススメです。
シフト制で時間の融通が効くうえに、まかないが出るレストランだと食費も浮きます。
現地で働く感覚を身に着けながら収入を得て、食事もつくのであれば一石二鳥ですね。
22:00(pm)滞在先に戻ったらゆっくり体を休めるとともに、機会があればホストファミリーやルームメイトと少し交流ができるといいですね。日本に連絡しようにもアイルランドの夜は日本の早朝なので、よほどのことが無い限り長電話などはできません。
現地のテレビを見たり、アイルランドでしかできない過ごし方を楽しんでみてください。
※上記内容はあくまでも一例です。習い事のサークルに行ったりパブで交友関係を広め情報収集したり、自己研鑽の方法は人それぞれです。

ワーキングホリデーから帰国した人たちのその後

ワーキングホリデー中に現地でジョブオファーをもらったNさん

現地滞在中にしっかりと英語力をつみあげたNさん。
現地滞在中は言語力を活かせる仕事を見つけ、リモートと出社を半々くらい行う企業で働き、雇用主からも勤勉さを高く評価されていました。
現地に引き続き住み続けたい希望があったNさんは雇用主に相談し、見事ジョブオファーをもらうことができました。

日本に帰国して世界的に有名なIT企業の営業職についたMさん

英語力には自信がなかったMさん。語学学校ではめげることなく積極的に人と話したり、海外旅行を楽しむことで人とは違った海外生活を送りました。
日本帰国後は転職活動が大変だったそうですが、持ち前の積極性を活かして見事某大手IT企業の契約社員として営業職のポストを手に入れました。

社会人が着実にキャリアアップするのにアイルランドは最適!

ー首都ダブリンは海に面した穏やかな環境

アイルランドは小さな国でありながら、ヨーロッパの美しさと豊かな大自然とモダンな雰囲気がコンパクトにまとまった素敵な国です。
日本人が少ないアイルランドは、自分で自身を鼓舞しながらスキルや将来を見つめ直し再構築するのに最適な環境といえます。

  • アイルランドワーキングホリデーについてもう少し詳しく知りたい
  • 目標の将来像に向けてどのようなワーホリプランがよいか明確にしたい

などを解決したい場合は、ぜひ留学会社アフィニティの無料カウンセリングをご利用ください。
アイルランド専門カウンセラーが直接お話を伺わせて頂き、最適なプラン作成を手伝わせて頂きます。
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