「大学を休学して留学したい」
そう思ったら、次に気になるのは「いつから準備を始めればいいのか」ではないでしょうか。
大学の前期に合わせて4月頃から渡航する方もいれば、後期に合わせて8月や9月頃から出発する方もいます。試験が終わる2月末や3月初旬、夏休みに入る8月頃から留学を始めるケースも少なくありません。
出発時期に決まりはありません。大学の授業、部活動、サークル、就職活動など、自分の予定に合わせて決められます。
ただし、学校選び、親への相談、大学の休学手続き、費用の準備、ビザ申請などを考えると、出発の半年以上前から準備を始めるのが理想です。
この記事では、4月・8〜9月出発を例に、大学生が休学留学へ出発するまでの流れを時系列でご紹介します。
目次
結論|準備は出発の半年以上前から始める
4月頃に出発するなら前年の夏から秋、8〜9月頃に出発するなら前年末から春頃に動き始めるのが目安です。
半年以上前でも早すぎることはありません。
時間に余裕があるほど、
- 留学の目的を整理する
- 留学先の国を比較する
- 学校やプログラムを比較する
- 親や大学へ相談する
- 費用を準備する
- パスポートを取得・更新する
- ビザを申請する
- 滞在先や航空券を手配する
- 出発前の英語学習を進める
といった準備を落ち着いて進められます。
4〜5か月前からでも準備はできます。ただし、出発3か月前になると、多くの国でビザ申請や学校への支払いなどが重なり、比較検討する時間が少なくなります。
自分に合った留学を選ぶためにも、できれば半年以上前から準備を始めましょう。
国はいつ決める?
「まず国を決めてから準備した方がいいですか?」
という相談をよくいただきます。
実際には、最初に国を決める必要はありません。
まず考えたいのは、
- 留学で何を経験したいのか
- 卒業後にどのような仕事へつなげたいのか
- 英語をどのレベルまで伸ばしたいのか
- 働く経験もしたいのか
という目的です。
目的が整理できると、
「イギリスが合う」
「カナダの方が合う」
「ワーキングホリデーを利用できる国が向いている」
「まずはフィリピンで英語力を伸ばしてから英語圏へ行く」
など、選択肢が見えてきます。
国から選ぶのではなく、自分が実現したいことから逆算して留学先を決めることが大切です。
まだ留学でしたいことや、自分に合う留学の形が決まっていない方は、こちらの記事から読んでみてください。
休学して留学したいと思ったら、何から始める?大学生の留学・ワーホリ準備ガイド
4月出発の準備スケジュール

4月から大学を休学する場合でも、必ず4月1日以降に出発する必要はありません。
後期の試験が終わる2月末から3月頃に渡航し、少し早く留学生活を始める方もいます。
ここでは、3〜4月頃の出発を想定してご紹介します。
出発の半年以上前|留学でしたいことを整理する
最初に決めるのは学校ではありません。
まず整理したいのは、
「留学で何を経験し、帰国後にどうなっていたいのか」
ということです。
例えば、
- 海外で生活してみたい
- 英語力を伸ばしたい
- 将来は英語を使う仕事に就きたい
- 海外の大学で授業を受けてみたい
- 現地でインターンシップを経験したい
- ワーキングホリデーを利用して働いてみたい
など、人によって目的はさまざまです。
目的によって、選ぶ国、学校、プログラム、留学期間、利用するビザも変わります。
そのため、学校を探し始める前に、「留学で何をしたいのか」を考えておくと、その後の学校選びもしやすくなります。
出発の半年前頃|大学と親へ相談する
大学の学生課や国際交流課へ、次の内容を確認します。
- 休学申請の期限
- 必要書類
- 休学中に支払う費用
- 認定留学・交換留学を利用できるか
- 単位や卒業時期への影響
親へ相談するタイミングは家庭によって異なります。
留学に前向きな家庭なら、興味を持った段階から一緒に情報を集めるご家庭も多いです。
反対されそうな場合は、
- 留学でしたいこと
- 得られる経験
- 費用
- リスク
- 卒業時期への影響
まで整理した上で相談した方が伝わりやすくなります。
出発の5〜6か月前|国・学校・プログラムを比較する
