「40代で学生寮に入ったら、自分だけ年上になりませんか?」
「英語は学びたいけれど、大学生と同じような相部屋生活は正直きついです」
「仕事を休めるのは2週間だけ。それでも行く意味はありますか?」
留学カウンセラーとして18年目になりますが、30代以上の方から相談を受けていると、英語力や費用より先に聞かれるのが、年齢と生活環境のことです。若い学生ばかりの中で浮かないか、慣れない寮生活で疲れないか。初めてなら気になるのは当然です。
30代以降のフィリピン留学では、授業内容だけでなく、学生の年齢層、1日の授業数、1人部屋の有無、外出規則、学校周辺の環境も確認する必要があります。こうした条件が合っていないと、英語を学ぶ前に生活で疲れてしまいます。
自分に合う学校を選べば、30代・40代・50代でも落ち着いて英語を学べます。
今回は、同年代がいる学校、仕事と両立しやすい学校、短期間で集中的に学べる学校など、大人・社会人の希望に合わせて6校を紹介します。各校の良い点だけでなく、申し込む前に確認したい点もお伝えします。
目次
- 1 まず確認|あなたに近いのはどのタイプ?
- 2 大人のフィリピン留学で起こりやすい4つの失敗
- 3 30代・40代・50代で学校選びはどう変わる?
- 4 API BECIシティ校|留学中も仕事を続けたい
- 5 WALES|同年代がいる学校を選びたい
- 6 EV Academy La Mer Campus|50歳以上向けコースがある
- 7 MONOL Main Campus|授業数も食事も自分で決めたい
- 8 JICプレミアム校舎|英語を仕事や次の海外渡航につなげたい
- 9 B’Cebu|30代で勉強も学生交流も重視したい
- 10 迷ったら、この3点から決める
- 11 英語初心者でもフィリピン留学できる?
- 12 1~2週間でも行く意味はある?
- 13 大人・社会人のフィリピン留学について質問する
まず確認|あなたに近いのはどのタイプ?
| 希望 | 最初に確認したい学校 |
|---|---|
| 留学中も仕事やオンライン会議を続けたい | API BECIシティ校 |
| 若い学生ばかりではなく、同年代がいる学校を選びたい | WALES |
| 50歳以上向けのコースと快適な施設を重視したい | EV Academy La Mer Campus |
| 授業数、食事、生活時間を自分で決めたい | MONOL Main Campus |
| スピーキングやビジネス英語を仕事につなげたい | JICプレミアム校舎 |
| 30代で、集中的に学びながら学生交流も楽しみたい | B’Cebu |
気になる学校が見つかった方は、その学校の紹介部分から読んでください。
まだ絞れない方は、先に大人・社会人が学校選びで間違えやすい点を確認しましょう。
大人のフィリピン留学で起こりやすい4つの失敗

日本人が少ない学校だけで選ぶ
「日本人が少なければ、英語を話すしかなくなる」と考える方は多いと思います。
ただし、英語初心者が日本人のほとんどいない学校へ行くと、授業外でほかの学生と会話が続かず、交流そのものを避けてしまうことがあります。
国籍比率より先に確認したいのは、マンツーマン授業の数、初心者への教え方、困ったときに相談できるスタッフの有無です。
日本人がいるからといって、日本語ばかりの環境になるわけではありません。実際に英語を使う時間は、学校の国籍比率だけでは決まりません。
授業を入れすぎる
フィリピン留学では、マンツーマンとグループを合わせて1日8コマ以上受けられる学校があります。
短期間だからと授業を詰め込みすぎると、夕方には集中力が切れ、復習まで手が回りません。英語学習から長く離れていた方には、1日3~5コマから始めた方が合うこともあります。
授業数の多さではなく、その時間割を毎日続けられるかで選んでください。
学生寮を料金だけで選ぶ
相部屋には、費用を抑えられ、ほかの学生と交流しやすいメリットがあります。
一方、授業後は一人で休みたい方、仕事やオンライン会議がある方、睡眠時間を確保したい方には1人部屋が向いています。
「1人部屋」と書かれていても、寝室だけが個室で、シャワーやトイレを共有するセミシングルもあります。部屋の広さだけでなく、水回りを専用で使えるかも確認してください。
留学中も仕事を続けるなら、仕事用の机、部屋のWi-Fi、オンライン会議に使える個室の有無も重要です。
学校の写真だけで決める
新しい校舎やプール付きのキャンパスは魅力的ですが、実際の生活を左右するのは、食事、洗濯、移動、外出規則です。
学校周辺に店が少なく、外食や買い物のたびに車が必要な学校もあります。バギオには坂や階段の多いキャンパスもあるため、足腰に不安がある方は校内の移動も確認が必要です。
写真を見て「ここで過ごしたい」と感じたら、次に毎日の生活を具体的に想像してみてください。
30代・40代・50代で学校選びはどう変わる?

