オーストラリアで3年間ワーホリを経験し、レストランや介護の仕事でも英語を使っていた。
外国人との日常会話には困らない。それでも日本へ帰国し、英語を使う仕事を探し始めたとき、「今の英語では、仕事で使うにはまだ足りない」と感じた人がいます。
外資系企業の求人を見ると、求められていたのは「英語が話せること」だけではありませんでした。
会議で意見を伝える。理由や根拠を説明する。プレゼンテーションをする。質問に対して、その場で考えて答える。
友達と話す英語と、仕事で使う英語には、やはり違いがあります。
ワーホリで日常会話はできるようになった。でも、その英語を帰国後のキャリアにどうつなげればいいのか分からない。
そんなワーホリ経験者に知ってほしいのが、英語の「学び直し」です。
もう一度、初心者向けの英語から始めるわけではありません。ワーホリで身につけた会話力を土台に、「説明する」「理由を伝える」「自分の考えを整理して話す」ところまで伸ばしていきます。
そのために、2~3か月フィリピンで集中的に英語を学び直す人もいます。
日本へ一度帰国してから学び直すこともできますし、オーストラリアやニュージーランドでのワーホリを終えたあと、帰国前にフィリピンへ立ち寄り、もう一段英語を伸ばすこともできます。
この記事では、実際にオーストラリアで3年間生活したあと、フィリピンで英語を学び直し、現在は英語を使って海外で働いているBaguio JICのSatomiさんの経験を紹介します。
目次
日常会話はできる。でも仕事で求められる英語は違った

ワーホリでは、毎日の生活そのものが英語を使う機会になります。
仕事を探す、同僚と話す、家を借りる、買い物をする、友達と出かける。最初は苦労していたやり取りも、半年、1年と暮らすうちに自然にできるようになっていきます。
ところが、帰国後に英語を使う仕事を探してみると、求められる英語が少し違うことに気づきます。
日常会話では自然にやり取りできても、仕事では、自分の意見を整理し、「なぜそう考えるのか」「何が問題なのか」「どう解決したいのか」まで、相手に分かるように伝える力が求められます。
会議やプレゼン、取引先とのやり取りでは、内容だけでなく、その場に合った言葉の選び方や伝え方も必要です。
「英語で会話ができる」と「英語で仕事ができる」の間には、思っている以上に大きな差があります。
Satomiさんも、帰国後のキャリアを考えたときに、その違いを実感した一人でした。
3年間オーストラリアで働いても、「仕事で使う英語」には自信がなかった

Satomiさんは、日本で看護師として働いたあと、オーストラリアへワーキングホリデーに行きました。
現地では語学学校やナーシングスクールに通いながら日本食レストランで働き、その後AIN(Assistant in Nursing)の資格を取得。レストランでの接客だけでなく、AINとして患者さんや同僚とも英語でやり取りしながら、3年間生活しました。
その頃には、日常生活で英語を使うことにはほとんど困らなくなっていたそうです。
転機になったのは、日本へ帰国して次の仕事を考え始めたときでした。
半導体関連の外資系企業で働く友人の話を聞き、求人を調べてみると、IELTSやTOEICのスコアに加え、「英語で会議やプレゼンテーションを問題なく行えること」といった条件が並んでいました。
そこで初めて、「今の英語では、仕事で使うにはまだ足りない」と感じたそうです。
言いたいことは伝えられる。でも、自分の考えを筋道立てて説明したり、細かなニュアンスまで表現したりするとなると、自信がない。
3年間のワーホリで英語を使えるようになったからこそ、その次に伸ばしたい英語力がはっきりしたそうです。
オーストラリアで貯めたお金を、次のキャリアのために使う

