海外の大学には日本のように入学試験がありません。そのため、留学生の場合はOEFL iBT®やIELTS™などの英語試験が入学条件として必要とされています。TOEFL iBT®は主にアメリカ、カナダ、オーストラリアの大学で入学条件として使われています。TOEFL iBT®は、学習、仕事、移住を目的にした世界最高レベルの英語試験であり、160か国以上11,500以上の大学や機関で世界的に受け入れられていて、3,500万人以上が受験しています。
TOEFL iBT®テストは「テストセンター」での受験で主でしたが、「自宅」でのテスト受験が可能となりました。どちらの受験方法が良いかは、TOEFL iBT®テストと試験会場などを理解したうえで決めましょう。
TOEFL iBT®について
(※以下、ETS TOEFL iBT®より抜粋)
TOEFL iBT®はアメリカで開発された英語試験です。TOEFL iBT®は日本で2006年7月から運用が開始され、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を総合的に、大学レベルの英語を使用および理解する能力を測定します。さらに、各スキルを組み合わせて、課題を遂行する能力を評価するなどどれだけ英語を「知っているか」ではなく、「使えるか」に焦点をあてられています。
TOEFL iBT®テストは年間60回以上、認可された世界中の「テストセンター」または「自宅」で週のうち6日間まで実施されています。申込/登録時には「テストセンター」または「自宅」を選択します。テストセンターでの受験申込みは試験日の7日前までです。TOEFL iBT® Home Editionテストは週のうち4日間、24時間の受験が可能で、受験申込みは最速で登録後24時間から可能になります。自宅でのテスト受験には、機器および環境要件を満たしている必要がありますので、事前に機器および環境要件をご確認ください。
機器および環境要件→https://www.ets.org/jp/toefl/test-takers/ibt/take/at-home
TOEFL iBT®テスト内容
TOEFL iBT®テストは、インターネットを介して英語で実施されます。テストは4つのセクション(Reading、Listening、Speaking、Writing)で構成され、テスト全体の所要時間はチェックインを含め約3時間です。
4つのスキル全ての組み合わせ: Reading、Listening、Speaking、Writingテストでは、次のような英語でのコミュニケーションスキルを組み合わせた課題に答えるように指示されます。
▶TOEFL iBT®テスト構成
セクション | 制限時間 | 問題数 | 課題 |
Reading | 54-72分 | 30~40問 | 文章を読んで質問に答える |
Listening | 41-57分 | 28~39問 | 簡単な講義や教室での議論に関する質問に答える |
Speaking | 17分 | 4課題 | 身近な話題について話、読んだり聞いたりした資料について話し合う |
Writing | 50分 | 2課題 | 文章を読み、音声を聞いて、それに対する回答を入力する |
【英語のネイティブスピーカーのアクセント】
TOEFL iBT®の ListeningとSpeaking セクションには、海外留学中に経験する多様な英語のアクセントの違いを理解することを目的として、北米英語のアクセント以外に、他の地域(英国、ニュージーランド、オーストラリアが含まれる)のネイティブ スピーカーによる英語のアクセントが追加されています。
TOEFL iBT®テストの受験料(日本の場合)
$245 (2021年10月現在)
※国によって受験料は異なります。詳細は、ETSのTOEFL iBT®受験料サイト(こちら)でご確認ください。
TOEFL iBT®の試験日と試験会場
「テストセンター」で受験する場合は、ETSのTOEFL iBT®(こちら)で日程と試験会場を調べることができます。ただし、試験会場によって日程は変わることがありますので、試験を申し込みする際に日程をご確認ください。また、スコアレポート(テスト結果)は、テスト実施日から約8~16日後に指定された住所に送付されます。スコアの郵送にかかる時間を考慮して試験日を設定ください。尚、スコアレポートはアメリカの大学に出願する際にETSから大学へ直送しなければなりません。
「自宅」で受験する場合は、ETSのTOEFL iBT®(こちら)で予約日を調べることができます。TOEFL iBT® Home Editionテストは週のうち4日間、24時間の受験が可能で、受験予約は最速で登録後24時間から可能になります。予約可能な試験日を検索する際にETSアカウントが必要ですので、事前にETSアカウントを登録ください。
「テストセンター」での試験申し込み(オンライン登録)
