海外大学留学|大学院入学に必要なTOEFL®・IELTS™以外の共通試験(Standardized Test)とは?

海外の大学院には日本のような一斉の入学試験がありません。
大学の成績(GPA)、エッセイ(志望動機書)、推薦状などさまざまな要素を総合的に判断して合否を決めます。
一斉の入試というものはありませんが、特にアメリカには大学院進学をめざす人が受ける全国共通のテストがあります。
これをStandardized Test(標準化試験)といって全国共通ではあるものの、民間企業・団体によって運営されています。その代表的なものがGRE®です。
ビジネススクール、メディカルスクール、ロースクール以外で使われる試験です。
なお、近年はこれらの試験を「任意提出(Test-Optional)」とする大学も増えていますが、依然として奨学金選考や名門校入試では重要な判断材料となっています。

ビジネススクール(MBA)ではGMAT™、メディカルスクール(医学部)ではMCAT®、ロースクール(法学部)ではLSAT®が使われます。
もちろん、これらの全国共通テストの他にTOEFL®やIELTS™などの英語試験が必要になります。

GRE® :The Graduate Record Examination

GRE®はGeneral TestとSubject Testの2種類があります。 サイエンス系(理系)の分野を専攻以外は、General Testのみ受ければよいとする大学院がほとんどになっています。
2023年9月より試験時間が大幅に短縮され、より受験しやすい形式にアップデートされました。

General Test

Analytical Writing(作文)、Verbal Reasoning(英語)、Quantitative Reasoning(数学)の3つのセクションに分かれています。 日本ではCBT方式(コンピュータを使用した試験)の試験が提供されています。

  • Analytical Writing:1タスクの作文(30分)
  • Verbal Reasoning:2セクション合計27問(約41分)
  • Quantitative Reasoning:2セクション合計27問(約47分)
  • 総試験時間:約1時間58分(従来の半分近くに短縮されました)

Analytical Writingは0~6点の間で、0.5ポイント刻みで採点されます。
VerbalとQuantitativeのセクションはそれぞれ130~170点の間でスコアが出ます。

Subject Test

専門知識を問う分野別の試験です。
現在は以下の3分野に絞って実施されています(BiologyやLiteratureなどは廃止されました)。

  • Mathematics(数学)
  • Physics(物理学)
  • Psychology(心理学)

※2023年以降、全てのSubject Testはコンピュータ形式(CBT)に移行しています。

受験方法

日本ではプロメトリックで申請し、東京または大阪、その他全国のテストセンターで受験できます。

  • GRE General 受験料:US$220(2026年4月現在)
  • 受験料支払い:クレジットカード決済(VISA・Master・American Express・JCB・Discover)他、PayPalなど

▶ GREの公式サイトはこちら

▶ GRE Information Bulletin(受験要綱)はこちら

GMAT™:The Graduate Management Admission Test

GMAT™は、ビジネススクール(大学院)へ出願する際に必要とされる試験です。
2024年より「GMAT Focus Edition(フォーカス・エディション)」へと完全移行し、従来の試験構成から大幅に変更されました。
GMAT™は非営利財団である、GMAC(Graduate Management Admission Council)の登録商標です。

新形式の試験は、Quantitative Reasoning(数学)、Verbal Reasoning(英語)、そして新たに追加されたData Insights(データ分析)の3つのセクションで構成されます。
試験はCBT方式で行われ、休憩時間を除いた試験時間は約2時間15分と大幅に短縮されました。
従来の作文(AWA)は廃止されています。

GMAT Focus Editionの構成

  • Quantitative Reasoning:21問 / 45分(計算機使用不可)
  • Verbal Reasoning:23問 / 45分
  • Data Insights:20問 / 45分(デジタル計算機使用可)
  • スコアレンジ:205~805点(10点刻み)

特徴:全てのセクションが総スコアに反映されるようになり、問題の「見直し・修正」が各セクション3問まで可能になりました。

受験方法

mba.comで申請し、東京、名古屋、大阪、福岡などのテストセンター、またはオンラインで受験できます。

  • GMAT™受験料:US$275〜300程度(受験国や形式により異なる / 2026年4月現在)
  • 受験料支払い:クレジットカード決済(VISA・Master・American Express・JCB)

▶ GMAT公式サイトはこちら

▶ GMATハンドブックはこちら

MCAT®:The Medical College Admission Test

MCATはアメリカ、カナダ、オーストラリアなどの医学部(大学院)に入学するために必要な試験です。文章力、論法、生物学や自然科学の知識などが問われます。
休憩時間を含めて7時間半(実質試験時間は約6時間強)にも及ぶ、非常に難易度が高い試験です。 ※2026年現在も、依然として医学部進学には必須のハードルとなっています。

▶ MCAT®の公式サイトのAssociation of American Medical Collegesよりご確認ください。

LSAT®:The Law School Admission Test

LSAT®は、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどの法学部(大学院)に入学するために必要な試験です。
読解力、分析力、論理的思考力などが問われます。
大きな変更点として、2024年8月以降「Analytical Reasoning(通称:ロジックゲーム)」セクションが廃止され、論理的推論(Logical Reasoning)の比重が高まりました。

受験方法

LSAT公式サイトで申請し、日本では東京のテンプル大学ジャパンで受験することができます。
日本では指定のテストセンターまたは監督付きオンライン試験での受験が一般的です。

  • LSAT®受験料:US$238(2026年4月現在)

>LSATの公式サイトはこちら

上記の試験は、独自で勉強することは難しいです。
日本でGRE®やGMAT™の対策を行っている学校がありますので、そういった学校を利用して勉強するのもいいですし、アメリカの語学学校でもプログラムを提供していますので、語学留学からスタートしても良いでしょう。
その場合、それなりに英語力が求められますので、まずはTOEFL®やIELTS™のスコアを取得しましょう!
特に2026年現在の大学院入試では、英語スコア+Standardized Testの戦略的な準備が合否を分けます。

その場合、それなりに英語力が求められますので、まずはTOEFL®やIELTS™のスコアを取得しましょう。
GRE®やGMAT™の勉強をしたいとお考えの方は、学校をご紹介できますので弊社にお問い合わせください。

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