「最新アメリカ留学情報」ワーキングホリデーはなぜないの??

多くの方が関心を持つアメリカのワーキングホリデー(ワーホリ)についてご紹介!!
したい所なのですが、現在アメリカにはワーキングホリデーはございません・・・。
本記事では、アメリカにワーホリ制度がない理由や、それに代わるおすすめのアメリカ留学・進学プランについて詳しく解説します。

アメリカはワーキングホリデーできないの?

「アメリカでワーキングホリデーはできないの?」という疑問を持つ方は非常に多いです。まずは、ワーキングホリデー制度の概要と、日本人が渡航できる最新の協定国について整理しておきましょう。

ワーキングホリデーついて

18歳から31歳(国によって対象年齢が異なりますが、30歳あるいは35歳まで引き上げられている国もあります)の両国の若者が互いの国で生活し、より深い文化理解を実現する目的として締結された制度です。異なった文化の中で海外生活を楽しみながら、その間の滞在資金を補うために、一定の就労も認められています。
渡航先の国では、仕事やアルバイトに従事しても、語学や勉学に没頭しても、旅行で見識を広げたり、趣味やスキルアップに励んでもいいという、各国ともに所定の条件内であれば、滞在のプランニングに際しては自由度が高いビザとして魅力があります。原則として、各国ごとに一生に一度しか利用できません。

ワーホリビザで渡航できる国は?

2026年現在、日本がワーキングホリデー協定を結んでいる国は32カ国にのぼります。以下に、元の表形式から読みやすさを重視した箇条書きに変更し、主要な人気渡航先をピックアップしてご紹介します。

国名応募可能時期年間発給数おすすめポイント
オーストラリア通年募集発給制限なし人気No.1の国。最初にワーホリ制度ができた国で、時給の高さや治安の良さが魅力です。
カナダ通年募集
(先着順)
6,283名住みやすい国として常に上位の人気国。地域によってはフランス語が公用語となっています。
ニュージーランド通年募集発給制限なし大自然とのどかな雰囲気が魅力。アウトドア好きに非常におすすめです。
イギリス(YMS)通年募集
(先着順)
6,000名就労・就学に制限がなく、最長2年間滞在できるため、倍率の非常に高い人気国です。
アイルランド毎年1月7月
(抽選)
800名緑の美しい国。現地のパブやアイリッシュミュージックなど独特の文化を楽しめます。
フランス通年募集1,800名歴史的建造物も多数あり、芸術やファッション、食文化に興味のある方にぴったりな国です。リアルなフランス語や文化を深く学ぶことができます。
イタリア2026年4月正式施行500名2026年4月より新しく協定が施行された注目の国。歴史的建造物やグルメを堪能したい方に最適です

アメリカにワーキングホリデー制度がない理由とは?

アメリカやハワイ、グアムにワーキングホリデー制度がない理由として、移民や不法滞在に対して政府の管理が非常に厳しくなっているという点が挙げられます。

アメリカ政府は国境管理や不法就労の防止に対して厳格な姿勢を貫いており、学生ビザや就労ビザであっても、取得には厳密な審査が必要とされる状況が続いています。そのため、現地での就労や滞在プランが比較的自由に認められるワーキングホリデーのようなビザは、移民政策の観点から導入が難しいのが現状です。

そこで、現在の日本人が選択しているアメリカ留学の最新トレンドについて解説します。

アメリカへの語学留学は大幅減少、アメリカの大学進学目指す高校生が増加 JAOS調査

民間の留学事業者等で構成される一般社団法人海外留学協議会(JAOS)は、加盟する留学事業者を対象に日本人の留学生数の調査(*1)を毎年実施しています。

2026年5月に発表された最新の調査レポートによると、学校の教育旅行などを除いた「個人留学」のセクターは、歴史的な円安や現地の著しい物価高騰の煽りを受け、全体的に減少傾向が続いています。特にアメリカへの「語学留学」の目的での渡航は大幅な減少が目立ちます。

その一方で、アメリカの大学への進学(学位取得)を目指す層の需要は底堅く推移しています。国内のグローバル化やキャリア設計を見据え、高校卒業後に日本の大学ではなく、直接アメリカの大学へ進学して学位(学士号)を取得しようとする日本人学生が一定数存在しており、留学の目的が「語学」から「正規進学」へとシフトしているトレンドが伺えます。