帰国後、Satomiさんが選んだのがフィリピン留学でした。
すでに3年間海外で暮らしていたため、次の留学で求めたのは海外生活を楽しむことではなく、短期間で英語に集中し、今ある英語力をもう一段伸ばすことでした。
オーストラリアで知り合った友人からフィリピン留学の話を聞いたことを思い出し、調べる中でバギオを知ります。
そしてBaguio JICのChallenger Campusで、ESLを2か月間受講しました。
オーストラリアで働いて貯めたお金を、さらに別の国への留学に使うことには、ご両親も驚いたそうです。
それでもSatomiさんは、これからのキャリアを考え、「今の自分に必要な投資」だと考えてフィリピンへ向かいました。
ワーホリで身につけた英語を、そのまま日常会話で終わらせず、次のキャリアにつながる英語へ伸ばす。そのために、ワーホリで貯めたお金を使うという選択でした。
2か月で取り組んだのは、「もっと具体的に話す」練習

JICに入学した時点で、Satomiさんはすでに日常会話ができました。
先生やほかの学生からも、「十分話せているのに、なぜ留学に来たの?」と聞かれたそうです。
それでも、自分の中では課題がはっきりしていました。
簡単な単語や短い文章に頼ってしまうこと。説明しようとしても具体性が足りず、本当に伝えたいニュアンスまで表現しきれないことです。
そこでマンツーマン授業では、自分が苦手だと感じている部分をそのまま練習しました。
たとえば、短い文章をいくつも並べるのではなく、より自然な一文にまとめて話す。写真を見ながら、状況を具体的に説明する。いつも使う単語だけで済ませず、より適切な表現を探す。
日常会話では、意味が伝わればそのまま会話が進んでいきます。そのため、自分の話し方を細かく直してもらう機会は意外と多くありません。
JICでは、マンツーマン授業の中で自分の話し方を細かく見てもらいながら、「もっと具体的に、正確に伝えるにはどう話せばいいか」を考えるようになったそうです。
留学後、英語を使って働くことになった

JICでの留学が終わる少し前、当時の学生マネージャーから後任を探しているという話を聞き、Satomiさんにも声がかかりました。
その後、約半年間、Challenger Campusで学生マネージャーとして勤務。学生をサポートしながら、オフィスではフィリピン人スタッフと英語で仕事をするようになりました。
さらに任期を終える頃、今度は学校から声がかかり、現在はJICのマーケティングスタッフとして働いています。
日本の留学会社や学生とのやり取りは日本語が中心ですが、現地スタッフとの打ち合わせや学校内のミーティング、プロジェクトの進行などでは英語を使っています。
最初からJICで働くことを考えていたわけではありません。
英語力を伸ばしたいと思って行動したことが、新しい出会いや仕事につながり、結果としてワーホリで身につけた英語を今の仕事でも使うようになりました。
今なら、Speaking Masterも受けてみたい

Satomiさんが2か月間受講したのは、Speaking Masterではなく、Challenger CampusのESL(一般英語コース)です。
スピーキングだけに特化したコースではなく、リスニング、リーディング、ライティングも含めて英語の4技能を学びながら、マンツーマン授業では自分の苦手な部分を重点的に練習しました。
現在はJICのスタッフとして各コースを知る立場になり、当時を振り返ると「Speaking Masterも受けてみたかった」と感じているそうです。
Speaking Masterで鍛えるのは、ただ英語を長く話す力ではありません。
自分の考えを整理し、理由や具体例を加えながら、相手に分かりやすく伝える。これは、英語を使う仕事で会議に参加したり、自分の意見を求められたり、面接で経験を説明したりするときにも必要になる力です。
マンツーマン授業は1日6コマ。さらに2週間ごとに、専門コーディネーターとの個別相談、スピーチクリニック、プレゼンテーションを行い、発音や流暢さだけでなく、話の組み立て方、即興力、表現力まで評価を受けます。そこで見つかった課題を、次の授業で改善していきます。
日常会話では、相手に意味が伝わればそのまま会話が進んでいくことも少なくありません。
仕事では、「私はこう思います」だけで終わらず、「なぜそう考えるのか」「具体的にはどういうことなのか」まで説明する場面が増えます。Speaking Masterでは、まさにその部分を繰り返し練習します。
さらに受講者には、PearsonのVersant Speaking & Listening Testの公式受験1回分が含まれています。学んだあとのスピーキング力を、CEFRやGSEのスコアでも確認できます。
会議やプレゼン、商品説明など、さらに仕事の場面そのものに絞って英語を練習したい場合は、Business Masterというコースもあります。
Satomiさんが振り返ると、理想は3か月