30代は留学後の目的から選ぶ
30代では、転職前の期間を使う方、仕事を続けながら学ぶ方、海外赴任や転職に向けて英語力を上げたい方など、目的によって合う学校が変わります。
仕事との両立ならAPI BECIシティ校、スピーキングやビジネス英語を重視するならJICプレミアム校舎が候補です。
年齢層を気にしすぎるより、留学後に英語をどう使いたいかを決めてください。
40代は授業と生活の両方を見る
限られた休暇を使うとなると、できるだけ多く授業を入れたくなります。ただし、慣れない海外生活と1日8コマの授業が重なると、想像以上に疲れます。
授業後に一人で休める部屋があるか。食事や洗濯で困らないか。校内を無理なく移動できるか。授業内容と同じくらい、毎日の生活も大切です。
授業数や料金だけで決めず、「この生活を2週間または4週間続けられるか」で判断してください。
50代は同年代の学生と無理のない授業数を確認する
50代になると、「周りが20代ばかりではないか」「1日8コマの授業についていけるか」といった心配も出てきます。学校を選ぶときは、実際の年齢構成と、授業数を少なくできるかを確認してください。体調や生活上の困りごとを日本語で相談できるスタッフがいるかも大切です。
50歳以上向けのコースに絞る必要はありません。一般英語コースでも、授業数を調整できれば、自分のペースで学べます。
同年代の学生が多いことを優先するならWALES。50歳以上向けのSenior Programや、1人部屋、バスタブ、プールなどの生活環境を重視するならEV Academy La Mer Campusを比べてみてください。
API BECIシティ校|留学中も仕事を続けたい

API BECIシティ校なら、日中は仕事、夕方から英語という時間の使い方ができます。
バギオにある20歳以上限定の小規模校で、平日は自由に外出でき、門限もありません。校内にはコワーキングスペースのほか、オンライン会議に使える個室もあります。
一般英語のFlexiコースでは、マンツーマン授業の一部を17時以降に受けられます。昼間に仕事が入っても、授業と両立しやすい時間割です。
学生寮は、完全な1人部屋とSemi Singleがあります。Semi Singleは寝室のみ個室で、リビングとキッチンは共用です。
一般英語以外に、ネイティブ講師の授業を含むNative ESL、ビジネス英語のBizSpeak、IELTSも選べます。
API BECIシティ校が合う人
- 留学中も仕事を続けたい
- 大学生中心の校舎は避けたい
- 平日の外出や帰寮時間を自分で決めたい
- ビジネス英語またはネイティブ講師の授業を受けたい
- 寝室は1人で使いたい
選ぶ前に確認したいこと
強制自習や毎日の単語テストはありません。仕事と勉強の時間を自分で管理しないと、授業以外で英語を学ぶ時間が減ります。
学校に生活を管理してもらいたい方には合いません。
API BECIシティ校のコース・学生寮・費用を詳しく見る
WALES|同年代がいる学校を選びたい

食堂やラウンジへ行ったときに、自分と同年代の学生がいる。そんな環境を重視するなら、WALES Baguio City Academyが候補です。
2026年8月の登録データでは、全学生210名のうち50歳以上が55名で、全体の26%。このうち60歳以上は26名でした。
「幅広い年代を受け入れている」というだけでなく、実際に50歳以上の学生が在籍している点がWALESの特徴です。
授業は、旅行や日常生活で使う英語を学ぶEEP、一般英語のInfinity、ビジネス英語、IELTS、PTEから選べます。
1日3コマのEEP Lite、4コマのInfinity Liteもあり、授業後に復習、外出、仕事の時間を確保できます。
学校はバギオ中心部にあり、コンビニまで徒歩約2分、バーナムパークまで約5分。近隣での外食や買い物には徒歩で出かけられます。
WALESが合う人
- 自分だけ年上になる環境は避けたい
- 授業数を3~8コマから選びたい
- 1人部屋やキッチン付きの部屋を希望している
- 留学中も仕事をする時間が必要
- 徒歩で外食や買い物へ行きたい
選ぶ前に確認したいこと
プールや大型スポーツ施設のあるリゾート型キャンパスではありません。
校内施設の豪華さより、学生の年齢層と市街地での暮らしやすさを重視する方向けです。
WALESのコース・学生寮・費用を詳しく見る
EV Academy La Mer Campus|50歳以上向けコースがある

