【体験談】トビタテ!留学JAPAN ニュージーランド タウランガにて現地校ターム留学 ~海洋資源保護の取り組み~

トビタテ!留学JAPAN 第8期生として、ニュージーランド に留学された横浜高等学校の安齋公望君の体験談をご紹介します。公望君が留学したタウランガ地区は、1月は猛暑が続き朝晩暑い毎日でした。そんな中、留学をスタートした公望君の留学体験はどのようなものだったのでしょうか。

是非、ご一読下さい。

■留学先について

国、地域:ニュージーランド
都市:タウランガ
出発日:2024年1月28日
留学期間:3ヶ月
留学カテゴリ:その他

■なぜこの留学先を選びましたか?

トビタテの研究を通じて、自分のやりたいこと、調べたいことが詰まっていたため。

⇒公望君のトビタテ探究活動の大きなテーマは、海洋生物に対するニュージーランドでの海洋資源保護対策 についての調査でした。魚についての探究活動が行える、海のある場所を留学先に選び「タグ&リリース」という資源保護の取り組みや、禁漁区 の 指定、 捕獲数・大きさを制限するなどの取り組みやその効果などを学びました。

約50名への街頭インタビューも行い、ニュージーランドの人々が日本人に対して思う本音や鋭い意見にも触れ、トビタテの探究活動があったからこそ、調査を行ったからこそ分かったことがたくさんあったと教えてくれました。このインタビューがその後の留学生活に変化をもたらすきっかけにもなったそうです。留学前よりも更に問題意識が高まり、現状はご自身が考えていたよりも深刻な問題であることを痛感されていた公望君でしたが、その中で今後自分がどう動き、どんな進路を進み、どのように現状を変えて行けるのか、より自分事としてとらえられており、日本の若者のたくましさを感じるとともに、応援したい気持ちでいっぱいになりました!

トビタテだったから、こんな留学が出来た!とおっしゃっていましたが、現地校の授業の合間での活動は簡単ではなかったと思います。何事も、楽しみながら一つ一つを行動に繋げる公望君だからこそ、充実した留学にされたのだと思います。

■留学してみて新たに発見した習慣や文化はありますか?

食生活や学校の方式だったり色々違っていたんですが、自分は日本との海の違いに驚きました。

■学校/コースについて

学校名 :Bethlehem College
コース名 :現地校ターム留学 Year 12 / Term1

⇒ニュージーランドのYear12は日本の高校2年生にあたります。

多くの学校では、English(英語)と数学(Math)が必須科目となり、(留学⽣はEnglishの代わりにESOLという英語補習授業を履修します。)それ以外は、学校と相談し幅広い分野から受講する科目を選びます。

公望君は、●English (英語) ●Math(数学) ●seience(理科) ●Music(音楽)●outdoor education(野外学習) ●Sports science(スポーツ科学)の6教科を学習しました。

学校の評価

クラスの雰囲気:満足
教師の質:満足
コース内容:満足
学校の設備:満足
周りの環境:満足
スタッフの対応:満足
総評:満足
1クラスあたりの生徒数:16人以上
1クラスの日本人の割合:3
参加してよかったアクティビティ:ODE *outdoor education(アウトドアエディケーション)

印象に残った授業内容/学習方法

ODEの授業の規模が、カービングに行ったりマウンテンバイクをしにいったり、日本ではできないようなことができました。

ニュージーランドの自然に驚いたキャンプ!

⇒ODE *outdoor education(アウトドアエディケーション)では、キャンプにも参加されました。山の中でテントを張り、自分たちで食事を作る本格的なキャンプです。手つかずな場所で、どう安全にアウトドアを楽しむかを自分で考え、自分で必要なものを準備していかなければなりません。学校や先生が準備してくれるわけではありません。準備不足で困ったら、それが次回への学びとなります。日本との違いを感じた学習キャンプだったのではないでしょうか^^

帰国前の数学のテストでは、ニュージーランド人の現地生徒も含めクラスで2人だけが満点を取り、公望君もその一人となったそうです。素晴らしいですね!ニュージーランドでは、日本の数学とは全く異なり、正解だけを求めるのではなく、正解までの課程を英語で説明します。公望君も一問一問の問題は簡単で、答えは分かるけれど、英語での説明が難しかったと教えてくれました。正解したことで、ご自身の英語力にも自信が持てたとおっしゃっていて、着実に成果を出しながら頑張られていたことが伺えました!