*1 … https://www.jaos.or.jp/newsrelease

アメリカ大学進学について

アメリカには約4,000校の私立、州立(公立)、リベラルアーツカレッジ(教養重視の4年制私立大学)、コミュニティカレッジ(公立の2年制大学)の大学があり、英語圏の大学で大学数がもっとも多い国です。日本の大学の学費は私立より公立が安いですが、アメリカも同様なイメージではないでしょうか。実際はそうではなく、アメリカの公立の大学であったとしても名門(難関)大学であるなら、学費は私立の名門大学と同等ぐらいです。

例えば、名門公立校であるUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の2026-27年度における非カリフォルニア州居住者(留学生含む)の授業料は年間約56,000ドル(1ドル=150円換算で約840万円)です。さらに寮費・食費・諸費用などを含めると、年間の総費用見積もりは約84,623ドル(同換算で約1,269万円)に達します。質の高い大学は教授陣や図書館などの大学施設といった教育環境が整っているので、質の高い大学ほど学費が高い傾向にあります。 

アメリカ大学進学 ◆英語力について◆

日本では「日本の大学は入るのは難しいけど、出るのは簡単」「アメリカの大学は入るのは簡単だけど、出るのは難しい」と言われています。実際、アメリカの大学では以下のように高いスタディスキル(大学での学修に必要な総合的な能力)が必要と言われています。

  • ノートテイキング(講義ノートの作成):
    授業中に教授が言っていることをノートに取ります。特に教授は板書することが少なく、ほとんど口頭で説明しています。予習なしで授業に行くと教授が何を言っているのかわからず、ノートに取ることが容易ではありません。
  • リーディング(文献の読解):
    1回の授業でテキストの約30ページ進みます。そのため、次回の授業で行われるページ分を読むことも予習のひとつです。知らない語彙(単語)もたくさんあるので事前に調べておくことも大切です。また、リサーチペーパー(研究レポート・論文)を纏める際も参考文献をたくさん読むことになります。※ページ数は大学や教授によって異なります。
  • ライティング(文章作成能力):
    アメリカの大学ではエッセイやリサーチペーパーの課題があります。特にリサーチペーパーは教科ごとに課せられることがあり、テーマ(トピックス)に基づいて自ら調べ、自分なりに10枚以上纏めることになります。
  • ディスカッションやプレゼンテーション:
    授業では教授と学生や学生同士のディスカッションがあります。予習なしでは自分の意見が言えず、ディスカッションに参加できないことになります。教科によってはリサーチペーパーで纏めた内容でプレゼンテーションを行うこともあります。
  • グループワーク&ペアワーク:
    3~4人のグループや2人でペアを組み、プロジェクトを行ったり、ディカッションを行ったりすることがあります。そのため、クラスメイトと協力しながらプロジェクトを進めなければなりません。

アメリカ大学進学 ◆専攻(学部)について◆

アメリカの大学には600以上の専攻があります。専攻は多彩で、一般的なビジネスから特殊なアスレティックトレーニング(スポーツトレーナーの国家資格に直結する学問)、美容学などが大学で学ぶことができます。日本では専門学校でしか学べない分野がアメリカでは大学で学べ、学位が取得できることも魅力的です。

アメリカの大学の専攻(学部)一例

■ ビジネス系:ビジネス学、国際ビジネス学、会計学、財政学、経営学、マーケティング学、ホテル・ホスピタリティ学、観光学など

■ 理数系:生物、物理、生理学、化学、生態学、地質学、環境学、自然科学、情報処理学、コンピュータサイエンス、機械工学、電子工学、数学、建築学、看護学、獣医学、アスレティックトレーニング、航空学(パイロット)など

■ 人文学系:人類学、考古学、天文学、歴史、言語学、文学、外国語(フランス語、スペイン語、イタリア語)、法学、哲学、ジャーナリズムなど

■ 芸術系:美術、デザイン、グラフィックデザイン、アニメーション、ファッションデザイン、舞台芸術、ダンス、映画制作、音楽、写真学、美容学など

■ 社会学系:国際関係学、コミュニケーション学、経済学、教育学、幼児教育、地理学、心理学、社会学、政治学、福祉学など

学部名が同じであっても大学によって内容は特長が違うので、自分にあった専攻(学部)を見つられるはずです。アメリカ大学進学では、学問を修めるだけでなく、英語力も身につき、将来の選択肢が広がることは間違いないでしょう。日本の大学だけでなく、アメリカの大学にも視野を広げて、学びたい分野を探してみましょう!