英語の授業だけでなく、部屋や校内施設にも快適さを求めたい50歳以上の方には、EV Academy La Mer Campusがあります。
2026年にマクタン島で開校したEV Academyの第2キャンパスで、50歳以上を対象としたSenior Programを開講しています。一般英語を学びながら、同年代の学生と交流しやすいコースです。
キャンパス中央には大きなプールがあり、その周囲に教室、学生寮、ダイニング、カフェ、ジムが並んでいます。
学生寮は1人部屋から4人部屋まであり、1人部屋にはバスタブも付いています。
月曜日から木曜日も、授業が終わる17時10分以降は外出できます。夜の強制自習もありません。
La Mer Campusが合う人
- 50歳以上向けの英語コースを受けたい
- 1人部屋と生活環境を重視している
- 授業後はプールや外出も楽しみたい
- 日本人スタッフがいる学校を選びたい
- セブ市内よりマクタン島の環境がよい
選ぶ前に確認したいこと
IELTSやTOEICなどの試験対策は開講していません。学校周辺も、歩いて買い物や外食を楽しむ立地ではありません。
試験対策や市街地の便利さを優先する方は、別の学校と比較してください。
EV Academy La Mer Campusのコース・学生寮・費用を詳しく見る
MONOL Main Campus|授業数も食事も自分で決めたい

授業は少なめにして、仕事や復習の時間を取りたい。食事も、毎回学校で食べるのではなく、外食や自炊を選びたい。MONOL Main Campusでは、授業数や食事を自分の生活スタイルに合わせて選べます。
マンツーマン授業はコースによって1日3~5コマ。グループ授業は任意で、受けたい科目だけ参加できます。授業を入れない時間は、復習、仕事、運動、外出などに使えます。
シニア向けには、授業内容を調整できるSenior ESLもあります。
英語の授業以外に、有料のゴルフプログラムもあります。校内のゴルフシミュレーターや屋外練習場で、レッスンプロのマンツーマン指導を受けられるほか、希望者はバギオ市内のゴルフ場で実地レッスンも受けられます。
学生寮は、プレミアムシングル、スタンダードシングル、セミシングル、3人部屋、カプセル型4人部屋の5タイプです。
寮費に含まれる食事は、授業日の朝食のみ。昼食と夕食は、校内のカフェ、外食、フードデリバリー、自炊から、その日の予定や気分に合わせて選べます。
MONOL Main Campusが合う人
- 授業数を自分で調整したい
- 留学中にゴルフも楽しみたい
- 1人部屋の選択肢が多い学校を探している
- 毎日決まった学校食ではなく、外食や自炊もしたい
- 留学中もジムやフィットネスクラスを利用したい
- 仕事と英語学習を両立したい
選ぶ前に確認したいこと
バギオ中心部までは車で約15~20分。徒歩で市街地へ出られる学校ではありません。
食事や放課後の過ごし方も自分で決めるため、生活を学校に管理してほしい方には合いません。
MONOL Main Campusのコース・学生寮・費用を詳しく見る
JICプレミアム校舎|英語を仕事や次の海外渡航につなげたい

マンツーマンで話す量を増やしながら、仕事で使う英語も学びたい。JICプレミアム校舎なら、スピーキングとビジネス英語の両方を学べます。
マンツーマン授業はコースによって1日3~6コマ。夜の強制自習はないため、授業後は復習や外出に時間を使えます。
スピーキングコースのほか、自分が興味のあるテーマで学ぶTEP ESL、ビジネス英語、TOEICがあります。
学生寮は1人部屋と女性専用セミシングルも選べます。
JICプレミアム校舎が合う人
- マンツーマンで話す量を増やしたい
- ビジネス英語を学びたい
- フィリピン留学後にワーキングホリデーを予定している
- 授業後の時間を自分で使いたい
- 1人部屋または女性専用セミシングルを希望している
選ぶ前に確認したいこと
学校はバギオ郊外にあり、市の中心部まではタクシーやジプニーで約15分です。街中の便利さを重視する方は、市街地にある学校とも比較してください。
IELTS対策を受けたい方や、夜間の強制自習があるスパルタ制度を希望する方は、同じJICのチャレンジャー校舎が向いています。
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B’Cebu|30代で勉強も学生交流も重視したい