24 時間 365 日いつでも登録できます。登録の際に使用する名前が、試験当日に持参する身分証明書に記載のものと同一であることをご確認ください。 身分証明書の要件を参照してください。試験日を登録する前に、1つ以上の身分証明書(=パスポート)を入力する必要があります。
●クレジットカード・デビットカードでのお支払いは、VISA®またはMastercard®、JCB®、American Express®が使えます。
※支払方法は、予告なしに変更される場合があります。
●登録は試験日の 7 日前に締め切られます。
直前登録はテスト日の 4 日前に締め切り、US$40の直前手数料が加算されます。
試験準備
試験時間は約3時間あるため、事前にどんな試験であるか知っておく必要があります。
ETSのサイトにも無料と有料の教材がありますので、ご確認ください。
「テストセンター」での試験当日
有効な身分証明書(=パスポート)をご持参ください。
※有効な身分証明書を持参しなかったり、身分証明書に記載の姓名が受験登録に使用した氏名と完全に一致しない場合、受験は認められず、受験費用も返金されません。
「自宅」での試験当日についてはETSのTOEFL iBT®(こちら)をご確認ください。
TOEFL iBT®スコア
各課題の結果から算出される 4 セクションそれぞれのスコアと総合スコアが通知されます。
Readingセクション:0 – 30
Listeningセクション:0 – 30
Speakingセクション:0 – 30
Writingセクション:0 – 30
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総合スコア:0 – 120
スコアレポートには、スコアのほかにパフォーマンスレベルを示すフィードバックと、当該範囲のスコア獲得者が一般的にこなせる課題の説明が記載されています。TOEFL iBT® スコアは受験日から 2 年間有効です。受験回数についての制限はありませんが、テスト日は 12 日あける必要があります。すでに受験を申し込んでいる場合は、その受験日から 12 日以内の日程で再受験を申し込むことはできません。
スコアレポート(テスト結果)
テスト結果は閲覧可能メールが届いてから、ETSアカウントで確認できます。
「テストセンター」で受験した場合:テスト実施日から6日後
「自宅」でTOEFL iBT® Home Editionを受験した場合:テスト実施日から6~10日後
スコアレポートには「MyBest®スコア」(スーパースコアとも呼ばれる)が含まれています。
「MyBest®スコア」とは、受験者の過去 2 年間の有効な全ての TOEFL iBT®テストスコアから各セクションの最も⾼いスコアを組み合わせたスコアのことです。
2019 年 8 ⽉ 1 ⽇以降に発⾏される全ての TOEFL iBT®テストスコアレポートには、毎回、各テスト⽇の試験結果(Test Date スコア)と併せて、この MyBest®スコアが⾃動的に掲載されます。MyBest®スコアの導⼊により、受験者は、より多くの⼤学等の志望先の出願(スコア)要件を満たすことができます。
MyBest®スコアの例
スコア要件が各セクションスコア 18 で合計スコア 80 の場合、下記受験者の MyBest®スコアではその要件を満たしています。
Section | Test Date 1 | Test Date 2 | MyBest®スコア |
Reading | 20 | 19 | 20 |
Listening | 22 | 20 | 22 |
Speaking | 17 | 20 | 20 |
Writing | 17 | 19 | 19 |
Total Score | 76 | 78 | 81 |
TOEFL iBTスコアレポートには、次のように選択したテスト実施日のスコアとこれまでのスコアとMyBest®スコアの両方が表示されます。大学やその他機関がMyBest®スコアを受け入れています。MyBest®スコアを受け入れている大学はこちらで確認することができます。
TOEFL iBT®スコアレポート送付
アメリカの大学に出願する際にETSからスコアレポートを直送しなければなりません。受験料には、受験前に選択したTOEFL iBT® Destinationsに無料で送付される公式 TOEFL iBT®スコアレポート 4 部が含まれています。
スコアレポートの送付先は、受験前日の午後 10 時 (受験するテストセンターの現地時間)まで、TOEFL iBT®オンライン登録/申込システムで追加/削除することができます。この手続きが午後 10 時の締切り以降に行われた場合は、送付 1 件につき US$20の手数料がかかりますのでご注意ください。志望する大学が決まれば、TOEFL iBT®を受験する際は、大学に送付するように登録しておきましょう。
アメリカの大学留学の参考ブログは以下よりご覧ください
~海外大学も選択肢に~アメリカの大学留学とは【完全版】
【アメリカ留学】コミュニティカレッジってどんな大学?