アメリカ大学進学 ◆単位制◆について◆

アメリカの大学は主にコミュニティカレッジと呼ばれる2年制大学と4年制大学があります。2年制大学(コミュニティカレッジ)から4年制大学、4年制大学から他の4年制大学へ編入することができます。アメリカの大学は卒業するために必要な単位数を取得すれば、早期に卒業することも可能です。それはアメリカの大学が単位制で運営されているからです。

卒業単位とは?

卒業単位は、大きく3つに構成されています。

  • 一般教養科目:理数系、社会学系、人文科学系の必須及び選択科目
  • 専門科目:専攻する分野の必須科目
  • 選択科目:専攻する分野の選択科目

4年制大学の最初の2年間は①一般教養科目と②専門科目の基礎を履修します。残りの2年は専門科目と選択科目を履修します。そのため、2年制大学(コミュニティカレッジ)から4年制大学に編入することができるのも、2年制大学(コミュニティカレッジ)の編入プログラムでは①一般教養科目と②専門科目の基礎を履修しますので、4年制大学の最初の2年間と同等です。

注意点として、2年制大学(コミュニティカレッジ)で取得した単位が全て認められるかどうかは、希望する編入先大学の学部の卒業単位を確認する必要があります。そういった相談は大学に担当カウンセラーがいるので、担当カウンセラーに積極的に相談しましょう

特に国際関係学、心理学、社会学、アスレティックトレーニングなどの専攻(学部)は4年制大学にありますが、2年制大学(コミュニティカレッジ)では、専攻(学部)としてない場合があります。そのため、大学担当者はLiberal Arts & Sciencesという教養学部をお勧めしています。教養学部は一般教養科目が中心となり、4年制大学で希望する学部の基礎科目を取ります。また、「希望する専攻(学部)がたくさんありすぎて、出願するときに決められない」や「希望する専攻(学部)が決まっていない」場合も、一般教養科目が中心である教養学部を選択した方が専攻(学部)が変更しやすいです。

アメリカの大学は単位で運営されているので、自分自身が何の科目(=単位)を取らないといけないのかを理解し、1学期の科目数を増やし単位を取得すれば、2年制大学を1年半で卒業することが可能です。その後に4年制大学に編入すれば、4年かかるところが、3年半で卒業することができます。この場合、滞在費を1学期分抑えることができます。早期に卒業することや1学期に科目数(=単位数)を増やすといったことは、予習・復習などの普段の勉強をしっかりと取り組み、良い成績を維持することが大切です。

どうしてもアメリカで働きたい場合

実はアメリカでもワーキングホリデーに代わるようなビザが存在します。それはJ-1ビザ(交流訪問者ビザ)です。 J-1ビザとはアメリカで有給インターンシップに参加する人に向けて発行されるビザですが、条件としては難しくある程度の英語力、アメリカ国外での就労経験、大学の専攻などが条件になるためです。

また、学生ビザ(F-1ビザ)であれば、例外として以下に該当するケースであれば就労も認められています。

  • 所属する大学などのキャンパス内でのアルバイト
  • OPTとして専攻と関連ある職種での企業研修

OPTとは?

アメリカの学生ビザ(F-1)で就学している場合、アルバイトができるのは大学やカレッジのキャンパス内での仕事に限定されており、キャンパス外で仕事をすることはできません。ただし、プログラム受講中あるいはプログラム修了後に、オフキャンパス(学外)で仕事ができる場合もあります。それがOPT(Optional Practical Training)です。

OPT(Optional Practical Training)とは、学生ビザ(F-1)で就学している学生が専攻した分野と関連のある職種で、企業研修を行うものです。プログラム受講中に実施するOPTは「Pre-Completion OPT」、プログラム修了後に実施するOPTは「Post-Completion OPT」と呼ばれています。

Pre-Completion OPTの場合は、学期中はパートタイムで週20時間まで、学期休みはフルタイムで働くことができます。ただし、OPTの期間は合計で最長1年間となりますので、Pre-Completion OPTを行った場合は、Post-Completion OPTの期間は1年間ではなく、1年間からPre-Completion OPTの期間を引いた期間となりますので注意が必要です。