仕事を休んで行くなら、短期間でも授業はしっかり受けたい。放課後はプールやジムを使い、他国の学生とも交流したい。B’Cebuは、年齢層より勉強量や校内施設を重視する30代に合う学校です。
B’Cebuは、マクタン島にある最大700名の語学学校です。一般英語、ビジネス英語、IELTS、TOEICを開講し、自由時間を確保しやすいコースのほか、平日の外出が制限されるB’SPARTAも選べます。
学生寮は1人部屋から3人部屋まであり、食事は土日・祝日を含めて毎日3食。カフェ、売店、プール、ジム、ランドリー、ダイビングセンターも校内にあります。
2026年8月の学生データでは、18~22歳が36.4%、23歳以上が38.9%でした。30代以上だけの割合は公表されていません。同年代の学生が多い学校を選びたい方にはWALESやAPI BECIシティ校、年齢にかかわらず多くの学生と交流したい方にはB’Cebuが合います。
B’Cebuが合う人
- 授業数と生活規則をコースから選びたい
- 1人部屋を希望している
- プール、ジム、カフェも利用したい
- 大型校で他国の学生と交流したい
- IELTSやTOEICも選択肢に入れている
選ぶ前に確認したいこと
大学生も多く在籍する大型校なので、同年代の多さや静かな環境を重視する方には合いません。
30代以上の学生が多い学校を選びたい方は、WALESやAPI BECIシティ校とも比較してください。
B’Cebuのコース・学生寮・費用を詳しく見る
迷ったら、この3点から決める
6校を見ても決められない場合は、次の3点だけ考えてください。
留学中に仕事をするか
仕事をするなら、授業数だけでなく、机、Wi-Fi、オンライン会議に使える場所が必要です。
仕事を続けるならAPI BECIシティ校、授業を少なくして仕事の時間を確保するならWALESまたはMONOL Main Campusから比較してください。
1人部屋にいくらまで払えるか
大人・社会人の場合、料金だけを理由に相部屋を選ぶと、授業後に休めず後悔することがあります。
寝室だけ個室でよければセミシングル、シャワーとトイレも専用にしたければ完全な1人部屋がおすすめです。
学校にどこまで管理してほしいか
強制自習や外出制限があった方が勉強できる人もいれば、自由時間がないことを負担に感じる人もいます。
「厳しい学校か、自由な学校か」だけで比べず、自分で勉強時間を管理できるかで判断してください。
英語初心者でもフィリピン留学できる?

今回紹介した6校には、英語初心者から受講できる一般英語コースがあります。
マンツーマン授業では、分からないところで講師に止まってもらい、同じ内容を繰り返し練習できます。大人数の授業で発言するのが苦手な方でも、講師と1対1なら話しやすいはずです。
初心者の場合、授業が多ければ多いほどよいわけではありません。久しぶりに英語を学ぶ方が1日8コマ受けると、授業をこなすだけで疲れ、復習まで手が回らないことがあります。
日本人の少なさだけで選ばず、初心者向けのコースがあるか、無理のない授業数を選べるか、日本語で相談できるスタッフがいるかを確認してください。
1~2週間でも行く意味はある?
1~2週間で、英語を自由に話せるようになるわけではありません。
それでも、マンツーマン授業で英語を話すことへの抵抗を減らす、現在の弱点を知る、帰国後の勉強方法を見つけるという目的なら、短期間でも行く意味はあります。
短期留学では、授業を詰め込むことより、実際に何日授業を受けられるかが重要です。渡航日と授業開始日、祝日の授業の有無を申し込む前に確認してください。同じ2週間でも、日程によって授業時間が変わります。
大人・社会人のフィリピン留学について質問する
「40代で、自分だけ浮かない学校を選びたい」
「英語初心者なので、何コマなら無理なく受けられるか知りたい」
「1人部屋があり、同年代の学生もいる学校を探している」
今回紹介した6校以外にも、大人・社会人に合う学校はあります。留学の目的や予算、希望する過ごし方によっては、ほかの学校が合うこともあります。
学校名や入学時期が決まっていなくても、LINEからご相談いただけます。「自分に合う学校が分からない」と、そのまま送っていただいて構いません。
LINEでは、年齢や留学期間、英語力、予算などを、分かる範囲で教えてください。
「1人部屋がいい」「留学中も仕事を続けたい」「若い学生ばかりの学校は不安」といった希望や心配事も、そのままお送りいただいて構いません。
お話を伺いながら、今回の6校以外も含めて合いそうな学校をご紹介します。各校の良いところだけでなく、事前に確認しておきたい点もお伝えします。
学校ごとの違いを詳しく聞きながら決めたい方は、無料相談をご利用ください。











