「休学して留学してみたい」
そう思ったとき、多くの大学生は、留学する国や学校を調べるところから始めます。
イギリスがいいのか、オーストラリアがいいのか。おすすめの語学学校はどこなのか。語学留学、ワーキングホリデー、インターンシップのうち、どれを選べばいいのか。
もちろん、いずれは調べる必要があります。しかし、大学生の留学相談に長く携わってきた立場からお伝えしたいのは、学校探しから始めると、自分に合った留学から遠ざかってしまうことがあります。
留学は、学校へ通うこと自体が目的ではありません。自分が海外で何を経験し、その経験を帰国後にどう生かしたいのかを実現するための手段です。
この記事では、大学生が休学留学に興味を持ったとき、国や学校を探す前に考えてほしいことを、実際の留学相談で確認している順番に沿ってご紹介します。
「何から始めればいいか分からない方へ」
30分間の無料留学相談では、学校紹介ではなく、「自分にはどんな留学が合っているのか」を一緒に整理しています。
目次
まずは「なぜ留学したいのか」を整理する

休学留学に興味を持ったら、最初に自分へ質問してほしいことがあります。
「自分は、なぜ留学したいと思ったのだろう?」
英語を話せるようになりたい。海外で生活してみたい。世界中の人と交流できるようになりたい。英語を使う仕事に就きたい。今の環境を離れて、新しいことに挑戦したい。
理由は何でも構いません。ここで大切なのは、立派な目的を作ることではなく、自分が留学に何を求めているのかを言葉にすることです。
留学相談でも、最初から学校の話をすることはありません。まず、留学に興味を持ったきっかけや、現地でどのように過ごしたいのかを伺います。
なぜなら、留学で何を実現したいのかによって、選ぶ国も、学校も、プログラムも変わってくるからです。
英語力を集中的に伸ばしたい人と、海外で働く経験をしたい人では、同じ留学プランにはなりません。大学卒業後のキャリアにつなげたい人と、学生のうちに海外生活を思い切り楽しみたい人でも、選ぶ内容は異なります。
まずはノートやスマートフォンのメモに、留学に興味を持った理由を思いつくまま書き出してみてください。
留学後の自分を、自由に想像してみる
次に考えてほしいのは、留学中の予定だけではありません。
「留学を終えたとき、どんな自分になっていたいか」も想像してみてください。
ここは、妄想で構いません。
「留学が終わった一年後、どんな自分になっていたいですか?」
英語で仕事をしている自分
海外で暮らしている自分
世界中に友達ができている自分
留学で得た経験を、自分の言葉で話せる自分
正解はありません。
大切なのは、そのイメージがあることで、「そのためにはどんな留学が必要なのか」を考えられるようになることです。
語学学校で英語力を伸ばす必要があるのか。インターンシップを組み合わせた方がいいのか。ワーキングホリデービザを利用して、現地で働く経験を積むのか。そもそもどの国が合っているのか。
国、学校、ビザ、プログラムは、別々に選ぶものではありません。留学に興味を持ったきっかけから、現地での過ごし方、帰国後の未来まで、すべてつながっています。
自分の大学にどのような留学制度があるか確認する
自分が留学で実現したいことを考え始めたら、大学の制度も早めに確認します。
相談窓口は学生課や国際交流課など、大学によって異なります。分からなければ、まず学生課へ「留学や休学について相談したい」と伝えれば、担当部署を案内してもらえます。
大学生の留学には、主に次のような方法があります。
- 交換留学
- 認定留学
- 大学を休学して行く私費留学
交換留学は、在籍する大学と海外の大学との協定に基づいて留学する制度です。条件を満たせば、卒業時期を遅らせずに留学できる場合があります。
認定留学は、大学が定めた学校やプログラム、授業時間数などの条件を満たすことで、海外での学習を単位として認めてもらう制度です。IELTSなどの英語スコアが必要になることもあります。
これらの条件に合わない場合や、国、学校、プログラムを自由に選びたい場合は、大学を休学して私費留学をする方法があります。卒業時期は休学した期間分だけ遅れますが、自分の目的に合わせて留学を組み立てやすい点が特徴です。