留学の目的が見えてきたら、留学先の国や学校、プログラムを比較します。
例えば、
- 英語力を最優先で伸ばしたい
- 海外でアルバイトを経験したい
- インターンシップへ参加したい
- 現地大学で授業を受けたい
- 卒業後の就職につながる経験を積みたい
など、目的によって選ぶ国も変わります。
英語圏でも、
- アメリカ
- イギリス
- カナダ
- オーストラリア
- アイルランド
- ニュージーランド
- フィリピン
- マルタ
では制度や費用、留学スタイルが異なります。
「人気だから」という理由だけではなく、自分の目的に合う国や学校を比較しましょう。
出発4か月前頃|学校へ申し込み、費用を準備する
学校とプログラムが決まったら、入学申請を行います。
多くの語学学校では、入学申請後に授業料や滞在費の支払いを行い、必要書類の準備を進めます。
パスポートがまだなくても入学申請を進められる学校はあります。ただし、正式な手続きやビザ申請に必要な書類を発行する段階では、パスポート情報が必要になることがほとんどです。
そのため、遅くとも出発4か月前頃までにはパスポートを取得または更新しておくと、その後の準備をスムーズに進められます。
出発3か月前頃|ビザを申請する
留学先の国や利用する制度によって、ビザの申請時期は異なります。
語学留学向けの学生ビザは、出発の数か月前から申請できる国が多く、ワーキングホリデーではさらに早い時期から申請できる国もあります。
ビザ申請には、
- パスポート
- 入学許可書
- 資金証明
- ビザ申請料
などが必要になる場合があります。
審査期間は国によって異なりますが、追加書類の提出を求められることもあります。
申請できる時期になったら、できるだけ早めに手続きを進めましょう。
出発1〜2か月前|渡航準備を進める
ビザ申請と並行して、渡航準備も進めます。
- 航空券
- 海外留学保険
- 現地でのお金の管理方法
- 携帯電話・SIM
- 持ち物
- 空港から滞在先までの移動方法
- 大学や行政への届出
- 出発前の英語学習
ここまで準備できれば、安心して出発当日を迎えられます。
8〜9月出発の準備スケジュール

9月から大学を休学する方は、夏休みに入る8月頃から渡航するケースもあります。
準備の流れは4月出発と同じです。
違うのは、全体のスケジュールが数か月後ろへずれるだけです。
出発の半年以上前
- 留学の目的を整理する
- 大学の休学制度を確認する
- 親へ相談する
- 留学先の国を比較する
- 学校・プログラムを比較する
- 必要な予算を確認する
出発4か月前頃
- 学校へ入学申請する
- パスポートを取得・更新する
- 授業料・滞在費を準備する
- 滞在先を申し込む
出発3か月前頃
- ビザを申請する
- 航空券を手配する
- 必要書類を確認する
出発1〜2か月前
- 海外留学保険へ加入する
- 現地生活の準備を進める
- 持ち物を確認する
- 英語学習を進める
出発
必要書類を確認し、留学先へ出発します。
パスポートはいつまでに取得する?
パスポートがまだなくても、留学相談や学校への入学申請を進めて問題ありません。
ただし、学校の正式な手続きやビザ申請では、有効なパスポートが必要になります。
また、国によってはパスポートの残存有効期間にも条件があります。
「まだ先だから大丈夫」と思っていても、申請から受け取りまで時間がかかることがあります。
留学を考え始めたら、まず現在の有効期限を確認し、必要であれば早めに取得・更新しておきましょう。
英語初心者です。出発前に勉強した方がいい?
はい。
現在の英語力に関係なく、出発前の学習をおすすめします。
語学学校では、英文法も英語で説明されます。
日本語でも難しい内容を英語で理解することになるため、基礎を復習しておくと授業についていきやすくなります。
出発までに取り組みたいのは、
- 中学英文法の復習
- 基本単語を増やす
- 自己紹介や日常会話を練習する
- 英語を聞く時間を増やす
といった基礎学習です。
これまで多くの大学生を見てきましたが、基礎文法を理解している方の方が、現地での英語力の伸びも早い傾向があります。
留学費用はいつまでに準備する?
