【カナダ 高校留学】 手続きや準備について ~何をいつから始めればいいの??まだ間に合う?~ 

カナダへの高校留学をお考えの皆さん!

  • 『カナダってどんなところ?どんな人に向いているの?』
  • 『留学期間は?』
  • 『今からの準備で間に合うの? 』
  • 『準備はいつから、何からスタートしたらいいの?』

などなど、様々な疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。
高校留学してみたいと漠然と考えている方、実現に向けて計画していきましょう。

ここでは、カナダへの高校留学をお考えのみなさんに具体的な準備の流れを中心にカナダ高校留学についてお伝えします。

どんな人に向いている? カナダってどんなところ?

カナダについて、皆さんどんなイメージをお持ちでしょうか?
世界で2番目に広い大自然に恵まれた国土を持つカナダは治安が良く、生活水準、教育水準が高く世界的にも好感度の高い国で、留学生にとっても快適な学生生活を送りやすい環境と言えます。

他民族で構成されているカナダは、モザイク文化と表現されるとおり、様々な国の文化や伝統が共存しながら成り立っています。

お互いの文化を尊重しあうカナダ国民は、とても鋭い国際感覚を身に付けています。
この文化的多様性は留学生にも大きな魅力の一つですね。

なまりが無く、発音がきれいと言われるカナダは英語が不慣れな留学生にとってはリスニングがしやすい点や、多くの高校では留学生用英語コース(ESL)が設けられ、留学生のサポートが充実している点も安心です。

ニーズや学力に応じて、科目やレベルが用意され、必須科目以外は自由に選ぶことが可能です。
カナダの高校は日本の大学、高校、専門学校が一体になっているような教育制度で、進学だけでなく様々な科目(理系・芸術・家庭科・技術・メディアなど)から自分の好きなことを学ぶことが出来ます。
豊富な科目の中から好きなことを選びたい人にもおすすめです。

また、カナダの公立高校では、制服は無く学生は自由に好きな服を着用して通学します!

カナダ高校留学の種類と出発時期

高校留学の種類は大きく3つのタイプに分けられます。

・ターム留学(9月~、2月~)
・1年留学(9月~6月)
・卒業留学

日本とは異なり、カナダの高校の新学期のスタートは9月です。
2学期に分かれており、大まかに、前期は9月~1月、後期は2月~6月となります。

ターム留学の場合、前期もしくは後期のどちらかのタームを選び留学することになります。

1年留学の場合、留学期間は9月~6月となります。
新学期のスタート前に教育委員会や現地校で留学生のためのオリエンテーションが実施されますので、具体的な出発時期は8月末もしくは1月末と考えておくと良いですね。
また、カナダの高校で取得した単位が日本の高校で認められるかどうかは、在籍校の判断になりますので、ターム留学や1年留学を考えている方は、事前に日本の在籍校に相談&確認しておきましょう。

いつ頃から準備が必要?

留学してみたいと思ったら、まずは情報収集!
カウンセラーへの相談やセミナーへ参加したり、出来るだけ早く行動を起こすことで具体的な計画もしやすくなります。

出発の1年前頃からしっかりと時間をかけて情報収集を始めてください。
下記の準備のステップを参考に、
・どのような準備や手続きが必要で
・なぜ早めの準備が必要なのか
出発までの流れをイメージしてみましょう。

「今からだと間に合わない?!」と思った方、諦めるのは早すぎます。
まずはカウンセラーにご相談ください。

高校留学準備のステップ

①留学場所を決定する – 出発の1年前~
公立校の場合、カナダにはそれぞれの州に教育委員会が設定されています。
留学の目的に合わせ各教育委員会(留学したい場所)と学校を選択しましょう。
・自然豊かな環境でカナダならではの授業やアクティビティを楽しんでみたい方
・卒業やカナダでの大学進学も視野に入れ、進学に強い地区で学びたい方
・芸術やスポーツ等自分の得意分野を専門的に伸ばしたい方
・日本人の少ない環境でサバイバルしたい方
などなど目的は様々だと思います。
自分がどのような環境で学び、どんな体験をしたいか、しっかり考えてみましょう。
個別相談も上手に利用してください。
②入学手続き – 出発の1年~6ヶ月前
教育委員会や学校が決定したら、入学手続きを開始します。
必要書類を確認し準備を進めます。
人気の地区や学校は早めに留学生の受付が締め切られてしまいますので、目的の地区や学校がある場合は早めに出願を進めましょう。
各教育委員会により若干の違いはありますが、下記は共通する書類となります。

必要書類:
・パスポートのコピー
・過去2年間の成績表(英語) 
・予防接種記録(母子手帳)及びその翻訳
・推薦状(英語)
・志望動機書(英語)
・英語力を示す証明書 *英検2級以上が目安