制度の名称や条件は大学によって異なるため、まず次の点を確認してください。
- 利用できる留学制度
- 休学や認定留学の申請期限
- 必要書類
- 単位認定の条件
- 休学中に大学へ支払う費用
休学中の費用も大学によって大きく異なります。数万円の在籍料で休学できる大学もあれば、年間授業料の一部を支払う必要がある大学もあります。
留学するかまだ決めていない段階でも、制度と費用を先に確認しておけば、後から「申請期限を過ぎていた」「想定外の休学費用が必要だった」という事態を避けられます。
親へ相談するタイミングは、家庭によって違う

親へいつ相談するかに、一つの正解はありません。
普段から「海外に興味があるなら挑戦してみたら」と言ってくれるご家庭なら、留学に興味を持った段階から一緒に情報を集めてもいいと思います。本人と保護者が一緒に留学相談へ参加するケースもあります。
一方で、「留学したい」とだけ伝えると反対されそうな場合は、先に自分の希望をまとめておいた方が話しやすくなるかもしれません。
- なぜ留学したいのか
- 現地で何をしたいのか
- 将来にどう生かしたいのか
- どのくらいの期間を考えているのか
- いくら必要なのか
ここまで説明できれば、単なる憧れではなく、自分なりに考えた計画として伝えられます。
また、親に具体的な費用を伝えると、当初考えていた金額は難しくても、「300万円までなら協力できる」「400万円なら準備できる」と、実際に用意できる予算が見えてくることがあります。
予算の上限が分かれば、その範囲で留学期間や国、プログラムを組み直せます。希望どおりの金額を用意できないからといって、留学そのものを諦める必要はありません。
自分だけで「お金が足りないから留学は無理」と決める前に、まず家族や留学カウンセラーへ相談してください。国、期間、学校へ通う長さ、プログラムの組み合わせを変えることで、実現できる留学が見つかることもあります。
出発時期から逆算して準備する
休学留学では、大学の学期に合わせて4月または9月頃の出発を考える方が多いです。
出発時期が決まると、大学の手続き、親への相談、予算の準備、学校の申込み、ビザ、航空券などを逆算できるようになります。
まだ出発時期を決められない場合も、「来年の4月頃」「大学3年生の後期から」と、大まかな時期だけでも考えてみてください。
早めに全体の流れを知っておけば、今すぐ留学するのか、1年後や2年後を目指して準備するのかも決めやすくなります。
4月・8〜9月出発を想定した準備の流れは、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
大学生の休学留学はいつから準備する?4月・9月出発までのスケジュール
学校選びは最後でいい
留学に興味を持ったからといって、すぐに学校を選ぶ必要はありません。
順番は次の通りです。
- なぜ留学したいのか
- 海外で何を経験したいのか
- 帰国後にどうなりたいのか
- どの国や留学方法が合うのか
- その目的を実現できる学校やプログラムはどこか
学校ばかり先に見ていると、授業料、立地、口コミ、ランキングなどの比較に集中してしまい、最初に何をしたかったのかが見えなくなることがあります。
語学学校へ通うことが、すべての人に必要なわけでもありません。
英語力を伸ばすことが目的なら、一定期間しっかり通う必要があります。現地で働くことが主な目的で、すでに必要な英語力があるなら、短期間の通学で十分な場合もあります。
学校へ1か月通うのか、半年なのか、1年間なのかも、人によって答えは違います。他の留学生の体験談だけで決めず、自分の目的から逆算してください。
留学エージェントの「おすすめ」だけで決めない
留学エージェントのウェブサイトには、おすすめ校やランキングが掲載されています。
ただし、エージェントによって紹介できる学校や、学校を評価する基準は異なります。一つのサイトのランキングだけを見て、「ここが一番良い学校だ」と判断するのは避けた方がいいでしょう。