尚、OPTは学位レベルごとに行うことができます。このため、コミュニティカレッジで2年間勉強をして準学士号を取得してから1年間のOPTを行い、次に4年制大学に編入して学士号を取得してから1年間のOPTを行い、さらに大学院に進学して修士号を取得してから1年間のOPTを行うといったことが可能です。

OPTの条件

  • 1年間はF-1ビザで就学していること(1年間とはOne full academic yearなので、期間が9か月のコースを修了していてもOK)
  • 仕事の内容は自分の専攻分野に関係するものであること
  • 雇用主は自分で見つけること
  • 学位(准学士号、学士号、修士号)が取得できるようなプログラムを受講していること
  • 学校が実施するOPTのワークショップに参加すること

<注意> 準学士号の専攻が一般教養(General StudiesあるいはLiberal Artsなど)の場合、OPT申請資格がなくなるため注意が必要です。

オペアプログラム

「インターンやOPTの条件を満たすのはハードルが高い」と感じる方には、もう一つの選択肢として「オペアプログラム」があります。

一般的には、海外にホームステイをし、そこに住んでいる子供のベビーシッター或いはナニー(保育従事者)として保育をしながら、ホストファミリーから報酬をもらって生活し、現地の学校(コミュニティ・カレッジやアダルトスクール)などに通い他国のオペアと国際交流をしたり文化交流をすることの出来る留学プログラムです。オーペア、マザーズヘルプとも呼ばれています。ホストファミリーは主に富裕層になるので、オペア受け入れの制度は先進国で浸透しているケースが多く見られます。

アメリカの国務省が管轄しており世界40ヶ国以上のオペアが参加しているため、他国に比べプログラムの制度がしっかりと確立されているのが特徴の1つです。プログラムに参加するには、米国政府認定のエージェントに登録する必要があり、そのエージェントがJ-1(交流訪問者)ビザをスポンサーしてくれます。滞在は最短1年間、最長2年間となり、2年目は6、9、12ヶ月と選択する事が可能です。

短期語学留学との違い

オペアプログラムは、アメリカ国務省の規定により「12ヶ月(1年間)のフルタイム参加」と「J-1ビザの取得」が厳格に義務付けられています。そのため、6ヶ月未満の短期語学留学や、通常の学生ビザ(F-1)、観光ビザ(ESTA)で渡米した方が、現地でアルバイト感覚でオペアとして働き報酬を得ることは法律で禁止(不法就労)されていますので十分ご注意ください。

仕事内容 / オペア期間中に与えられる権利/報酬

  • チャイルドケア(保育):
    週45時間(1日10時間)以内の保育を行います。
  • 子供関連の家事:
    子供に関する食事の用意、居室の掃除、衣類の洗濯、学校や習い事への送迎といった家事全般を担当します。
  • 渡航費サポート:
    国際航空券が支給されます(日本国内の指定空港発着で、復路便はプログラムを無事修了した場合のみ提供されます)。
  • 就学補助:
    語学学校や大学などの教育機関での学費が年間上限500ドルまで補助されます。
  • 休暇・休日:
    年間10日間の有給休暇、および毎週1日半の休日が保証されています。
  • 滞在環境:
    ホストファミリー宅での個室と、毎日の食事が無償で提供されます。
  • 保険:
    大型疾病傷害保険(最高補償額500万ドル)に加入できます。
  • 滞在期間:
    オペアプログラム終了後、最長30日間のアメリカ滞在(観光目的の猶予期間)が認められています。

オペアプログラムの種類

 Infant Care オペア
インファントケア オペア
Standard オペア
スタンダード オペア
Professional オペア
プロフェッショナル オペア
ケアする子供の年齢生後3か月から2歳
および 2歳から12歳
2歳から12歳生後3か月から2歳
および 2歳から12歳
(※保育士や幼稚園教諭など、国が認める資格・学位保持者)
お給料/週$195.75$195.75$225
労働時間(最長)/週45時間45時間45時間
学校での要取得単位6単位(約72時間)6単位(約72時間)6単位(約72時間)
ホストからの学費補助上限 $500上限 $500上限 $500

アメリカにはワーキングホリデー制度はありませんが、2年制大学(コミュニティカレッジ)からの編入システム、卒業後の現地就労プログラム(OPT)、さらには米国国務省が管轄するオペアプログラムなど、多様な滞在方法やキャリアアップの選択肢が存在します。ご自身の目的や予算、将来のビジョンに合わせて、最適なアメリカ留学・進学プランをぜひ検討してみてください。

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