日本の在籍校が発行する英文成績証明書や推薦状の取得、予防接種記録(母子手帳)の翻訳には予想以上に時間がかかります。
準備には少なくとも1ヶ月以上要すると考え、早めの準備が必要です。
③授業料と滞在費の支払い・入学許可
出願手続きが完了したら、授業料を支払います。
支払いが完了したら正式な入学許可証が発行される流れとなります。
支払いが完了するまで、入学許可証は発行されないので、早めの費用準備が必要です。
学生ビザ申請時に入学許可証と支払証明書が必要です。
④学生ビザ申請 – 出発の3ヶ月前まで
6ヶ月以上の留学の場合は、学生ビザが必要です。
入学許可証が無事に発行されたら、その他の提出書類と共に学生ビザを申請します。
必要書類の中には取得に時間を要するものもありますので、出願準備と同時に計画的に準備を進めると安心です。

必要書類:
・パスポートのコピー
・入学許可証
・授業料・滞在費の支払証明書
・ビザ申請書
・証明写真
・戸籍謄本及びその翻訳
・英文残高証明書 *ビザ申請日から1か月以内に発行されたもの
・公証済みの後見人宣誓書類(カストディアンフォーム)
  *日本の保護者の方が公証役場に出向き、公証を受けます。

オンライン申請完了後、日本のビザセンター(東京・大阪)にてバイオメトリクス認証及び顔写真撮影を行います。必要書類の準備から申請後のバイオメトリクス認証まで、少なくとも準備には1ヶ月以上要すると考え、余裕をもって準備しましょう。
申請時期等によっても多少異なりますが、学生ビザ申請から取得まで更に1ヶ月程は要すると考え、ご自分の出発日を考慮して計画しましょう。
6ヶ月以内の留学の方は、出発前にETAの登録が必要です。
⑤航空券購入・渡航準備
就学許可通知書(学生ビザはカナダ入国時に発行されます)が届いたら、航空券購入を進めます。
6ヶ月以内の留学の場合は、入学許可証が発行された時点で航空券を購入することをお勧めします。
日本からの留学生の出発時期はフライトが混み合い、費用が高くなることが予想されますので早めに確認しましょう。
また、デビットカードやクレジットカード等現地で使うお金の準備、海外留学保険加入などの渡航準備も必要です。
⑥英語レベルチェックテスト受験
教育委員会によっては、渡航前にオンラインによる英語のレベルチェックテストを実施するところもあります。
⑦オリエンテーションへの参加
教育委員会によっては、渡航前にオンラインによるオリエンテーションが行われます。
日本人だけでなく世界各国からの留学生が参加し、準備や留学中の注意点等のアドバイスも行ってくれます。

費用

カナダ公立高校の留学費用は各教育委員会により異なります。授業料等と滞在費(ホームステイ費用)を含め、下記、大まかな目安としてお考え下さい。
教育の質や治安の良さに加え、予算重視の方にもカナダはおすすめなんです。

・1ターム(約半年):170万円~200万円
・1年:300万円~450万円

その他、航空券代金や海外留学保険費用、お小遣いなどが別途必要となります。

渡航前の事前準備

高校留学では、現地の生徒と一緒に 『英語で』 数学や理科といった各教科を学びます。
そのため、英語を学ぶ語学留学と異なり、できるだけ出発前に英語力をつけておくことがとてが大切です。
オンライン英会話レッスンを活用したり、現地校での通学がスタートする前に現地の語学学校で進学準備をすることもおすすめです。
また、パソコンを使って授業を受けたり、課題をこなしたりすることもありますので、パソコンのスキルも磨いておきましょう。

カナダ高校留学で身につく能力

海外留学に一般的に言えることですが、『英語力』だけでなく、
・カナダ高校留学通して殻を破る 『チャレンジ精神』
・ホームステイ先や現地校での環境で伸ばせる 『コミュニケーション能力』
・自ら動く 『主体性・積極性』 などなど
留学で身につく力は言い尽くせないほどたくさんあります。
異なる文化や背景を持つ人々に触れ、幅広い視野を持ち、自分の可能性を広げることを恐れず挑戦してみてください!

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PROFILEこの記事をかいた留学カウンセラー

オーストラリアの小中高校で日本語教師のアシスタントとして勤務。オーストラリアでの指導経験は、海外の外国語教育の現場を知るとても良い経験になりました。帰国後は旅行会社にて約10年間、海外への修学旅行・グループ旅行の手配業務や個人旅行手配に関わったのち、ニュージーランド専門の留学会社では、6年間に約500名の留学生をニュージーランドに送り出しました。現在は、学校、塾などの法人担当もしながら株式会社アフィニティにて留学アドバイザーを行う他、文部科学省が展開する「トビタテ!留学JAPAN」の申請サポート業務も担当しています。