●OED(アウトドアエディケーション):公望君が参加したタームではマウンテンバイクメインの学習
●SPS(スポーツ科学):仲間意識を養うような工夫をしたラグビーやバレーボール。
●MAT(数学):因数分解、式の展開、二次方程式(日本では中学校で学ぶ内容)
●SCI(理科):微生物や菌類、細菌類などのmicroorganisms の単元
●ENG(留学英語):物語を読んで感想
●Music(音楽):曲を選び楽譜を書き、ギターやドラム、ベースなどの楽器を加えていく作業など。

■滞在先について

滞在方法:ホームステイ
通学方法:バス
通学時間:31分以上

滞在先の評価

周りの環境:満足
設備:満足
通学路:満足
ファミリーの対応:満足
総評:満足

滞在先/ホストファミリーとの思い出

お寿司パーティをしたこと

ホストの家で、3ヶ月お世話になった人たちへの恩返しとしてお寿司パーティ!

⇒日本とは異なる種類のお米や、主食としてジャガイモが多かったことが初めは慣れなかったそうです。そのため、自分で料理することを買って出たり、自分の好きなものを作って振舞ったりして、努力されたそうです。料理の腕が磨かれたと笑いながら教えてくれました^^ 環境に不満を言うのではなく、自分で環境を変える努力や方法を探して、自ら快適な環境に変えて行く公望君の姿勢は、これから留学される皆さんに是非参考にしていただきたい点ですね! 得意な釣りで釣った魚を、刺身にしてホストファミリーへ振舞ったりもしたそうです。

■留学前に不安に思っていたことは?

現地の文化だったら、生活に慣れることができるか。

■留学して身についた力を教えてください

自分から人に話しかけたり、自分自身の行動に責任をもつこと。

⇒ブラジル人の友達が、自分をさらけ出すこと、開き直ること、受け入れることのきっかけになったと教えてくれました。自分の英語力、文化の違い、経験の違いなども含め、出会いをチャンスにし、自分の行動に積極的に活かす努力を確実に行えましたね。素晴らしい!

■留学中の一番の思い出

ホワイトアイランドのほうに釣りに行ったこと。

■学校以外や週末の過ごし方

釣りや友達とサッカーをすること。

ニュージーランドといえばの、King Fish!!

■あなたの留学にタイトルをつけるなら

『ニュージーランドの海の豊かさを学ぶ』

⇒朝の通学前や帰宅後も近くの海へ釣りに出かけていたそうです。釣り船に乗船し、漁師さんから話を聞いたり、日本人にとっては耳の痛い話もあったそうですが、海を通して様々な学びがありましたね。

■留学生へのアドバイス/どんな留学を勧めますか?

『積極的にいろいろなことをして、いろんなことを学ぶことを意識する!』

⇒素晴らしいアドバイスですね!加えて、これから留学される皆さんへ向けてのアドバイスを伺ったところ、事前の英語学習は絶対した方が良い!とのことでした^^

■1ヶ月の生活費はどのくらいでしたか?(食費/交通費/通信費/交際費・・・)

7.8万円

■アフィニティについて

サポート満足度:満足

アフィニティへひとこと(サポートの感想や、相談してみて良かったことなど何でも結構です!)

無事にトビタテの研究もできてよかったです!

■担当カウンセラーからひとこと

現地校での生活、授業、ホームステイや探究活動、趣味の釣りや料理など、一つ一つを自然体でそして全力で楽しみ、積極的に行動された公望君でした。そのような公望君の姿勢も、しっかりと評価され、非常に優秀な成績を現地校からも頂きました。

トビタテ応募時より関わらせていただきましたが、トビタテのテーマにしていた問題に対し、公望君の意識や考えがどんどん深く変化していることをお話を通して感じることが出来ました。現地で大きな学びを得られ、充実した留学となられたことを心から嬉しく思っています。トビタテに合格するための計画ではなく、トビタテを上手に活用して、本当に自分がやりたかった探究を実現し、自分の力に変えていらっしゃいます。そんな公望君の今後のご活躍をとても楽しみにしつつ、心から応援しています!!

■今回の留学プログラム

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PROFILEこの記事をかいた留学カウンセラー

オーストラリアの小中高校で日本語教師のアシスタントとして勤務。オーストラリアでの指導経験は、海外の外国語教育の現場を知るとても良い経験になりました。帰国後は旅行会社にて約10年間、海外への修学旅行・グループ旅行の手配業務や個人旅行手配に関わったのち、ニュージーランド専門の留学会社では、6年間に約500名の留学生をニュージーランドに送り出しました。現在は、学校、塾などの法人担当もしながら株式会社アフィニティにて留学アドバイザーを行う他、文部科学省が展開する「トビタテ!留学JAPAN」の申請サポート業務も担当しています。