Satomiさんの留学期間は2か月でした。
2か月でも得られたものは多かった一方で、自分の課題が見え、勉強の進め方が分かり、少しずつ成長を感じ始めた頃に留学が終わってしまった感覚もあったそうです。
今振り返ると、Satomiさん自身は「最低でも3か月あるとよかった」と感じているそうです。
ある程度英語を話せる人の場合、新しい単語や表現を覚えるだけでなく、それを実際の会話で使い、複雑な内容も自分の言葉で説明できるようになるまで練習する時間が必要です。
一方、仕事や予算の都合で2か月しか取れない人もいます。最近では、オーストラリアでワーホリ中に一度フィリピンへ移動し、2か月ほど英語を学んでから戻る人もいるそうです。
2か月でも集中して学べますが、覚えた英語を繰り返し使い、自分のものにする時間まで考えると、3か月あるとより余裕を持って取り組めます。
「日常会話できます」だけでなく、英語力を数字でも伝えられる
帰国後の就職活動で、「英語力はどのくらいですか?」と聞かれることがあります。
「オーストラリアに3年間住んでいました」
「日常会話はできます」
これだけでは、実際にどのくらい英語を使えるのかまでは伝わりません。
JICでは、スピーキングの変化を確認するSpeaking Development Reportを使用しています。


※Speaking Development Reportの一例。英語力の伸び方には個人差があります。
さらにJIC Premium Campusでは、PearsonのVersant English Speaking and Listening Testを受験できます。
結果はGSE(Global Scale of English)のスコアやCEFRで表示され、Speaking、Listening、Manner of Speakingなども確認できます。受験後にはScore ReportとCertificate of Achievementも発行されます。

ワーホリで身につけた英語をフィリピンでもう一段伸ばし、その結果をCEFRやVersantのスコアでも確認する。
「海外に住んでいました」だけでなく、今の英語力を具体的に伝えられることは、英語を使う仕事へ応募するときにも役立ちます。
ワーホリ中なら、帰国前に「仕事で使う英語」を伸ばす
日本へ帰国してから学び直すだけでなく、オーストラリアやニュージーランドでのワーホリを終えたあと、そのままフィリピンへ移動する方法もあります。
日常会話には困らなくなった。でも、帰国後に英語を使う仕事へ応募するには、もう少し力をつけたい。
そんなタイミングなら、ワーホリで身につけた英語を土台にして、2~3か月集中的に学ぶことができます。
一度海外で暮らしたあとだからこそ、自分に足りないものも見えやすくなっています。
- 英語を使う求人を見ると、求められるレベルの高さに応募をためらう
- 「日常会話はできる」とは言えても、「仕事で使えます」とはまだ言い切れない
- せっかくのワーホリ経験を、帰国後の仕事にどうつなげればいいのか分からない
ワーホリで貯めた資金の一部を、帰国前の学び直しに使う。
海外で身につけた日常会話を、次のキャリアで使える英語へもう一段伸ばしてから日本へ帰る。そんなワーホリの終わらせ方もあります。
ワーホリで身につけた英語を、次のキャリアへ

帰国前でも、帰国したばかりでも、ワーホリから何年か経っていても構いません。
「今の英語力なら何を伸ばせばいいのか」
「2か月と3か月、どちらがいいのか」
「どの学校・コースが合うのか」
「実際にいくらかかるのか」
無料カウンセリングでは、こうしたところから具体的な留学プランを一緒に考えます。