例えば、イギリスの語学学校を選ぶ場合は、現地の教育機関による監査や評価も確認できます。日本の留学エージェントから得た情報だけでなく、客観的な評価も比較した上で決めることが大切です。
語学学校には、大規模なチェーンスクール、小規模な私立校、大学付属校などがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。
留学エージェントから勧められたからではなく、疑問を一つずつ確認し、自分が納得した上で申し込んでください。
現地へ行くのは自分です。留学カウンセラーが一緒に授業を受けたり、代わりに留学生活を送ったりするわけではありません。
だからこそ、「なぜこの留学なのか、なぜこの学校なのか」を自分の言葉で説明できる状態まで調べることが大切です。
私自身も、今なら違う留学を提案します
私が初めて海外に興味を持ったとき、大手留学エージェントへ相談しました。
そこで「オーストラリアのワーキングホリデーがいいのでは」と勧められ、そのまま渡航しました。現地生活はとても楽しく、外国人のルームメイトにも恵まれ、日常会話の英語力も伸びました。
ただ、帰国後に仕事で英語を使おうとすると、それだけでは足りませんでした。
現在の私が当時の自分をカウンセリングするとしたら、安易に同じプランは勧めません。
将来どのような仕事をしたいのか。英語をどのレベルまで伸ばす必要があるのか。海外大学への進学など、ほかの選択肢はないのか。
そこまで確認してから、国や留学方法を提案します。
ワーキングホリデーへ行ったことを後悔しているわけではありません。ただ、最初にもっと多くの選択肢を知り、自分の未来まで考えていたら、別の決断をしていたと思います。
知っているかどうかで、選べる未来は変わります。
だからこそ、今やりたいことだけではなく、その経験を将来どう生かしたいのかまで考えてほしいと思っています。
答えが見つからないときは、留学相談を使ってください
留学カウンセリングは、学校を紹介してもらうためだけの場所ではありません。
- なぜ留学したいのか自分でも分からない
- 行きたいけれど不安
- どの国が合っているのか迷っている
- 休学してまで行く意味があるのか知りたい
- 予算内で何ができるのか確認したい
- 本当に今、留学へ行くべきなのか相談したい
こうしたモヤモヤを言葉にするためにも利用できます。
アフィニティ留学では「留学をキャリアに」という方針のもと、留学後の進路まで含めてプランを考えています。
留学すること自体が目的になっていたり、本人の将来につながらなかったりする場合には、「今は留学しない方がいい」「そのプランは違うかもしれない」とお伝えすることもあります。
まだ行くかどうかを決めていなくても構いません。
「留学した方がいいのかな。」
「自分にはどんな留学が合っているのかな。」
そんなことを整理するために、30分間の無料相談をご利用ください。
留学に行くかどうか、いつ行くのか、いくら必要なのか。話してみることで、次に何を確認し、どう準備を進めればいいのかが整理できます。
休学留学に興味を持ったら、最初に確認すること
休学留学に興味を持ったら、すぐに留学先を決める必要はありません。
まずは、次の順番で確認してみてください。
- 留学に興味を持ったきっかけ
- 海外で経験したいこと
- 帰国後に目指したい姿
- 大学の交換留学・認定留学・休学制度
- 休学の申請期限と費用
- 親へ相談するタイミング
- 準備できる予算
- 出発したい時期
- 自分に合う国、ビザ、プログラム(観光ビザ、学生ビザ、ワーキングホリデー)
- 目的を実現できる学校
休学留学は、大学生活の中で長い時間と大きなお金を使う選択です。
周囲から勧められたプランをそのまま選ぶのではなく、自分が納得できるまで調べ、考えた上で決めてください。
それでも、自分一人では何を選べばいいのか分からない、自分に合う留学の形を整理できないという場合は、30分間の無料留学相談をご利用ください。
まだ留学へ行くと決めていなくても構いません。今考えていることをお聞きしながら、次に何を確認し、どう進めればいいのかを一緒に整理します。