費用を準備する時期は、留学先や利用するビザによって異なります。
一般的には、出発4か月前頃までに、
- 授業料
- 滞在費
- ビザ申請費用
- 航空券
- 海外留学保険
- 当面の生活費
を準備するケースが多いです。
ワーキングホリデー制度を利用する国では、ビザ申請時に一定額以上の資金証明が必要になる場合があります。
また、学生ビザでも、生活費や学費を支払えることを証明する書類が必要になる国があります。
必要な金額や準備方法は国によって異なるため、留学先が決まった段階で確認しましょう。
今からでも間に合う?準備開始時期の目安

大学生から多いのが、出発が近づいてからの相談です。
準備期間ごとの目安をご紹介します。
出発6か月以上前
十分に余裕があります。
留学先の国や学校を比較しながら、自分に合ったプランを選べます。
親や大学への相談、英語学習、資金準備にも時間を使えます。
出発4〜5か月前
まだ問題なく準備できます。
学校選びや入学申請、パスポートの取得、費用の準備を進められる時期です。
出発3か月前
間に合いますが、急いで準備する必要があります。
ビザ申請や学校への支払いなどを並行して進める時期になるため、学校や国を比較する時間は少なくなります。
出発2か月前
状況によっては間に合います。
学校の空き状況やビザ申請の条件によって変わるため、まずは現在の状況を確認します。
出発1か月前
現実的にはかなり厳しい時期です。
追加料金を支払うことで審査を早められる国もありますが、学校や滞在先、航空券などの準備時間までは短縮できません。
できれば、遅くとも出発3〜4か月前までには準備を始めましょう。
半年以上前に相談した場合、出発までどう進む?
留学相談では、最初から学校を決めるわけではありません。
一般的には、次のような流れで準備を進めます。
1.留学の目的を整理する
なぜ留学したいのか。
現地で何を経験したいのか。
帰国後にどのような進路を考えているのか。
まずはそこから確認します。
2.留学プランを作る
語学留学、ワーキングホリデー、認定留学、交換留学、インターンシップなどの中から、自分に合う方法を選択します。
3.国・学校・プログラムを比較する
複数の候補を比較し、
- 留学費用
- 都市
- 授業内容
- 滞在方法
- 将来につながる経験
まで含めて検討します。
4.学校へ申し込む
学校が決まったら入学申請を行い、授業料や必要書類の準備を進めます。
5.ビザを申請する
必要書類を確認し、各国のルールに沿ってビザを申請します。
6.渡航準備
航空券、保険、携帯電話、お金の持って行き方、荷物などを準備します。
7.出発
最終確認を行い、留学先へ出発します。
よくある質問
今からでも間に合いますか?
出発3か月前なら、急いで準備すれば間に合うケースが多いです。
2か月前の場合は、学校やビザの状況によって変わります。
まずは現在の状況を確認してください。
※カナダやイギリス、アイルランドなど、特定の国のワーキングホリデービザ(YMS)の申請には、計画的な準備とスケジュール管理がかかせません。時間には余裕をもって準備を始めてください。
英語初心者でも大丈夫ですか?
大丈夫です。
語学留学は英語を学ぶためのプログラムです。
ただし、出発前に基礎英文法や単語を復習しておくと、現地での授業を理解しやすくなります。
パスポートがなくても相談できますか?
相談できます。
学校への入学申請も、パスポートがなくても進められます。
ただし、正式な手続きやビザ申請ではパスポートが必要になります。
親が反対しています
費用だけではなく、安全面や卒業時期、就職活動を心配していることもあります。
留学で何を経験したいのか、どのくらい費用が必要なのかを整理してから話すと、伝わりやすくなります。
国が決まっていません
問題ありません。
まずは国ではなく、「留学で何を経験したいのか」を整理することが大切です。
その目的に合わせて、国や留学方法を比較していきます。
余裕を持って準備するなら、半年以上前が目安
休学留学は、4〜5か月前からでも準備できます。
ただし、3か月前になるとビザ申請や学校への支払いなどが重なり、比較検討する時間が限られます。
納得した上で留学先を選ぶなら、出発の半年以上前から準備を始めるのがおすすめです。
まだ国が決まっていなくても大丈夫です。興味があるだけでも大丈夫です。
「自分にはどの国が合うのか」
「語学留学とワーキングホリデー、どちらが合うのか」
「今からでも間に合うのか」
迷っている段階でも、ご相談いただけます。
あなたの希望を伺いながら、一緒に留学プランを考えます。












